【美味しい瀬戸内レモンを食べよう】 品種や特徴、人気の理由

最終更新日:2024/04/25

【美味しい瀬戸内レモンを食べよう】 品種や特徴、人気の理由

瀬戸内レモンと言う種類のレモンをご存じですか?
爽やかな香りと強い酸味が楽しめる国内産のレモンですが、どのような特徴があるのでしょうか。

そこで、この記事では瀬戸内レモンの品種の特徴やなぜ瀬戸内海周辺はレモンを育てるのに最適なのか、瀬戸内海周辺で育てられるレモン以外にも品種があることについてご紹介します。

また、瀬戸内レモンが人気の理由や育て方もご紹介します。
ぜひ参考にして美味しいレモンを楽しみましょう。

瀬戸内レモンの品種の特徴

料理やお菓子など幅広く活躍するレモン。
強い酸味があるのが特徴で人気がある果物ですが、流通しているレモンのほとんどが海外から輸入されたものです。

しかし、数は少ないですが国内産のレモンもあり、その中に「瀬戸内レモン」という種類があります。
読み方は「せとうちレモン」です。

瀬戸内レモンとは瀬戸内海沿岸で栽培されているレモンの総称で、正式な品種名ではありません。
その他にも正式な品種名ではないものに「広島レモン」や「瀬戸田レモン」「大長レモン」などがあります。

瀬戸内海周辺で主に育てられているレモンの品種は「リスボン」と「ビラフランカ」があり、瀬戸内レモンは「ビラフランカ」です。

ビラフランカはシチリア原産の品種です。
耐寒性はやや強く、果実はボールのようなふっくらとした丸みがあります。
多汁で強い香りがするのが特徴です。
収穫時期は9月下旬から3月頃です。

また、リスボンはポルトガル原産の品種です。
レモンの品種の中で最も寒さに強い品種で、暑さにも風害にも強いので育てやすいです。
果実は楕円形をしていて、先がすぼんでいます。
多汁で酸味が強いレモンです。
収穫時期は10月から3月頃です。

なぜ瀬戸内海周辺はレモンを育てるのに最適なのか

広島県や愛媛県にはレモン畑が多くありますが、どうしてこの地域でレモンがたくさん育てられているのでしょうか。
それは、瀬戸内海の気候に理由があります。

瀬戸内海周辺は温暖な気候で、寒い季節でも気温が下がりにくいです。
レモンは寒さが苦手です。
気温が下がらない瀬戸内海周辺はレモンに適した地域なのです。

また、雨が少なく、台風の襲来が少ないので、レモンが傷ついて病気になることなくレモンを育てることができるのです。

瀬戸内海周辺で育てられるレモン以外にも品種はたくさんある

レモンは瀬戸内海周辺で育てられる品種以外にもたくさんあります。
主な品種を3つご紹介します。

ユーレカ

カリフォルニア原産の最も品種です。
耐寒性はやや弱く、果実は丸みのある形や逆さにした卵のような形をしています。
果肉が柔らかく多汁で、香りも良い優れたレモンです。
日本ではビニールハウスで栽培されていることが多いです。

ピンクレモネード

ピンクレモネードは果肉が薄いピンク色で種ががほとんど入らない種無しの品種です。
果実が熟すまでの間、表面に緑色の縦模様が入るので観賞用としても人気があります。
強い酸味があり、爽やかな味わいのレモンです。

ポンデローザ

ジャンボレモンとも呼ばれる品種で、一般的なレモンの4倍の大きさがあります。
果実はレモンをそのまま大きくしたような形で、表面に凹凸があります。
酸味が少なく香りがよいのが特徴です。

瀬戸内レモンが人気の理由

レモンの品種についてご紹介しましたが、瀬戸内レモンはどうして人気なのでしょうか。
人気の理由は瀬戸内レモンが美味しいのはもちろんのことですが、国産だからということがあげられます。

海外から輸入されるレモンは、輸送中に腐らないように防カビ剤などの農薬がかけられています。

使われる農薬は日本では原則禁止されているもので、皮ごと食べるのはおすすめできません。

しかし、国産のレモンはこの農薬は使われていません。
無農薬と書かれていない場合は、農薬が使われていますが、日本で許可されているものなので安心です。
このような違いから、国産レモンが人気なのです。

瀬戸内レモンの育て方

瀬戸内レモンは育てやすい品種なので、苗木を買って自宅でも育てることができます。
関東以南の太平洋側なら庭などに植えて育てることが可能です。
寒い地域に住んでいる方は、鉢植えで育てて、冬は日の当たる室内にいれて育てることができます。

植え付ける時期は3月から4月頃がおすすめです。
日当たりがよく、冷たい北風に当たらない場所に植えましょう。

庭などに植える場合は、雨が降らないときや土が乾いたとき以外は基本水やりは必要ありません。

鉢植えで育てる場合は、土がよく乾いたらたっぷり水を与えましょう。
水を与えすぎないよう気をつけましょう。

庭などに植える場合は、6月と11月頃に速効性化成肥料を与えましょう。
鉢植えの場合は、3月と6月と10月に有機肥料を与えるのがおすすめです。

瀬戸内レモンはトゲが少なく実に傷がつきにくい品種です。
病害にも強くとても育てやすいレモンです。
ぜひ家で育てて収穫したての美味しいレモンを味わってみましょう。

まとめ

この記事では瀬戸内レモンの品種の特徴についてをご紹介しました。
瀬戸内レモンは品種名ではありません。
瀬戸内レモンとして育てられている品種は「ビラフランカ」です。ふっくらと丸みのある果実が特徴で強い香りがします。
その他に瀬戸内海周辺では「リスボン」という品種が多く育てられています。

瀬戸内海周辺がレモンを育てるのに適していることやその他の品種、瀬戸内レモンが人気の理由、育て方もご紹介しました。
ぜひ参考にして美味しい瀬戸内レモンを楽しみましょう。

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