みかんの種類は大変多く、農林水産省では100種類以上が品種登録されています。
この記事では、数あるみかんの中でも世界最大のものなど、大きいみかんについてまとめました。
併せて、世界一小さいみかんや、みかんの大小による味の感じ方などについてもご紹介します。
世界一大きいみかんの種類
世界で一番大きいみかんとして知られているのは、「晩白柚(ばんぺいゆ)」という種類です。
2022年に熊本県の八代市で収穫された晩白柚は、5550gもありました。
晩白柚の特徴
晩白柚とは、マレーシア原産のブンタンです。
サイズが大きくなることが特徴で、重さが2kgほどにもなります。
大正時代に、台湾を経由して日本に持ち込まれた柑橘です。
晩白柚の味
ひと房が大きく、果肉がふっくらとしていて食べ応えがあります。
上品な酸味と甘さがあり、爽やかな味わいです。
ジューシーで味も良く、ほとんど苦味がありません。
果実そのものを部屋に置いて、良い香りを楽しむ方も多いようです。
晩白柚の名前の由来
果肉の白いブンタンを、台湾では「白柚」と呼びます。2月から4月に出荷される晩生(おくて)種と言われる品種なので、「晩白柚」という名前が付いたそうです。
珍しい大きいみかんの名前
日本にあまり出回っていない珍しいもので、大きいみかんの名前をご紹介しましょう。
それは「チャンドラポメロ」です。
チャンドラポメロはタイが原産の柑橘で、グレープフルーツとブンタンをかけ合わせて誕生しました。
直径15cm、重さは1kgを超えるものもある巨大柑橘として知られています。
「チャンドラ」はインドの月の女神の名前で、「ポメロ」はブンタンを表すサボンという意味です。
月のように丸く大きなレモン色の果実は、確かに月のように見えます。
日本では希少な柑橘ですが、東南アジアでは良く流通しているポピュラーな果実です。
チャンドラポメロの食べ方
チャンドラポメロの果皮は黄色いですが、中の実はピンクグレープフルーツに似ています。
ほんのりと甘く、酸味や苦味が少ないことが魅力です。
食べ方は、ブンタンと同じような味わい方を楽しめます。
そのまま食べる生食はもちろん、ヨーグルトなどのトッピングやフルーツサンドの具材にしても良いでしょう。
皮は、砂糖漬けにしても美味しいです。
チャンドラポメロはどこで売ってる
スーパーなどでは見かけることは珍しい、チャンドラポメロを購入するのは、ネット通販が便利です。
「チャンドラポメロ 通販」で検索してみましょう。
みかんの種類-大きさ順
みかんや柑橘を、大きい順に並べました。
- 晩白柚
- 土佐文旦
- メロゴールド
- 八朔
- せとか
- ネーブルオレンジ
- 伊予柑
- いよかん
- デコポン
- 紅まどんな
- 甘平(かんぺい)
- ポンカン
- 温州みかん
- はれひめ
- 黄金柑(ゴールデンオレンジ)
- 桜島小みかん
大きいみかんの切り方
大きいみかんは、種類によっては手で皮を簡単にむくことができません。
その場合、「スマイルカット」と呼ばれる切り方がおすすめです。
スマイルカットの切り方をご紹介します。
- 半分に切る
- ①をさらに半分に切る
- 1/4になったものを、くし形に半分に切る
- 皮と実の間に切り目を入れる
- 手で皮をむいて食べる
小さいみかんの種類
大きいみかんの種類をご紹介しましたが、みかんのサイズには大小あり、小さいみかんも数多く存在します。
ここでは、小さいみかんの種類をご紹介しましょう。
- 黄金柑
- 桜島小みかん
- ポンカン
- まりひめ
- ミネオラ
世界一小さいみかん
世界一小さいみかんとしてギネスに認定されているのが、鹿児島県の桜島で栽培されている桜島小みかんです。
桜島小みかんは重さが40~50gほどで、重さも直径4cm程度しかありません。
大きいみかんも小さいみかんも、世界一としてギネスの世界記録に認定されているのは、日本のみかんなのですね。
大きいみかんと小さいみかんどちらが甘い
果実の大きさで甘さを比較すると、小さいみかんのほうが甘く感じる傾向があるようです。
その理由をご説明します。
小さいみかんのほうが甘く感じる理由
大きいみかんは水分を多く含むので、大味になりがちです。
しかし、小さいみかんは果実に含まれる水分が少ない傾向にあります。
そのため、味が凝縮され、甘く感じやすいのです。
小さいみかんの方が、大きくて重いみかんよりも甘く感じるのには、このような理由があります。
まとめ
みかんにはさまざまな種類があり、中でも世界一大きい柑橘は日本の晩白柚でした。
世界一小さいみかんも、日本のみかんというのも面白いですね。