【山梨名物の果物3種類】品種と特徴・購入方法やおすすめレシピ

最終更新日:2022/10/15

山梨 名物 果物

山梨県の名物と聞いて思い浮かべるものはなんですか?果物やワイン、ほうとうなど、山梨はグルメに関する名物が多いことで有名です。その中でも山梨県産の果物は、種類はさることながら、多くの品種を栽培しているので、同じ果物でも味わいの違いが楽しめるところが人気です。この記事では、山梨名物の果物の種類や品種そして味の特徴などを詳しくご紹介します。また、山梨県産の名物果物を購入する方法や、おすすめのレシピもお伝えします。

山梨県で名物の果物と言えば

国内で生産量のランキング1位に輝く山梨県名物の果物。それはぶどう、もも、すももです。その他に有名な果物はさくらんぼや柿、りんごです。山梨県内で生産されている果物はこのようにたくさんの種類があり、季節を問わず楽しめます。また、山梨県産の果物は、おみやげとして。さらに高級レストランの食材としてとても人気があります。

なぜ山梨の名物は果物なのか

フルーツ王国山梨。このように呼ばれるようになったのは、その土壌と場所に理由があります。山梨県の中心には甲府盆地があります。そのことにより、昼と夜の寒暖差が大きく、日照時間も長くなります。この条件は果物の生育にとって良い環境といえます。また、年間の降水量が少ないことも理由に挙げられます。さらに、その昔、江戸時代には甲州街道を経由して山梨の果物が献上品として江戸に運ばれた歴史もあります。このようなことから、山梨県の果物は、各地で栽培が進み、名物に。そして一大産地として発展していったと思われます。

山梨名物の果物の収穫時期

山梨県では、その種類ごとに収穫時期が異なります。そのため、おいしい果物を味わうには旬の季節がいつからなのかを知っておくと便利です。そこで、果物別の収穫時期を一覧で見てみましょう。

収穫量が日本一の果物

ぶどう

7月〜10月

もも

6月〜9月

すもも

6月〜8月

その他の果物

  • さくらんぼ・・・6月
  • 柿・・・11月
  • りんご・・・8月
  • みかん・・・6月
  • 梨・・・7月〜8月
  • いちじく・・・11月
  • あんず・・・6月

この他には5月ごろには梅。また冬の時期にはゆずも収穫されます。

山梨名物の果物は健康に良い?

上記の一覧の通り、山梨県では年間を通して果物が収穫できます。そのため、さまざまな旬の果物を味わえる期間がとても長いところが特徴です。旬を迎えた果物は、おいしいだけではなく、健康に良いと言われています。その理由は、果物がその季節に適応しながら熟して栄養価を高めているためです。そのため、成長し収穫時期を迎えた果物は健康にとても良いとされています。このようなことから、バリエーション豊富な果物が収穫される山梨は、とても恵まれています。

山梨県で収穫される名物の果物の品種一覧

日本一の生産量を誇るぶどうや桃、すももは、たくさんの品種があります。そこで、その主な品種の名前や特徴を一覧でご紹介します。

ぶどう

  • デラウェア
    小粒で、種がなく、バランスの良い甘さと酸味が特徴です。
  • 巨峰
    黒色の大粒種でギフトに人気があります。強い甘みと優しい酸味があります。
  • ピオーネ
    強い甘み、そしてさわやかな酸味が上品で高級感を感じます。
  • シャインマスカット
    皮ごと食べられるぶどうとして有名なシャインマスカット。甘みが強く、酸味が少ないところが特徴です。
  • クイーンニーナ
    大粒で甘みが強く、酸味の少ない品種です。
  • 甲州
    歴史のある日本の伝統品種です。適度な酸味でさっぱりした味が特徴です。
  • 甲斐路
    やわらかい果肉に強い甘みとほどよい酸味があります。
  • 藤稔
    ジューシーで甘味の強い品種です。酸味はあまり感じません。

もも

  • 白鳳
    山梨県でもっとも栽培されている品種です。果汁が多く酸味の少ない上品な甘さがあります。
  • 日川白鳳
    収穫時期の早い早生品種です。口当たりがなめらかで甘みのある果汁の多さが特徴です。
  • 夢みずき
    山形県果樹試験場が育成したオリジナルの品種です。大玉で甘みがあり、酸味の少ないところが特徴です。
  • 浅間白桃
    色、味、見た目のそろった品種です。白桃の中でも甘みが強く、酸味が少ないでです。
  • なつっこ
    酸味が少なく強い甘みがあります。なめらかな口当たりで着色の良い品種です。
  • 川中島白桃
    大玉で、日持ちがする品種で、かための実が特徴です。晩生種の中でも甘みが強いところが特徴です。
  • ちよひめ
    早生品種の桃で、小ぶりですっきりとした甘みがあります。食感はかためですが、果汁は多めです。
  • 幸茜
    りんごのような食感が特徴的な晩生品種です。甘みが強く酸味が少ないです。

