新品種みかん【あすみ】特徴や通販について

最終更新日:2024/05/23

新品種みかん【あすみ】特徴や通販について

みかんの新品種「あすみ」をご存じですか?
糖度が高く甘いあすみは、果汁も豊富で今注目の品種です。
そこでこの記事では、「あすみ」の特徴や味わいをはじめ、おいしい食べ方についてご紹介します。

また「あすみ」は通販で買えるのかや、あすみの育て方のポイントについてもお伝えしているので、あすみに興味がある方はぜひご覧になってください。

みかんの新品種「あすみ」の特徴

2014年に品種登録されたみかんの新品種「あすみ」。
「興津46号」と「はるみ」を掛け合わせて育てられたみかんで、オレンジの交雑種であるタンゴール品種の柑橘です。

「はるみ」を親に持つこと、また「明日の柑橘産業を担うように」という思いを込めて名付けられました。

育成したのは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構。
そのため、特定の産地ではなく全国のみかん産地で栽培ができる品種です。
まだスーパーなどで見かけることは少ないですが、みかん名産地では、すでに栽培・出荷が始まっています。

「あすみ」みかんの味わい

あすみの味わいの特徴は以下になります。

  • 平均糖度15度で甘みが強い
  • オレンジのようなさわやかな香り
  • 酸度は1.1%程度と低めで程よい酸味
  • 果汁が豊富でジューシー
  • 果肉は柔らかく口当たりも良い

など。
一般的なみかんの糖度は10度程度ですので、あすみの15度はとても高いです。

また、平均果重は約150gと温州みかんと同程度。
種は平均1.5粒ほどと、少し入っていますが、柔らかな果肉は誰にでもとても食べやすいです。

先祖を遡ると温州みかんや八朔、清見オレンジ、ポンカンなどのさまざまな品種の柑橘類があります。
あすみの食味の良さは、まさにこれらの柑橘類の良いとこ取りをしていると言えます。

ビタミンCなどの栄養成分が豊富なのはもちろん、機能性成分のβクリプトキサンチンの含有量に優れています。
果肉100gあたりのβクリプトキサンチン含有量は1.66mg。
抗疲労作用や美白効果などさまざまな効果が期待できます。

「あすみ」みかんのおいしい食べ方

オレンジ色の果皮は薄くてむきやすく、じょうのう膜も薄くてやわらかいあすみ。
冷やしたものを手でむくだけでおいしくいただけます。

実がしっかりとしているので、果皮をむかずにオレンジのスマイルカットの要領でカットして食べるのもおすすめです。

おいしいあすみは、果皮に張りがあり、色が濃くツヤのあります。
また、ずっしりと重みがあるものは水分が豊富でみずみずしいので、この点を押さえて選ぶようにしましょう。

あすみは1月下旬から2月上旬に成熟期を迎えます。
その頃のものが特に甘くおいしいので、ぜひ味わってみてください。

なお、あすみを保存する場合は、風通しの良い冷暗所が最適です。
箱に入っている場合は、風通しを良くするため、すぐにふたを開けておきましょう。

「あすみ」みかんは通販で買えるのか

新品種のため、あすみはまだあまり出回っていません。
しかし、ネット通販でなら、採れたて新鮮なあすみを購入可能。

「あすみ 通販」「あすみ みかん 通販」で検索をすると、佐賀県や香川県などさまざまな産地のあすみの通販を見つけることができます。

値段は重量や品質によって異なります。
楽天市場なら送料無料で購入できるものもあるので、チェックしてみてはいかがでしょう。

また、ふるさと納税でもあすみを取り扱っているところがあるので、ふるさと納税を利用するのもおすすめです。

「あすみ」みかんの育て方のポイント

先ほど紹介した「あすみ 通販」で検索をすると、苗木が出てくるかもしれません。
1本でも実がつく品種が多いのが柑橘類の特徴ですが、あすみも1本で結実します。

初心者でも育てやすく、庭に1本植えるだけで、家庭果樹の楽しむことができます。
初夏に咲く白い花はとても可愛らしく、香りも◎。

植え付けは、3~4月ごろが適期です。
日当たりの良い場所に植えましょう。

春から秋にかけては、ハダニやアゲハチョウ、ハモグリバエなどに葉を食害されないようにして気をつけましょう。
葉を多く残すことがポイントです。

まとめ

この記事では、2014年に品種登録されたみかんの新品種あすみについてご紹介してきました。
新しい品種のため、まだスーパーなどで見かける機会が少ない希少品種です。
しかし、通販などでは購入可能です。

とても甘く、柑橘類の良いところをたくさん持つあすみを、ぜひ味わってみてはいかがでしょう。

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