【北海道の有名な果物】3大メロン・ハスカップなど特産品を紹介

最終更新日:2022/10/27

北海道 果物 有名

国内旅行の行き先でも、常に人気ランキングの上位に君臨する北海道。
何を食べようか、おみやげは何にしようか、迷ってしまいますね。
北海道と言えば新鮮な魚介類をイメージする方も多いかもしれませんが、特産品の果物もおいしいものばかりで人気があります。
この記事では、おみやげにもおすすめな北海道の有名な果物についてまとめました。
また、北海道ならではの有名な果物を購入できる店舗などもご紹介します。

北海道には有名な特産品がたくさんある

日本の最北端に位置する北海道。
湿気のない涼しい海外の国に居るような爽やかな気候と、雄大な自然、広々とした大地が魅力です。
ダイナミックな自然に囲まれた北海道といえば、カニや鮭、ホタテなどの新鮮な魚介類の数々を思い浮かべる方も多いかもしれません。
スーパーなどで普通に売られている海産物でも質が良く、鮮度も抜群なので、本州から旅行に来られた方も驚かれるようです。

しかし、北海道の食べ物の名物は、海産物だけではありません。
冷涼な地域性と広大な土地を活かして栽培される、北海道ならではの特産の果物も非常に人気があります。

北海道で収穫できる有名な果物一覧と収穫高ランキング

北海道で収穫できる有名な果物といえば、すぐにイメージできるのはメロンやハスカップ、プルーンやさくらんぼ、ラズベリーなどでしょうか。
ほかにもグミ科の果実シーベリーや、グーズベリーやサジーなどとも呼ばれるスグリも北海道ではよく採れますよ。

それらのフルーツのうち北海道で収穫量が1位の果物は、ハスカップやシーベリー、スグリやキイチゴです。
2位にプルーンやフサスグリが続き、メロンやさくらんぼ、ラズベリーなどが3位となっています。
ハスカップとシーベリーに至っては、全国シェア100%です。

  • ハスカップ
  • シーベリー
  • スグリ
  • キイチゴ
  • プルーン
  • フサスグリ(カーランツ)
  • メロン
  • さくらんぼ
  • ラズベリー

おみやげにもおすすめの有名な果物-北海道3大メロン

北海道3大メロンと言われるメロンは、多くの人に知られる有名ブランドなので北海道ツアーなどのおみやげにもおすすめです。
旅のエピソードに加えることができそうな、興味深いトリビアも合わせてご紹介します。

夕張メロン

北海道夕張市のみで生産を許される、日本を代表する貴重なブランドメロンです。
1960(昭和35)年に品種開発されて以来、芳醇な香りと深い甘みのとろけるような風味と食感を変化させることなく維持してきました。
夕張市は周りを山々に囲まれ、半年近く雪に閉ざされる地域です。
その地域性により、出荷される時期は5月中旬から8月までに限られているそうです。
夕張市のみでしか生産されず、約3カ月の期間しか出荷されない夕張メロンは、入手しにくい希少な高級有名ブランド果実となっています。

富良野メロン

北海道の富良野市近郊で生産される品種を「富良野メロン」と言います。
メロンの栽培に向いている寒暖差の大きい富良野盆地で生産されるため、糖度が高く甘いネット系赤肉メロンです。
糖度は夕張メロンよりも高いと言われており、噛みごたえのあるしっかりとした果肉質が特徴です。
1970年代から生産され、複数の品種があります。

らいでんメロン

札幌からJRで2時間ほどの所にある、北海道の共和町(きょうわちょう)の特産品のネット系メロンです。
共和町で生産されるのに、なぜ地名ではなく「らいでん」という名前なのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
らいでんメロンの名前の由来は共和町の景勝地、積丹(しゃこたん)半島の西側にある「雷電海岸」から来ています。
雷電海岸から吹いてくる潮風と北の大地に育まれて成長したのが、なめらかな果肉とジューシーな果汁、芳醇な香りが人気のらいでんメロンなのです。

