山梨県は果物王国として有名です。どうして山梨の果物は美味しいと言われるのでしょうか。
この記事では、山梨県の果物が美味しいと言われる理由や、ももの生産量が多い理由、ぶどうの生産量が多い理由をご紹介します。
また、昔から果物王国で有名なことについてやすすめの購入方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
山梨県の果物はなぜ美味しい
フルーツ王国と呼ばれる山梨県。どうして山梨県の果物は美味しいと言われるのでしょうか。
山梨県は果物を植えるのによい条件があります。1つ目は、昼と夜の寒暖差があることです。寒暖差があると甘い果物を作ることができます。
2つ目は、日照時間です。夏や冬など時期によって日照時間が変わりますが、山梨県は年間の日照時間が日本で一番です。太陽の光をたくさん浴びることができるので美味しい果物が作れます。
3つ目は降水量が少ないことです。季節によって雨が多く降る季節もありますが、年間を通して降水量が少ないです。雨が少ないことで、病気にかかりにくくなります。また、土壌の栄養が流れないので、栄養をたくさん吸収できます。
この3つの理由によって、美味しい果物が作られ人気があるのです。
なぜ山梨県はももの生産量が多い
山梨県はももの生産量が全国で1番です。ももは湿気が多い場所では美味しく育ちません。
山梨県は、降水量が少なく日照時間が長いので、湿気が少なくももを育てる環境に適しています。また、寒暖差によって甘いももを作ることができます。
有名なのは「白鳳」や「浅間白桃」などで、山梨県のオリジナルの品種「夢みずき」の生産も増えています。ももは7月~8月頃が旬の果物です。
ももは食物繊維とペクチンが豊富に含まれていて、腸内環境を整える効果や便秘や下痢の改善などが期待できます。
高血圧やむくみを予防する効果も期待でき、健康によい成分がたくさん含まれています。
美味しいももは、全体的に綺麗な丸みがあり香りが強いものです。また、全体的にうぶ毛があり色づいているものを選びましょう。
山梨県はなぜぶどうの生産量が多い
山梨県はぶどうの生産量も全国で1番です。ぶどうにはいろいろな品種があり、山梨県では「巨峰」「デラウェア」「甲斐路」「シャインマスカット」などたくさんの種類のぶどうが作られています。
ぶどうは寒暖差がある場所での栽培が良いとされているので、山梨県の環境はぶどうを育てるのに向いています。また、降水量は800~900mmほどが適していて、山梨県の一部の地域のみ当てはまります。
ぶどうには大きく分けて、黒い種類、赤い種類、緑の種類があります。黒いぶどうと赤いぶどうにはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれていて、眼精疲労の予防や視力や視覚の機能改善などの効果が期待できます。
大きなぶどうや小さいぶどうなど多くの品種がありますが、美味しいぶどうの選び方のポイントは基本的には同じです。
皮に張りがあり、実がふっくらしたものを選びましょう。また、枝が青いものの方が新鮮です。枝が茶色になったものや枝から実が落ちているものは収穫されてから時間がたっています。
黒いぶどうと赤いぶどうは色が濃いもの、緑のぶどうは黄色っぽいものを選びましょう。
美味しいぶどうは外見で確認することができるので、しっかり見て選びましょう。
山梨県は昔から果物王国で有名
山梨県は江戸時代から果物王国として有名でした。江戸時代には、もも、ぶどう、なし、くり、柿、りんご、ザクロ、銀杏(くるみ)が甲州八珍果と呼ばれ、山梨県の名産とされていました。
明治時代以降は養蚕業が衰退し、食文化の変化などもあり、桑畑が果樹園へと変わっていきました。上でも説明したように、山梨県は美味しい果物を作るのに適した環境です。
美味しい果物をたくさん作ることができ、今では、ぶどう、もも、すももの生産量は全国で1番です。
山梨県の果物を直売で購入しよう
果物の産地で有名な山梨県はもも、ぶどう、すもも以外にも、さくらんぼやいちごなど一年中たくさんの果物が生産されています。
そんな山梨県の美味しい果物を購入したい方は、直売所で購入するのがおすすめです。
果物は普通、店頭に並ぶまでに市場などを経由するので収穫から4日ほどかかってしまいます。
しかし、直売所なら収穫したての新鮮な果物の購入ができます。市場などを経由しない分値段が安いことも多いです。
また、少し傷が入っているものなど訳ありの果物が格安で売られていることもあります。果物は比較的値段が高いので、安い価格で販売されているのはとても魅力的です。
直売所に直接足が運べない方は楽天などのネットショップでも購入可能です。産地直送のショップもありますし、送料無料のショップもあるので、いろいろ確認してみるのがおすすめです。
新鮮な美味しい果物を手に入れて山梨の美味しい果物を楽しみましょう。