甘酸っぱくて美味しいみかん。
手で簡単に皮をむいて食べられるので、ついついたくさん食べてしまう方も多いのではないでしょうか。
みかんにはいろいろな品種があり、中にはとても小さな品種もあります。
小さくて可愛らしいみかんですが、味がぎゅっとつまっていて美味しいです。
この記事では、そんな小さいみかんの品種を4つご紹介します。
また、みかんは小さい方が甘いことについてもご紹介します。
ぜひ参考にして美味しいみかんをいただきましょう。
世界一小さいみかんの品種
みかんにはいろいろな種類があり、品種によって大きさが異なります。
小さいみかんを食べてみたい方におすすめなのが「桜島小みかん」です。
桜島小みかんは、ギネスに認定された世界で一番小さいみかんです。
果実の大きさは直径4cm~5cmほどで、重さは40g~50gほどです。
果皮の色は一般的なみかんの色と変わらないオレンジ色で、皮が剥きやすい特徴もあります。
独特な香りがし、甘みがぎゅっと詰まっていてとても美味しいです。
桜島小みかんは「かごしまブランド産地指定」を受けたみかんで、ほとんどが12月のみしか出荷されません。
桜島小みかんが美味しい理由は、土壌が関係しています。
なぜなら、みかんを美味しく作るためには、水はけのよい土壌で栽培する必要があるからです。
鹿児島の桜島は溶岩と火山灰で覆われていて、水はけがとてもよいです。
みかんを美味しく育てるのに適した場所なのです。
濃厚な味が楽しめる世界一小さいみかんをぜひ味わってみましょう。
可愛らしい見た目の小さいみかんの品種
小さくて見た目が可愛らしい「黄金柑」を知っていますか?
黄金柑は果皮がレモンのような黄色をしていて「ゴールデンオレンジ」とも呼ばれています。
果実の重さは60g~80gほどで、果汁がたっぷり詰まっています。
爽やかな香りがしますが、酸味は控えめです。
レモンのような色をしているのでとてもすっぱそうに見えますが、甘く上品な味わいです。
果皮はやや厚めですが、手で皮をむくことができます。
旬の時期は3月~5月頃です。
栽培が難しい小さいみかんの品種
生産量が少ない「クレメンティン」。
名前を聞いたこともないという方も多いと思います。
クレメンティンはスペイン生まれの品種で、日本で栽培するのは難しく生産量がとても少ない希少果物です。
一般的なみかんより小さいのが特徴で、重さは50g~60gほどです。
果皮は濃いオレンジ色をしていて、とても良い香りがします。
薄い皮なので、手で簡単にむけます。
多汁でプリッとした食感です。
酸味は少なく、濃厚で上品な甘さが楽しめます。
旬の時期は12月~2月頃です。
生産量が少ないため、なかなか流通していない品種です。
見かけた際にはぜひ購入し食べてみることをおすすめします。
見た目と味にギャップがある小さいみかんの品種
見た目と味にギャップを感じる「湘南ゴールド」。
神奈川県農業技術センターで「黄金柑」と「今村温州」を交配させて育成した品種です。
果実の重さは80gほどで、果皮がレモンのような明るい黄色をしているのが特徴です。
皮は手でも剥きやすいほど薄く、爽やかでフレッシュな香りがします。
糖度が高く程よい酸味とのバランスがよいとても美味しいみかんです。
湘南ゴールドは見た目の印象が酸っぱそう、熟していないイメージがあります。
しかし、食べると爽やかな甘さでとても美味しく、ギャップを感じたという方が多いです。
旬の時期は3月上旬~4月上旬頃ですが、生産量は少ないです。
あまり流通していないので希少な果物です。
みかんは小さい方が甘い
みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろな種類があり、店頭に並びますが、同じ種類でも大きさが違って売っていることもあると思います。
そんなときに小さいやつと大きいやつどちらを購入しようか迷ったことはありませんか?
甘いみかんを購入したいなら、小さいサイズを選ぶのがおすすめです。
小さいみかんは水分量が少ないです。
水分量が少ないことによって、栄養分が濃くなります。
栄養分が濃くなることによって、甘さと酸味を濃く感じ甘く感じるのです。
しかし、これは好みにもよります。
濃縮した味を楽しみたい場合は小さいみかんがおすすめですが、みずみずしいみかんが好きな方は大きいみかんの方が美味しく感じます。
一般的には、同じ種類のみかんなら小さいサイズの方が甘いみかんが楽しめるということを頭にいれ選ぶ時の参考にしてください。
まとめ
この記事では、小さいみかんの品種についてご紹介しました。
世界一小さいみかんの「桜島小みかん」、可愛らしい「黄金柑」、生産量が少ない「クレメンティン」、ギャップを感じる「湘南ゴールド」。
すべて一般的なみかんよりも小さいサイズのみかんです。
それぞれの特徴についてご紹介しました。
ぜひ参考にして、小さいサイズのみかんを味わってみましょう。