おみやげにおすすめの北海道の有名な果物-ハスカップなど

北海道ならではの有名な果物で、おみやげにぴったりのものをご紹介します。

アサヒメロン

北海道の南西部に位置する、安平町(あびらちょう)。
アサヒメロンは、この安平町で生産される特産品でブランドメロンのひとつです。
赤肉のネット系メロンで平均糖度15度以上で、そのおいしさは「夕張メロンをしのぐ」とも言われています。
産地の安平町は寒暖差があり、土壌は水はけの良い火山灰土。
この環境がメロン栽培に最適で、糖度の高い魅力的なアサヒメロンを生み出しています。

アサヒメロンが生産されるようになったのは、1964(昭和39)年に安平町で新しい農産物を作ろうと立ち上がった3軒の農家さんがきっかけです。
以来50年以上にわたる研究と改善を続け、現在では夕張メロンをしのぐとまで言われる高糖度のブランドメロンに成長しています。
アサヒメロンの品質が確かなことを証明するのに、厳正な審査があることが挙げられます。
生産されるアサヒメロンは1株あたり4個まで、そして糖度14度未満のものは出荷してはいけない決まりになっているそうです。

豊浦いちご

豊浦(とようら)いちごは80年以上の歴史を持つ、北海道の伝統あるブランドいちごです。
太平洋に面していますが気候は日本海側のものに近く、強い海風が吹くこともありますが温暖な傾向にあります。

適度に温暖な環境で生育された豊浦いちごは、大きさ、甘さともに高品質で北海道の伝統ブランドとして高い評価を得ています。
春の訪れとともに国道37道沿いに並ぶいちごの直売所は、豊浦町の名物です。
その人気ゆえに、週末などはすぐに完売してしまうので売り切れに注意しましょう。

ハスカップ

北海道の特産果実として人気が高まりつつある、ハスカップ。
アイヌ語の「ハシカプ=枝の上にたくさんなるもの」がハスカップの由来で、北海道でのみ自生する植物です。
ビタミンEやC・鉄分・カルシウム・アントシアニンなどが含まれており、非常に栄養が豊富なことから不老長寿の果実とも言われています。
青紫色の楕円形の果実で、甘酸っぱい酸味と香りが特徴です。
柔らかくデリケートなハスカップは市場に出回ることが少ないですが、スイーツなどによく加工され、ほかにもジャムやソース、ワインなどにも用いられています。

余市のりんご

余市町(よいちちょう)は北海道の西部、積丹半島の根本に位置する町です。
日本で最初に、りんごの民間栽培に成功した土地として知られています。
りんごというと、青森県などをイメージする方が多いかもしれませんが、大正時代の昔には余市もりんごの代表的な産地に数えられていたそうです。
冬の季節も比較的雪が少なく、果物を栽培するのに適した気候風土に恵まれている余市は、現在でもりんごやさくらんぼ、シーベリーなどを収穫できる北海道の果物の町として有名です。

北海道の有名な果物を購入できる店舗

北海道の特産品として有名な果実は、以下のようなお店で購入することができます。
インターネットで通販も行っているメーカーも多いので、お取り寄せする際などにも利用されてはいかがでしょうか。

寺坂農園

農家さんが運営する、農園直営のお店です。
インターネット通販でも、北海道の富良野メロンを全国へ提供しています。
お店では、網目の模様や形が良くないという理由で一部のメロンを「訳ありメロン」として安い値段で提供していることもあるそうです。

【住所】北海道空知郡中富良野町東5線北4号
【電話】0120-366-422

びえいハスカップファーム

北海道の美瑛(びえい)産のハスカップを生産し、直売・直送しているお店です。
生産農家ならではのこだわりで有機質肥料を使用し、低農薬で栽培しているので安心して食することができるでしょう。
インターネット通販でも、冷凍ハスカップなどを購入することができます。

【住所】北海道上川郡美瑛町字美沢美生
【電話】0166-92-4793
【FAX】0166-73-4470

道の駅とようら

豊浦いちごのほかにも、新鮮な野菜や海産物、お菓子などが販売されています。
施設内の軽食レストランで食べることができる、いちごジュースやホタテフライなども人気です。

【住所】北海道豊浦町旭町65-8
【電話】0142-83-1010

まとめ

北海道には夕張・富良野・らいでんの3大メロンや、北海道でしか自生しないハスカップなど、独自の有名な果実がたくさんありました。
インターネットで通販を行っている農家さんなども多いので、ぜひ北海道の特産品を味わってみてはいかがでしょうか。

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