みはやと言うみかんを知っていますか?
見た目が美しく、味も一般的なみかんの温州みかんとは違った味わいです。
そこで、この記事ではみはやの特徴や由来、旬の時期についてなどをご紹介します。
また、みはやの食べ方や育て方もご紹介します。
ぜひ参考にして美味しいみはやを味わってみましょう。
高糖度のみかん「みはや」の特徴
みかんと言えば温州みかんを思い浮かべる方が多いと思いますが、「みはや」という品種をご存じでしょうか。
みはやとはどんな果実なのでしょうか。
みはやはみかんとオレンジを交配した品種で、温州みかんよりも大きく、果実は190gほどあります。
果皮の色が赤橙色でツヤがあり、見た目が美しいのが特徴です。
やや厚めの果皮ですが、手でむくことができ、中のじょうのう膜は柔らかく食べやすいです。
酸味は少なく、糖度は13度から18度ほどと高いのでとても甘いです。
また、アメリカ生まれの品種の「アンコール」に似た香りがし、3分の2ほどは種なしになります。
見た目だけでなく、味、香りもそろったとても美味しい品種の柑橘です。
「みはや」の由来や旬の時期
みはやは農研機構果樹研究所が、早生の「津之望」と外見が美しく食味が良好の「No.1408」を交配し育成した品種です。
また、外見が美しく早生種であることから「美」と「早」をとって「みはや」と名前がつけられました。
早生種なので収穫の時期は早く、旬の時期は11月下旬から12月上旬です。
みはやは誕生したばかりのみかんの品種
みはやの開発が始まったのは、1998年で2014年にようやく品種登録が完了しました。
比較的、新しい品種なので生産しているところも少なめです。
2018年の調査によると、主な産地は熊本県と宮崎県です。
今後産地が増え収穫量も増えるかもしれません。
生産している場所が少ないので、流通量も少なく希少な品種となっています。
美味しいですが、あまり出回ることがないので見かけたさいはぜひ購入し食べてみることをおすすめします。
みはやの食べ方
みはやの果皮は厚めですが、手でむくことができます。
一般的なみかんのように、手で皮をむいてそのまま食べるのもおすすめですが、カットして食べるのもおすすめです。
おすすめのカット方法をご紹介します。
- 横に半分に切ります。
- 縦に半分に切ります。
- 4分の1になった果実の果皮の真ん中から果肉の中央に向かって放射状に切ります。
- カットした果実の両端を持って果肉を開くようにすると、じょうのう膜によって区切りができ食べやすくなります。
みはやを長持ちさせるためには保存方法にも気をつける必要があります。
ダンボールなどに入っている場合は、下にある果実は潰れやすく痛みやすいです。
下から食べるようにするのがおすすめです。
また、ダンボールから出しかごやネットなどにいれ、風通しのよい涼しい場所におくと日持ちしやすいです。
冷蔵庫で保管すればよいのではと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、冷蔵庫に入れない方が日持ちしやすいです。
風通しのよい涼しい場所で保管しましょう。
そして、腐ったり、カビたりしているものを一緒に入れているとどんどんと他の果実に移ってしまいます。
腐ったものやカビたりしているものを見つけたときはすぐに取り出しましょう。
きちんと保管すれば長く美味しく食べられます。
上記を参考にしてみはやを美味しくいただきましょう。
早生みかん「みはや」の育て方
みはやを自分で育ててみたいと思う方もいらっしゃると思います。
みはやは苗木が売っているので自分で育ててみるのも可能です。
地植えする場合は、水はけがよく、冬の風が強く当たらない日当たりのよい場所に植えましょう。
植えたばかりは水たまりになるほど水をあげる必要がありますが、その後は水はそこまであげる必要はありません。
雨がなかなか降らない時や気温が高く雨が降らないときなどだけ水をあげましょう。
鉢植えで育てる場合は、水はけのよい土を選び植え、風が強く当たらない日当たりのよい場所に置きましょう。
鉢植えで育てる場合は土の表面が乾いたら水をあげるようにしましょう。
水が足りないと花が落ちてしまうことがあるので注意しましょう。
ただし、水の与えすぎや肥料の与えすぎは枯らす原因にもなります。
与えすぎにも注意しましょう。
自分で育てるとどうやってできるのかも分かりますし、手間暇かけて育てたみはやはより美味しく感じると思います。
自分で育ててみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、「みはや」について詳しくご紹介しました。
みはやは一般的なみかんよりも大きく、赤橙色でツヤがあり見た目が美しいです。
糖度が高く酸味が少ないのでとても甘い味わいが楽しめます。
また、果皮は少し厚めですが手で皮がむけるので食べるのも簡単です。
早生の果実なので、収穫時期は早めです。
品種登録されたばかりの新しい品種なので、まだそこまで流通しておらず見かけることは少ないです。
希少な品種なので見かけたときにはぜひ購入し美味しいみはやを味わってみましょう。