熊本県では美味しい果物がたくさん育てられていています。
いちごの生産量も多く、熊本で開発された品種もあります。
そこで、この記事では、熊本県で有名ないちごの品種をご紹介します。
また、熊本県はいちごの生産量が多いことについても触れていきます。
ぜひ参考にし、熊本県の美味しいいちごを味わいましょう。
熊本で有名ないちごの品種
赤くて可愛らしい見た目のいちご。
酸味と甘味のバランスがよく、とても美味しいです。
ですが、一口にいちごと言ってもいろいろな種類があることをご存じでしょうか。
見た目は似ていても種類によって特徴が異なります。
熊本県でもさまざまな品種のいちごが育てられています。
中でも有名なのが「ひのしずく」です。
名前は「肥後」の「ひ」と、熊本のきれいな水「しずく」と、いちごのみずみずしさをイメージしつけられました。
ひのしずくは、熊本県が8年の歳月をかけて開発したいちごのブランドで、2006年に品種登録されました。
果実は大きくて丸みがあり、果肉は白くほどよい硬さです。
香りがとても良く、ジューシーで酸味は少なく甘みが強い味わいです。
ひのしずくは県外での栽培を承諾していないので、熊本県内のみでしか栽培されていません。
上品な味わいの熊本のいちごの品種
熊本県が約10年の歳月をかけて開発したいちごが「ゆうべに」です。
2015年にデビューし、2017年に商品登録されました。
名前は熊本県の熊の音読み「ゆう」に、いちごの鮮やかな紅色から「べに」をつけて、「ゆうべに」となりました。
紅色が鮮やかないちごで、果実は大粒です。
花のような華やかな香りがし、酸味は控えめで上品な甘さが特徴です。
形がよく、色も鮮やかなので、ケーキやパフェなどに使うのもおすすめです。
可愛い名前の熊本のいちごの品種
2020年に品種登録されたばかりの可愛らしい名前のいちごが「恋みのり」です。
恋みのりは、熊本県、長崎県、大分県、山口県等で試験的に栽培が行われた品種です。
熊本県のオリジナルの品種ではなく、農研機構が開発したいちごなので、全国で栽培が可能です。
名前は収穫が多いこと、いちごを通して託された想いが叶うようにとの願いが込められてつけられています。
果実は大きく、ふっくらとしています。
果肉は硬めでしっかりとしており、糖度はそれほど高くありません。
香りがよく、ほどよい酸味とのバランスがとれたいちごです。
熊本で多く育てられているいちごの品種一覧
熊本県はいちごの生産量が多く、たくさんの品種のいちごが育てられています。
中でも多く育てられているいちごの品種を一覧でご紹介します。
- ひのしずく
- さがほのか
- 紅ほっぺ
この3品種が全体の8割を占めています。
さがほのかは2001年に品種登録された、佐賀県農業試験研究センターで育成されたいちごです。
果実は大きく円錐形をしていてツヤがある紅色です。
果肉はしっかりしており、酸味が少なく甘みが強い味わいです。
紅ほっぺは2002年に品種登録された、静岡県農業試験場で育成されたいちごです。
果実は大きめで長円錐形をしています。
香りがよく、酸味も甘みも強い酸っぱさのある味わいです。
熊本はいちごの生産量が多い
果物がたくさん育てられている熊本県。
いちごの生産量が日本の中でも上位なのをご存じでしょうか。
熊本県のいちごの生産量は、栃木県、福岡県に次ぐ、全国第3位です。
2023年の生産量は、約1万2000tでした。
また、収穫量が全国トップクラスの果物もたくさんあります。
例えば、以下のものが挙げられます。
- スイカ
- 温州みかん
- デコポン
まとめ
この記事では、熊本県のいちごの品種についてご紹介しました。
熊本県で有名な品種は「ひのしずく」です。
生産量も多く目にする機会も多いと思います。
大きくジューシーな味わいを楽しみましょう。
また、熊本県のいちごを食べるなら「ゆうべに」や「恋みのり」もぜひ味わっていただきたいです。
熊本県の美味しいいちごを楽しみましょう。