りんごと言えば青森県を思い浮かべる方も多いと思いますが、群馬県でもたくさんのりんごが育てられていて、オリジナルの品種もあります。
そこで、この記事では群馬県で一押しのりんごの品種「ぐんま名月」についてや、群馬県で生まれた人気のりんごの品種、群馬県のりんごの新品種についてご紹介します。
また、群馬県で育てられている主なりんごの種類や群馬県のりんごの購入方法もご紹介します。
群馬県で一押しのりんごの品種「ぐんま名月」
群馬県は日照時間が長く、昼と夜との気温の差があるのでりんごの栽培に適しています。
品種改良にも力を入れていて、たくさんの品種が生まれています。
中でも一押ししているのが「ぐんま名月」です。
ぐんま名月は、群馬県農業総合試験場北部分場(沼田市)で「あかぎ」と「ふじ」を交配し育成させて作られたりんごです。
品種登録されたのは1991年です。
果実は300gから350gくらいの大きさで、果皮は黄緑色から黄色です。
果肉はやや硬めでサクッとした食感で、香りがよく果汁も多いです。
蜜が入りやすく、甘みが強く酸味が少ない味わいです。
旬の時期は10月下旬から12月上旬頃です。
群馬県一押しの、蜜入りりんごをぜひ味わってみましょう。
群馬県で生まれた人気のりんごの品種
群馬県で生まれた人気のあるりんごの品種は「陽光(ようこう)」です。
陽光は群馬県園芸試験場で「ゴールデンデリシャス」の自然交雑種子を選抜し育成させたりんごです。
品種登録されたのは1981年です。
果実は300gから350gくらいの大きさで、果皮はきれいな赤色です。
果肉はやや硬めでシャキシャキとしたしっかりとした歯ごたえがあります。
甘みが強くほどよい酸味とのバランスがよい味わいです。
旬の時期は10月から11月頃です。
果皮がきれいに赤く染まっていて、持ったときにずっしりと重みを感じるものを選ぶのがおすすめです。
果肉がしっかりしているので、そのまま食べるだけでなく焼き菓子に入れたりいろいろな楽しみ方ができます。
群馬県のりんごの新品種
群馬県で新しく開発された品種は「おぜの紅」です。
おぜの紅は「盛岡47号」の自然交雑種子を播いてその中から選抜されたりんごです。
品種登録されたのは2009年です。
果実は400gほどの大きさで、果皮は濃い赤色をしています。
果肉はやや柔らかめで、酸味は少なくほどよい甘さのあるりんごです。
その他にも群馬県で生まれたりんごはあります。
一覧でご紹介します。
- 新世界
- ハニークイーン
- スリムレッド
- あかぎ
見かけた際はぜひ購入し味を比べてみましょう。
群馬県で育てられている主なりんごの種類
関東最大のりんごの生産量をほこる群馬県では、オリジナル品種の他にもたくさんの種類のりんごが育てられています。
主に生産されているりんごの品種にはどのようなものがあるのでしょうか。
主に育てられているりんごの品種を一覧でご紹介します。
- 陽光
- ぐんま名月
- おぜの紅
- ふじ
- あかぎ
- スリムレッド
- 秋映
- つがる
などが育てられています。
群馬県のりんごの購入方法
群馬県のりんごを購入したいなら、直売所などで直接購入する方法と通販などで取り寄せる方法があります。
直接お店に足を運べる場合は、群馬県の農産物直売所に行くのがおすすめです。
時期によって取り扱っている果物が違いますが、旬の時期なら収穫されたばかりのりんごが並んでいます。
お店に行けば直接自分の目で見て選ぶことができます。
また、訳あり商品として、少し小さい、形がいびつなど、食べるのには問題ないけど出荷できないりんごが安い価格で販売されていることもあります。
安く手に入れたい場合はこのような訳あり商品を見てみるのもおすすめです。
直接行くことができない場合はネット通販で取り寄せできます。
産地直送しているところもあるので、新鮮なりんごが手に入ります。
その他に、群馬県のりんごの味を食べ比べてみたい場合は、りんご狩りに行くのもおすすめです。
たくさんのりんごの品種を育てている農園に行けば時期によって種類の違うりんごを味わうことができます。
購入するだけでなくこのような楽しみ方もあるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、群馬県のりんごの品種についてご紹介しました。
青森県ほどの生産量はありませんが、群馬県も全国では上位に入るほどたくさんりんごが育てられています。
オリジナルの品種もたくさんあります。
一押しの品種「ぐんま名月」、人気の品種「陽光」、新品種の「おぜの紅」の特徴や旬の時期をご紹介しました。
購入方法や楽しみ方もご紹介したので、ぜひ参考にして群馬県の美味しいりんごの味を味わいましょう。