みかんとオレンジの風味が楽しめる「はれひめ」の特徴とは

最終更新日:2024/04/15

みかんとオレンジの風味が楽しめるはれひめの特徴や購入ポイント

普段あまり見かけることのないみかんの品種のひとつ「はれひめ」。
みかんの中では新品種に近く、生産量の少ないはれひめは、みかんとオレンジの掛け合わせた食べやすいみかんです。

今回の記事では、このような希少価値の高いはれひめについて、味や見た目の特徴などを詳しくご紹介します。
また、はれひめを購入する際のポイントなどもお伝えしますので、ぜひ一度ご覧ください。

はれひめとは

はれひめは、農業・食品産業技術総合研究機構が育成したみかんの品種です。
1996年から系統適応性・特性検定試験を実施し、2001年10月9日に命名登録されました。
温州みかんと、清見オレンジ×オセオラオレンジの交配種で、平成に生まれた品種の1つです。

名前の由来は、「晴れ姫」から由来しているそうです。
夏から秋にかけて晴天が続くことで、甘くて香り高い果実になるという意味が込められています。

はれひめの産地の特徴

年間収穫量が増えつつあるはれひめの主な産地は愛媛県です。
次いで広島県、愛知県、宮崎県、和歌山県と続きます。
また、みかんの産地愛媛県では一定の基準をクリアしたはれひめを、「瀬戸の晴れ姫」というブランドとして販売しています。

夏と秋に晴天が続くことで育つ特徴が名前の由来のはれひめ。
このようなことから、はれひめの産地に共通する特徴は、秋に雨が少ない地域や、水はけの良い土壌のあるところなどです。

はれひめの育て方の特徴

はれひめは地植え、鉢植えのどちらの栽培方法も可能な品種です。
また、霜に弱いので、霜が発生する地域では霜よけ対策が必要です。
さらに、日当たりが良いところで水はけの良い状態で育てます。

はれひめの特徴

それでは、はれひめの味やみための特徴などについてご紹介します。

はれひめの味の特徴

糖度は他のみかんよりも控えめですが、甘みと酸味のバランスが取れた味わいです。
甘みはみかん、香りはオレンジです。

はれひめの見た目の特徴

見た目はオレンジに近く、皮には少し厚みがありますが、柔らかいので、とてもむきやすいです。

果肉はプリプリとした硬さで、種はありません。
さらに大きさは一般的な温州みかんのサイズとほぼ同じで、果汁は多めです。

じょうのう膜が比較的薄く柔らかいので、食べやすいのも特徴です。

はれひめの収穫時期と食べ方

はれひめの収穫時期は、11月中旬頃から始まります。
また、私たちが購入できる出回り時期は、12月〜1月頃です。
ちなみに、はれひめの成熟期は12月上旬です。
そのため、12月中にははれひめを味わえます。

上記の通り、はれひめは皮に厚みがありますが、手でむけるほど柔らかいところが特徴です。
そのため、みかんのように、そのまま皮をむいて召し上がれます。
さらに、荷重が多いのでジュースやゼリーで楽しむ方法もおすすめです。

はれひめを購入する際のポイント

はれひめの選び方のポイントは、色がしっかりとしていて、皮にハリのあるものを選ぶことです。
そして、重みのあるものが鮮度の高い証拠です。
そのため、直売所などで購入する時はこのようなポイントを見極めて選びましょう。

また、はれひめはギフト用として人気のため、家庭用との値段に違いがあります。
この値段の違いは産地やお店により異なりますが、5kg売りのもので比べると500円〜1,000円程度違ってくるようです。

おいしい時期のはれひめを買うなら、以下のお店や方法がおすすめです。

  • 産地の直売所
  • 産地の道の駅
  • 果樹園などの産地直送便
  • ふるさと納税
  • ネット通販

このようにはれひめの購入方法はいろいろとあります。
しかし、お店によっては予約販売の場合もあるので、売り切れる前にチェックをしましょう。

まとめ

はれひめは、みかんとオレンジの中間のような、甘みと酸味のバランスが取れたさっぱりとした味わいが特徴の柑橘類です。
食べやすく、栄養価も豊富なので、ぜひ一度味わってみてください。

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