旬の果実を漬け込んだ果実酒は、見た目も美しく、さまざまな飲み方で楽しめるお酒です。
この記事では、果実酒の基本の飲み方をご説明した上で、種類ごとの果実酒のおすすめの飲み方やアレンジ方法をご紹介します。
ぜひ参考にして、果実酒をもっと美味しく楽しんでください。
果実酒の飲み方は5通り
果実酒とは、果汁から作られたお酒のことです。
欧米ではフルーツワインと言われ、食前酒やパーティーなどでも広く親しまれています。
ホワイトリカーなどの果実酒用焼酎を用いると、簡単に作ることができます。
手軽に作れるため、手作り果実酒をご家庭で楽しんでいる方もいるのではないでしょうか。
果実酒には、いろいろな飲み方があります。
主な飲み方は、下記の5つの飲み方です。
同じ果実酒でも、飲み方によって味わいが変わってきます。
さまざまな方法で、飲み比べてみるのも楽しいでしょう。
オン・ザ・ロック
「ロック」とも言われる飲み方で、大きめの氷を入れたグラスにお酒を注いだものです。
ウィスキーやブランデー、リキュールなど、度数の高いお酒を飲む時の方法のひとつですが、果実酒でも美味しくいただけます。
徐々に溶けていく氷により風味が変わっていく果実酒を、ちびちびと飲みながら楽しむのもおすすめです。
冷えてすっきりとした、果実酒本来の味を楽しむことができるでしょう。
ソーダ割り
お酒を炭酸水(ソーダ)で割った飲み方で、「炭酸割り」とも呼ばれます。
ソーダと炭酸水は同義に扱われることが多いです。
お酒をソーダで割るので、炭酸のシュワシュワした感覚と、フルーツのほのかな酸味がよく合います。
果実酒とソーダを割る比率は、1:1がおすすめです。
炭酸と果実の酸味で、すっきりとした爽快な飲み心地になります。
ソーダはよく冷やすと、炭酸が抜けにくくなりますので、試してみてください。
水割り
氷の入ったグラスにお酒を注ぎ、水で割ったものです。
水割りには、果実酒の味が薄まってしまう印象があるかもしれません。
しかし、水の量を調整すれば、ご自分が飲みやすい好みの味にすることができます。
自由にお酒と水の比率を変えることができるので、お酒が苦手な方や、果実酒初心者の方にもおすすめの飲み方です。
お湯割り
お酒をお湯で割る飲み方が、お湯割りです。
ホットでいただけるので、寒い季節や温まりたい時などにおすすめです。
お湯を注ぐので、グラスは耐熱性のものを使いましょう。
果実酒とお湯の比率は、1:1がおすすめですが、ご自分の好みで変えて調整しても構いません。
70〜80度くらいの温度のお湯を果実酒に注ぎ、40〜45度くらいになったら飲み頃です。
ストレート
味や香りがついた果実酒は、風味そのままを味わえるストレートの飲み方もできます。
特に口当たりの良さが人気の梅酒などは、ストレートが最もおいしい飲み方とも言われることがあります。
割り材不要で、すぐ飲める果実酒ですが、アルコール度数が高く味も濃いので、一気に飲むのはやめましょう。
果実酒の種類ごとのおすすめの飲み方
果実酒には数多くの種類があり、それぞれ風味や飲み心地などに違いがあります。
ここでは、みかん、りんご、ゆず、桃、いちごの果実酒の種類ごとに、おすすめの飲み方やアレンジ方法をご紹介します。
みかんの果実酒
濾し方によっては、まるでみかんそのものを食べているような気分になる、フルーティーなみかんの果実酒。
ジューシーさも味わえるみかんの果実酒は、ロックやソーダ割りのほかに、お湯割りもおすすめの飲み方です。
なかでもお湯割りにすると、より一層みかんの甘みが増しますよ。
りんごの果実酒
りんごの果実酒は、ソーダ割りがおすすめです。
スパークリングワインで割ると、シードルのように楽しむことができます。
シードルとは、りんごを原料としたヨーロッパや欧米で長い歴史を持つ醸造酒です。
ゆずの果実酒
ゆず酒とも言われるゆずの果実酒は、ゆずならではの爽やかな酸味が特徴です。
オン・ザ・ロックがおすすめですが、甘みが欲しい方ははちみつなどを加えても良いでしょう。
桃の果実酒
とろりとした食感と桃の濃厚な甘さが楽しめる桃の果実酒は、オン・ザ・ロックやソーダ割りがおすすめの飲み方です。
日本酒やワインで割っても良いですし、牛乳やオレンジジュースで割るのも美味しくいただけます。
シロップやソースのようにして、アイスクリームやヨーグルトにかけていただくのもおすすめです。
いちごの果実酒
フレッシュな甘みを味わえる、いちごの果実酒。
華やかな赤い色合いが魅力的ないちごの果実酒は、女性に人気の飲み物です。
オン・ザ・ロックやソーダ割りのほかに、ワインや牛乳で割るのもおすすめの飲み方ですよ。
桃の果実酒と同様に、アイスクリームやヨーグルトにかけていただくのも見た目がかわいいと人気です。
まとめ
果実酒は、オン・ザ・ロック、ソーダ割り、水割りなどの飲み方で楽しめます。
その他にも、牛乳やヨーグルトなどを加えてアレンジしても美味しいです。
いろいろ試して、ご自分の好みの飲み方を研究してみてください。
ただし、果実酒は甘く飲みやすいものが多いので、飲む量に気をつけて健康的に楽しむようにしましょう。