【柔らかい桃の品種】特徴や見分け方、追熟について

最終更新日:2024/04/10

【柔らかい桃の品種】特徴や見分け方、追熟について

桃には柔らかい桃と硬い桃があることを知っていましたか?
柔らかい桃は口の中でとろけるように食べられ好きな方も多いと思います。

そこで、この記事では桃は品種によって柔らかさが違うことについてや柔らかい桃の品種、柔らかくならない桃の品種についてご紹介します。

また、柔らかい桃の見分け方や柔らかい品種の桃でも追熟が必要なことについてもご紹介します。
ぜひ参考にして美味しい柔らかい桃を味わいましょう。

桃は品種によって柔らかさが違う

桃はジューシーで甘いのが特徴で、とても美味しく人気がある果物です。
食べるときに硬さの違いを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

熟していないから硬いと思っている方もいらっしゃると思います。
しかし、硬さの違いは品種の違いもあります。

熟していない桃が硬いこともありますが、品種によっては熟していても硬い桃もあります。

口の中でとろけるような柔らかい桃が食べたい場合は、柔らかい桃の品種を選ぶことが重要です。

一般的に早く取れる早生のももは柔らかい品種が多く、遅生のももは硬い品種が多いです。

柔らかい桃の品種

桃にはたくさんの種類がありますが、柔らかい品種にはどのようなものがあるのでしょうか。
柔らかい桃の品種を5つご紹介します。

白鳳

白凰は桃の代表的な品種の1つです。
果実は250gから300gと大きめで、果皮は白色で一部がピンク色に染まります。
果汁が多くとろけるような口当たりが特徴です。
酸味は少なく、甘みを強く感じます。

浅間白桃

収穫時はやや硬めですが、熟すと柔らかくなり、とろけるような口当たりになります。
果実は250gから400gで大きめで、果皮は全体が赤く染まり美しい桃です。
酸味は少なめで、糖度は13度から16度のとても甘くてジューシーな白桃です。
栽培が難しいことから生産量が少なくなっています。

日川白鳳

果実は200gから300gほどの大きさで、果皮は全体に色づきやすく、濃い赤色をしています。
果汁がとても多く、ぽたぽたと滴るほどジューシーです。
糖度は11度から14度とそこまで高くはないですが、酸味が少ないので甘みを強く感じます。

みさか白鳳

果実は250gから300gほどの大きさで、果皮は白色の地色を残しつつ濃い赤色に染まります。
果汁はとても多く香りがよいのが特徴です。
程よい酸味があり、甘みも強くとてもバランスのよい味わいです。

清水白桃

清水白桃は桃の女王とも呼ばれる桃です。
果実は260gから300gほどの大きさで、果皮は白く美しい見た目です。
果汁が多くとてもなめらかな口当たりの桃です。
酸味は少なく、糖度もそこまで高くなく上品な甘さを感じます。

柔らかくならない品種

品種によってはりんごのように硬い桃もあります。
熟しても柔らかくならない桃にはどんな品種があるのでしょうか。
柔らかくならない桃の主な品種を一覧でご紹介します。

  • あかつき…やや硬め
  • 川中島白桃…硬め
  • 西王母…硬め
  • 黄金桃…硬め
  • まどか…硬め
  • いけだ…硬め
  • 美晴白桃…硬い
  • おどろき…硬い

柔らかい桃の見分け方

柔らかい桃と硬い桃を見分けるのに少し押したりして見分ける方もいらっしゃると思います。
しかし、桃はとてもデリケートな果物です。
桃を押して調べることによってそこから傷んでしまうことがあります。
なので、極力触らないで見分けることが大切です。

まず1つ目の見分け方は上でも紹介したように、収穫時期で見分けることです。
夏のはじめなどの早い時期に取れる桃は柔らかい桃が多く、寒くなるにつれ硬い桃が多くなります。
いつとれた桃なのかで見分けてみましょう。

2つ目は品種で見分けましょう。
上で柔らかい品種と硬い品種についてご紹介しました。
品種の確認をしましょう。

3つ目は見た目が柔らかいかどうかです。
桃は熟すと果皮が少し透き通った感じになります。
果皮の色を確認してみましょう。

桃は柔らかい品種でも追熟が必要

柔らかい品種の桃でも、収穫されるときはまだ硬い状態のことが多いです。
なので、柔らかい桃が食べたい場合は購入後追熟する必要があります。
追熟する方法をご紹介します。

  1. 桃を新聞紙などで包み、風通しのよい冷暗所などで2日から3日ほど常温放置します。
  2. 桃は最後にヘタの周りが柔らかくなるので、ヘタの周りを触り柔らかさを感じたら追熟終了です。
  3. 冷やして食べる場合は食べる3時間ほど前に冷蔵庫で冷やして食べましょう。

柔らかくなった桃は触るだけで柔らかさを感じます。
柔らかさを調べる時は絶対に押さないように気をつけましょう。

まとめ

この記事では、柔らかい桃の品種についてご紹介しました。
桃は熟しているから硬さが違うわけではありません。

品種によって柔らかさが違うので、柔らかい桃が食べたい場合は品種を見て購入することが大切です。

柔らかい品種や硬い品種、見分け方、追熟についてもご紹介したので、ぜひ参考にして自分好みの桃を楽しみましょう。

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