アップルパイにおすすめのりんごの品種と初心者向けレシピ

最終更新日:2024/04/09

アップルパイにおすすめのりんごの品種と初心者向けレシピ

アップルパイは、りんごの甘酸っぱさとサクサクのパイ生地が相性抜群の定番スイーツです。
今回は、アップルパイにおすすめのりんごの品種と、初心者でも簡単に作れるレシピをご紹介します。
初めてアップルパイを作る時の参考にしていただけると幸いです。

アップルパイ向けのりんごの品種の特徴

アップルパイを作る時には、品種ごとのりんごの特徴を知ることが大切です。
その理由は、一般的なアップルパイは、まずりんごを煮詰めます。
次に、パイに包みオーブンで焼きます。
アップルパイに使う品種は、煮崩れのしにくい硬めの品種がベストです。
また、生で食べると甘いと感じるりんごは、加熱すると味がぼんやりとします。
このようなことから、アップルパイ向きのりんごの品種は、

  • 煮崩れしない硬めのもの
  • 酸味が強いもの

この2つの特徴を持つりんごがおすすめです。

アップルパイに向いているりんごの品種と特徴

それでは、上記の2つの特徴を持つりんごの品種と特徴をご紹介します。

紅玉

アップルパイに向いているりんごとして、最適とも言えるりんごの品種です。
酸味が強く、果肉が硬いところが特徴です。
また、果皮の赤色が濃いので、皮と一緒に煮詰めると見栄えがします。

ジョナゴールド

果肉の硬さ、そして酸味と甘みのバランスが良い品種です。
ジョナゴールドは紅玉の代わりに多く使われています。

あかね

果肉が固く、果汁が少ない、酸味の強いりんごの品種です。
加熱しても煮崩れが少ないので、お菓子向きです。

サンふじ

日本で1番生産量の多いりんごの品種です。
酸味と甘みのバランスが良く、歯応えもあります。

きおう

ほどよい硬さ酸味が特徴で、香りの良いりんごの品種です。
煮崩れしにくいので、アップルパイの食感を楽しみたい方におすすめです。

シナノゴールド

甘み、酸味がともに高く、歯応えがしっかりしているりんごの品種です。
酸味の強いアップルパイが好きな方に向いてます。

このように、りんごによって味や食感は異なります。
そのため、お好みのりんごを見つけるのもアップルパイを作る時の楽しみとも言えます。

アップルパイに向いていないりんごの品種

アップルパイに向いていないりんごは、先述の特徴とは真逆の特徴を持つ品種です。
まずはりんごの酸味が少ない、そして煮崩れしやすいものです。
その代表的なりんごの品種は、以下のものが挙げられます。

  • サンつがる
  • むつ

紅玉以外の品種でアップルパイを作る時のコツ

アップルパイに使うりんごの品種は、時期や地域によっては手に入りにくい場合もあると思います。
例えば、甘みが強く柔らかいりんごしが売っていない、もしくは時期的にりんごの品種が選べないなどもあるでしょう。

そのような時の以下のコツを試してみましょう。

まず、甘いりんごしかない時は、レモン汁を使う方法がおすすめです。
このレモン汁を使うタイミングは、りんごの煮詰める時です。
りんごにレモン汁を加えることで酸味が増し、味がしまります。

次に、りんごが柔らかい時は、りんごを大きめにカットすると煮崩れを防げます。
特に、柔らかく煮崩れしにくいりんごの品種の場合は、大胆に大きめにカットしましょう。

このように、アップルパイ向きではない品種を使う時も、コツを覚えておくと便利ですよ。

初心者向け簡単なアップルパイのレシピ

アップルパイ作りは、「パイを作るのが難しそう」「りんごを煮るのに失敗しそう」など、ハードルが高いと思われている方も多いようです。
そこで今回は、初心者の方でも失敗しにくい簡単なアップルパイのレシピをお伝えします。

【材料】

  • りんご:1個
  • 砂糖:30g
  • バター:10g
  • 冷凍パイシート:1枚(室温に戻しておく)
  • シナモン:お好みで適量

【作り方】

  1. 鍋にバターを入れ、形が少し残るくらいまで溶かしたら、皮をむいたりんごと砂糖を入れます。
  2. 弱火〜中火で5分程度煮たら、りんごの固さを確認します。
  3. お好みの固さまで煮詰めたら、シナモンを加えます。
  4. 室温に戻したパイシートを2等分にカットし、1枚のパイシートに編み目などの切り込みを入れておきます
  5. 切り込みのないほうのパイシートにりんごを乗せ、切り込みを入れたパイシートで包みます。
  6. 200度に予熱したオーブンで15〜20分焼きます。

りんごを2個、3個使う時は、その分ほかの材料の分量を増やしてください。

アップルパイを作る時のポイント

アップルパイを焼く前に、表面に溶き卵を塗ると、ツヤツヤな仕上がりになります。
そして、切り込みを入れたほうのパイシートは少し広げておくのがポイントです。
また、シナモンの代わりにカスタードクリームを使ってもOKです。
もしも1枚のパイシートで作る時は、パイシートのサイドを手びねりで包むと良いでしょう。

りんごの下準備は、コンポートを作る要領とほぼ同じで、タルトタタンなどにも応用できます。
さらに、りんごの皮と一緒に煮詰めるとキレイなピンク色のりんごに仕上がります。

まとめ

今回は、アップルパイにおすすめのりんごの品種をご紹介しました。
アップルパイは、りんごの品種や味付けによって、さまざまな味わいを楽しむことができます。
今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひお好みのアップルパイを作ってみてください

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