みかんの産地として有名な静岡県では、いちごの生産も盛んです。
そこでこの記事では、静岡県産の有名ないちご「章姫」や「紅ほっぺ」をはじめ、新品種の「きらぴ香」についてたっぷりとご紹介します。
また、日本初の国内品種のいちごや、静岡県産のいちごはどこで買えるのかについてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
静岡県産の有名ないちごの品種「章姫」とは
静岡県を代表する果物といえば、みかんです。
しかし、静岡はいちごの生産量も多く、中でも伊豆の国市は、いちごの産地として有名です。
そんな静岡県で有名ないちごといえば、1992年に品種登録された「章姫(あきひめ)」です。
章姫は、大ぶりで少し細長い形状をしているのが特徴です。
果肉は柔らかくてとてもジューシー、酸味が少なく果汁が多いいちごです。
いちご本来の味を楽しめるので、そのまま食べるのはもちろんスムージーやスイーツ作りにも最適です。
寒い冬でも糖度が高く、おいしく味わえるのも魅力。
静岡県産のいちごの人気品種「紅ほっぺ」
いちごが旬を迎えるとスーパーなどでもよく見かける銘柄「紅ほっぺ」。
先ほど紹介した「章姫」と、「さちのか」をかけ合わせた人気品種です。
こちらは2002年に品種登録されました。
ほっぺが落ちてしまうほどおいしいということから、その名前がつけられました。
果肉がしっかりとしていて食べごたえがあり、甘みと酸味のバランスが◎。
見た目もツヤツヤとした美しい赤色で、果肉の中まで鮮やかな紅色をしています。
見栄えがとても良いいちごなので、ケーキやデザートの飾り付けとしても人気です。
静岡県産のいちごの新品種「きらぴ香」
2017年に品種登録された、静岡県産のいちごの新品種「きらぴ香」。
静岡県農林技術研究所が、17年以上かけて研究開発しました。
その名前は
- 宝石のようにキラキラ輝くこと
- 品の良い甘味とフルーティーな香りを持つこと
などからつけられました。
サイズが大きく、やや長めの円すい形をしています。
断面が淡い赤色をしている果肉は、かためで果皮もしっかりとしています。
紅ほっぺと同程度の甘みを持ちつつ、酸味は紅ほっぺよりも少なめ。
章姫よりも果肉がしっかりしているという良いとこ取りの食べやすいいちごです。
これまでは、静岡のいちごと言えば章姫と紅ほっぺが有名でした。
しかし、きらぴ香が登場したことで静岡県産のいちごのブランドの幅がより広がりました。
静岡県には日本初の国内品種のいちごもある
ここまで、静岡県で栽培されている代表的な3つのいちごの品種をご紹介してきました。
しかし、静岡県にはまだ忘れてはいけないいちごの品種があります。
それは、「福羽いちご」と呼ばれる品種です。
このいちごは、なんと日本初の国内品種第一号なのです。
福羽いちごは、古くは皇室御用達のいちごでした。
栽培に手間がかかるため、現在は保存のために静岡県内のわずか数件のいちご園でのみ栽培されています。
流通量が少なくとても希少な品種です。
生産している「常吉いちご園」では、福羽いちごの販売は行っていません。
しかし、福羽いちごを使ったジャムは購入することができるようです。
気になる方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。
静岡県産のいちごはどこで買えるのか
静岡県産の新鮮ないちごを思い切り味わいたい。
そう思うなら、静岡のいちご農園で行われているいちご狩りがおすすめです。
また静岡県内には、多くの直売所や道の駅があり、採れたてのいちごを買うことができます。
とはいえ、なかなか現地まで足を運ぶことができないという方も多いでしょう。
そこで頼りになるのはネット通販ですよね。
章姫や紅ほっぺだけでなく、きらぴ香も、楽天などでも買うことができます。
ネットでは、贈り物としてもふさわしい化粧箱入りのものも購入可能。
購入金額によっては、送料無料で発送してくれる場合もあります。
家にいながら、手軽に静岡のいちごを楽しむことができるのが嬉しいですね。
また、ふるさと納税などでも手に入れることができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
この記事では静岡県産のいちごの品種についてご紹介しました。
いちごの人気品種ランキングでも、常に上位に入っている「章姫」や「紅ほっぺ」は静岡の特産品です。
また、静岡県には2017年に品種登録された、新品種「きらぴ香」もあります。
きらぴ香は、果肉のかたさから流通にも適しているいちごと言われています。
そのため、今後、お近くのスーパーなどでも取り扱いが増えるかもしれません。
また、ネット通販でも購入が可能なので、おいしい静岡県産のいちごを手軽に楽しんでみてはいかがでしょう。