すもも

  • ソルダム
    果皮が緑色で果実が真っ赤なところが特徴的なすももです。果皮の酸味と果肉の甘みのバランスの良さが人気です。
  • 大石早生
    ほどよい酸味、そして優しい甘さがあります。ジューシーで完熟すると濃い紅色になります。
  • サマーエンジェル
    大きな実が特徴で、やわらかくジューシーなところが特徴です。甘みと酸味のバランスが良い品種です。
  • 太陽
    晩生品種の中でも甘みがあり、果肉がかための品種です。
  • 貴陽
    すももの中でも大玉な品種で、甘さと味わいの深さで人気があります。
  • 菅野中生
    甘みと酸味のバランスの取れた品種です。果皮が濃い紅色になるところが特徴的です。
  • サンタローザ
    別名「さんたろう」とも呼ばれる品種です。赤い果皮で強い香りと甘みが特徴です。

山梨県の名物果物を購入する

おいしい山梨名物の果物を購入するには山梨県内の直売所や、農家で販売している果物を購入する。もしくはネット通販やテレビショッピングでお取り寄せをする方法が便利です。また、山梨産の果物は旬の時期を迎えると、全国のスーパーで購入できます。さらに通常よりも安い価格で購入するなら、訳あり品を狙う。もしくは通販などで送料無料の時期を選ぶと良いでしょう。

旬の季節に山形をドライブして名物の果物を堪能する

山形県内にはたくさんの果物狩りの施設があります。このような施設を利用することで、もぎたての果物が楽しめます。また、山梨には、ほうとうやうどんなどの郷土料理も人気があります。果物狩りと山梨グルメ、この2つを堪能できるドライブルートなどで山梨を満喫してみるのはいかがでしょうか。ただし、果物狩りには事前の予約が必要な施設がありますので確認をしてから出かけましょう。

山梨県のふるさと納税

寄付金額に応じて返礼品が異なるふるさと納税。山梨県のふるさと納税の返礼品は、これまでご紹介した果物も含まれています。例えば、シャインマスカットや巨峰や藤稔、ピオーネなどのぶどう。そしてももやすももなども返礼品にあります。この他には、山梨県産の野菜やワインなどもラインアップされています。

山梨の名物果物を堪能するレシピ

山梨産の名物の果物は、ギフトにも人気なので、もらう機会も多いと思います。果物はそのまま食べる方法が1番です。その他にはちょっとした手間でおいしいスイーツに早変わりする方法もおすすめです。

山梨県産ぶどうのソーダ

炭酸水に山梨県産のぶどうを入れるだけの簡単レシピです。デラウェアなどのぶどうを使う場合は、まずぶどうを洗い房から粒を外します。しっかりと水分を拭き取ったら冷凍庫で凍らせます。凍ったぶどうを炭酸水に入れ、お好みでガムシロップやジャムを入れると完成です。また、ももやすももをミックスするなら、くり抜き道具を使って加えてもおいしく仕上がります。

山梨県産桃のコンポート

日本のワイン発祥地でもある山梨県。そのワインを使って桃のコンポートを作りましょう。使うワインは赤、白、ロゼのお好きなものでOKです。作り方は鍋にワインを入れ煮立たせ、カットした桃と砂糖を加えて加熱します。しっかりと煮詰まったら、粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。小さいお子様のいるご家庭は、ワインのアルコールをしっかりと飛ばすまで煮詰めましょう。

山梨県産すもものジャム

酸味のあるすももは、ジャムにする方法がおすすめです。まず、すももはよく洗い、水気を拭き取ったら果皮をつけたままカットします。その後種を取り除いたら鍋に入れ、砂糖とレモン汁を加えて水分が出てくるまで待ちます。次に弱火で鍋を加熱し、アクを取りながらとろみがでるまで混ぜます。すももや砂糖の量はお好みでかまいませんが、すももの酸味を残すなら、砂糖は少なめが良いでしょう。

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