熊本県のスイカが美味しい理由-品種の特徴や選び方

最終更新日:2024/05/02

熊本県のスイカが美味しい理由-品種の特徴や選び方

みずみずしく、シャリシャリとした食感が美味しいスイカ。
そんな夏の果物であるスイカは、熊本県でたくさん育てられていることをご存知でしょうか。
熊本県では、たくさんの品種のスイカが育てられています。
そこで今回は、熊本県で栽培されるスイカの品種の特徴や、新しいスイカの品種についてご紹介します。

また、スイカの人気品種一覧や、美味しいスイカの選び方もご紹介します。
ぜひ参考にして美味しいスイカをいただきましょう。

熊本県は美味しいスイカの品種がたくさんある

スイカの名産地と言えば熊本県です。
熊本県はスイカの生産量日本一を誇り、糖度が高く、果肉がシャキシャキしていることで知られています。
室町時代の応仁の乱頃から栽培が始まったとされています。

その特徴は、日中は高温多湿、夜間は冷涼な気候の中で、ビニールハウスで栽培されることです。
また、栽培方法にも工夫があり、大玉スイカは1株に1個、小玉スイカは1株に2個を実らせる「一株一果」が主流です。

スイカにはいろいろな種類があり、熊本県でもたくさんの品種の栽培が行われています。

熊本県で栽培されるスイカの品種の特徴

熊本県ではどんな品種のスイカが育てられているのでしょうか。
代表的な品種を3つご紹介します。

春のだんらん

春のだんらんはその名の通り、春に収穫できる大玉スイカの品種です。
果皮は縞柄が黒々していて鮮明で、果肉はシャリシャリしていて食感も良いです。
糖度が高く甘みもある美味しいスイカです。
旬の時期は3月から6月頃です。

祭ばやし777

祭ばやし777は、熊本県を代表する大玉スイカの品種です
果実は大きく、重さは7kgから9kgほどになります。
果皮が薄く果肉がぎっしり詰まっていて、引き締まった食感が楽しめます。
糖度が高く、甘いスイカです。
旬の時期は5月頃です。

ひとりじめ

ひとりじめは直径約17cmで重さが約2kgの小玉スイカです。
果皮ぎりぎりまで果肉が広がり甘いのが特徴です。
後味はさっぱりしていて、シャリシャリの食感が味わえます。

なかには、大きなスイカを食べ切れるか心配になる方も多いと思います。
しかし、このひとりじめなら小さいサイズなので、最後まで美味しくいただけます。
旬の時期は6月上旬頃です。

熊本県で栽培される新しいスイカの品種

金色羅皇(こんじきらおう)というスイカの名前を聞いたことあるでしょうか?
2020年に登録出願されたばかりの新しい品種で、販売が始まったばかりです。
まだ栽培している地域が少なく、多くが熊本県で育てられています。

金色羅皇は8kgから9kgになる大玉スイカで、果肉の色が黄金に近い黄色で、特徴的です。
極めが細かくやや硬い果肉で、糖度が極めて高い品種です。
幻の黄色いスイカと言われる金色羅皇をぜひ味わってみましょう。

スイカの人気品種一覧

上では熊本県で育てられているスイカについてご紹介しましたが、その他にもスイカにはたくさんの品種があります。
有名な品種にはどのようなものがあるのでしょうか。
人気のある品種を一覧でご紹介します。

  • 縞王
  • 縞無双
  • 味きらら
  • タヒチ
  • ほお晴れ
  • ブラックジャック
  • 月美人

などが人気です。

また、スイカはブランド名がつけられていることも多く、品種名ではなく商品名で売られています。
有名なブランドスイカをご紹介します。

  • でんすけすいか
  • 大栄スイカ
  • 植木スイカ
  • 尾花沢スイカ
  • ルナピエナ

などがあります。

美味しいスイカの選び方

果物のなかには、購入してから追熟が必要なものもありますが、スイカの場合は、追熟の必要がありません。
スイカは収穫してからどんどんと糖度が下がっていく果物なので、できるだけ新鮮なものを購入することが大切です。
最後に、美味しいスイカの選び方をご紹介します。

ツルの状態

新鮮なものか見分けることができるのは、スイカのツルです。
しなびておらず、緑色のツルを選びましょう。

縦縞とツルの周りの形

追熟する果物ではないため、しっかりと熟したスイカを選ぶ必要があります。
熟した美味しいスイカを見分けるポイントは、縦縞とツルの周りの形です。
スイカの表面の縦縞の色が濃くくっきりとしているものを選びましょう。
スイカは完熟するとツルの付け根が少し凹み、周辺が盛り上がります。
凹みがないスイカは未熟なものなので、できるだけ凹みのあるものを選びましょう。

スイカを拳で軽く叩いたときに、ボンボンと音がするものがおすすめです。
ボンボンと音がするものは、果肉が詰まっている証拠です。

ポンポンやパンパンと高い音がするものは、熟し足りないものです。
反対にボタボタと低い鈍い音がするものは熟れすぎています。
ただし、売り物を叩くのはマナー違反です。
お店では控えましょう

まとめ

この記事では、熊本県のスイカについてご紹介しました。
熊本県は日本一のスイカの生産地です。
たくさんスイカが育てられていて、いろいろな品種があります。

熊本県の代表的な品種や新しい品種の特徴もご紹介しました。
ぜひ参考にして美味しいスイカを頂きましょう。

こちらも合わせてご覧ください。