にじゅうまるみかんはどこで買える?産地や食べ方、名前の由来も

100種類以上が品種登録されていると言われている、みかん。
数多くあるみかんの中でも、印象的な名前を持つ「にじゅうまるみかん」という柑橘をご存じでしょう
か？
この記事では、にじゅうまるみかんについて、産地や特徴、食べ方や売っている場所についてまとめました。
また、なぜにじゅうまるという名前が付いたのか、由来もご紹介します。

にじゅうまるみかんとは
にじゅうまるみかんの特徴　
にじゅうまるみかんの名前の由来
にじゅうまるみかんの食べ方
にじゅうまるみかんはどこで買える？
まとめ

にじゅうまるみかんとは

にじゅうまるみかんとは、2017年に品種登録された柑橘です。
産地は佐賀県で、現在でも佐賀県内だけで生産されています。

1996年に、「西之香」と「太田ポンカン」をかけ合わせ、佐賀県の果樹試験場で生まれました。
誕生までに歳月がかかった、佐賀県オリジナルのブランドみかんです。

にじゅうまるみかんの特徴　

佐賀県生まれの柑橘、にじゅうまるみかんの特徴についてご紹介します。

味

糖度が13度以上あり、豊かな甘みとほどよい酸味がバランスが良く美味しいです。
爽快な香りとあふれる果汁が、プチプチした大きめの果肉の粒に凝縮されています。
薄皮がとても薄いので、食べやすく口当たりが良いです。

重さ

300g前後で、ずっしりとした重みと弾力があります。
大きめのみかんなので、断面も美しいです。
半分にカットすると、特徴的な二重丸が現れる断面を見ることができます。

収獲時期

12月下旬から、1月にかけて収穫されます。
収穫後すぐに出荷するのではなく、少しの間貯蔵して風味を整えることが多いようです。
1〜2ヶ月間ほど貯蔵すると、酸味が落ち着き甘みが増した、より美味しいにじゅうまるみかんになります。

そして、出荷されるのは3月頃です。
甘みが十分に増すのを待って、3月上旬から出荷がスタートします。

生産量

佐賀県でのみ生産されているにじゅうまるみかんは、新しい品種ということもあり、生産量が少なめです。
出荷量も少ないため、デパートや専門店にしか店頭に並んでいません。
贈答用にもおすすめの、高価な値段が付いているみかんです。

にじゅうまるみかんの名前の由来

にじゅうまるみかんという、印象的な名前の由来をご紹介しましょう。
それには、3つの意味合いが含まれています。

2月10日に公表された
見た目、香り、甘さ、果汁、食感のすべてにおいて二重丸の上質なみかん
断面が二重丸のように見える

まず、にじゅうまるみかんは、2月10日に公表されました。
次に、このみかんは見た目、香り、甘さ、果汁、食感のすべてにおいて二重丸の上質なみかんであり、佐賀県の期待が込められているとのことです。
そして、にじゅうまるみかんをカットすると、断面が美しい二重丸のように見えます。
これらが、にじゅうまるみかんの名前の由来です。

ちなみに、にじゅうまるみかんが発表されたことに関連して、2月10日は「にじゅうまるの日」として、日本記念日協会に記念日として登録されています。