人気の桃の品種「あかつき」 特徴や収穫時期について解説

最終更新日:2024/05/25

人気の桃の品種「あかつき」 特徴や収穫時期について解説

桃にはいろいろな品種がありますが、「あかつき」という品種を食べたことはありますか?
桃は品種によって味だけでなく、硬さや色も違います。
あかつきはどんな特徴がある桃なのでしょうか。

そこで、この記事では、あかつきの特徴やあかつきは固い桃なのか柔らかい桃なのか、あかつきの収穫時期、食べ頃についてご紹介します。
また、おすすめの保存方法もご紹介します。
ぜひ参考にして美味しい桃「あかつき」を味わいましょう。

福島の代表品種「あかつき」の特徴

あかつきは、福島県を代表する品種の桃で、旬の時期になるとたくさん出回ります。

あかつきは国立果樹試験場が「白桃」と「白鳳」を交配されて育成させた品種です。
1979年に品種登録されました。
全国で栽培されていますが、主な産地は福島県で、あかつきは約50%が福島県で育てられています。

また、福島県で育てられる桃は、袋掛けがほとんどされません。
袋をかける育て方と、袋をかけない育て方では味や大きさ、見た目などに影響を与えます。
袋をかけずに太陽の光をたくさん浴びさせることで、美味しい桃が育つのです。

果実の特徴は、大きさは250gから300gほどで、果皮は全体が桃色に染まります。
果肉は白っぽいクリーム色をしていて、うっすらと紅色が入っています。
糖度は12度から14度程です。

あかつきは固い桃?柔らかい桃?

桃には、柔らかい桃と固い桃がありますが、これは熟れ具合の違いだけではありません。
品種によって、熟しても固い桃もあります。

あかつきはきめが細かい品種で、果肉がしっかりしています。
口の中でとろけるほど柔らかい品種ではなく、やや固めの品種で、実がしっかりとしているので、日持ちしやすいです。

ある程度の固さがある桃なので、そのまま食べるだけでなく、デザートなど、さまざまな料理に使うことができます。

あかつきの収穫時期

一般的に早く収穫できる早生の桃は柔らかい品種が多く、遅く収穫できる遅生の桃は固い品種が多いと言われています。
早いものだと6月頃から収穫が始まり、遅いものだと10月頃まで収穫できます。
あかつきの収穫時期は、7月下旬から8月末頃までです。
桃の収穫がピークにあたる時期が、あかつきの収穫時期になります。

たくさん桃が出回る時期なので、いろいろな桃との味の違いを感じてみるのもおすすめです。

美味しい桃「あかつき」の食べ頃

桃は追熟が必要な果物です。
そのため、良い香りがしても、すぐに食べるのはもったいないです。

熟していない桃を購入した場合、軸のへこみが緑色ですが、食べごろになると、クリーム色になってきます。
また、香りも強くなってきます。
手で持つと弾力を感じるようになり、緑色だった部分が柔らかくなっていたら食べごろです。

ただし、桃はとてもデリケートな果物です。
強く押すと、そこから傷んでしまいます。
そのため、押して柔らかさを確認するのはやめましょう。

あかつきの保存方法

あかつきを美味しく食べるためにも、正しく保存する必要があります。
おすすめの保存方法をご紹介します。

桃を保存するときは、常温保存が基本です。
桃はとてもデリケートな果物なので、キッチンペーパーなどで1つずつ包みます。
風通しのよい涼しい冷暗所などで保管しましょう。
この時、エアコンなどの冷気が当たらないよう注意しましょう。
冷やして食べたい場合は、食べる2時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やしてから食べるのがおすすめです。

しかし、常温保存すると、どんどん熟してしまいます。
食べ頃になったら1つずつラップなどで包み、袋に入れて野菜室で保存しましょう。
ただし、熟した桃を冷蔵庫に入れたままにすると、味や風味が落ちてしまいます。
できるだけ早めに食べきりましょう。

まとめ

この記事では、桃の品種「あかつき」についてご紹介しました。

あかつきは福島県を代表する桃で、とても甘くて美味しい品種です。
やや固めのしっかりとした果肉で、日持ちもしやすいです。

収穫時期や値段、食べ頃、保存方法についてもご紹介しました。
ぜひ参考にして、甘くて美味しいあかつきを味わいましょう。

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