メロンを食べ過ぎるとどうなる-身体への影響やカロリーについて

最終更新日:2024/01/28

メロンを食べ過ぎるとどうなる-身体への影響やカロリーについて

水分が多く甘いメロン。
半分くらいは一気にペロッと食べられちゃいますが、食べ過ぎには注意が必要です。

それはなぜなのでしょうか。

そこで今回は、メロンを食べ過ぎるとどうなるのか、食べ過ぎによる身体に起こる症状、メロンとの食べ合わせが悪いとされている食べ物などご紹介します。

1日の摂取量を把握して、美味しくメロンをいただきましょう。

メロンを食べ過ぎるとどうなる

甘くてジューシーなメロン。
しかし、メロンを食べ過ぎると、下痢や腹痛、胃もたれなど、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

その原因は、メロンに含まれているカリウムとビタミンCです。

カリウムはミネラルの一種で、身体を冷やしてくれる作用がありますが、食べ過ぎることで身体を冷やしすぎてしまいます。
すると胃腸の機能が弱って消化しづらくなり、下痢や腹痛、胃もたれを引き起こしてしまうわけです。

また、ビタミンCも大量に摂取してしまうと、胃腸を刺激したり、消化の際に発生するガスが溜まって腸に悪影響を与え、下痢を引き起こしてしまう可能性があるので食べ過ぎないことが大切です。

メロンの食べ過ぎで喉が痒くなる原因

メロンを食べ進めていくうちに喉に違和感を感じ、次第に痒くなる場合がありますが、それはもしかすると食物アレルギーかもしれません。

なぜなら、メロンは食物アレルギーを引き起こす可能性がある果物の1つで、口の中がかゆくなったり蕁麻疹が出たり、目が痒くなったり、ひどい時は吐き気や腹痛を引き起こす可能性もあります。

実は、メロンなどの果物の中には花粉症と同じ物質が含まれている場合があり、イネ科のカモガヤやキク科のブタクサなどが原因で花粉症を発症している方は、ウリ科のメロンやスイカでもアレルギー症状が出やすいと言われています。

少しでも喉に違和感を感じた時は自己判断せずに食べるのをやめ、一度専門医を受診することをおすすめします。

メロンを食べ過ぎると舌がピリピリするのはなぜ

メロンは成熟が進むと、エタノール、酢酸エチル、炭酸ガスなど約50種類の揮発性物質が生成されます。
そのため、食べ頃を過ぎた熟したメロンを食べると、その物質が口の中を刺激し舌がピリピリすることがあるのです。

少量であれば食べても問題ありませんが、強い苦味があったり舌にピリピリした刺激を感じた時は、無理に食べないほうがいいでしょう。

メロンの正しい保存方法

メロンは熟していない段階で収穫しているので、熟すまで常温保存するのが正しい保存方法です。
冷蔵庫に入れてしまうと追熟が止まってしまうので、熟していないメロンを冷蔵庫に入れないようにしましょう。
完全に熟した後に冷蔵庫に入れて追熟を止めて冷やし、カット後は徐々に傷んでしまうので早めに食べましょう。

【食べ過ぎ注意】気になるメロンの栄養とカロリー

水分量が多く甘いメロン。
ついつい食べ過ぎてしまうので、栄養やカロリーが気になる方も多いのではないでしょうか。

メロンに含まれている主な栄養素

メロンに多く含まれている栄養素は以下の3つです。

  • カリウム
  • β-カロテン
  • 食物繊維(ペクチン)
  • ビタミンC

特にカリウムやβ-カロテン、食物繊維が豊富に含まれており、利尿作用があるカリウムにはむくみ解消、抗酸化物質であるβ‐カロテンは老化や動脈硬化の防止が期待できると言われています。

気になるメロンのカロリー

メロンは100gあたり45kcal・糖質9.5g。
りんごやバナナに比べると糖質が少なく低カロリーなので、メロンはダイエット中でも安心して食べられる果物と言われています。

夜にメロンを食べ過ぎるのはNG

低カロリーでダイエット中でも安心して食べられるメロンですが、夜寝る前に食べるとカロリーが消化できず、脂肪として身体に蓄積され太る原因になります。

食後のデザートでメロンを食べる場合は、朝や昼の時間帯がベストです。
夕食後や寝る前など、代謝が下がる時間帯に食べるのはなるべく避けたほうがいいでしょう。

メロン1日の摂取量の目安

中には、メロン半分くらいならペロッと食べられるという方もいらっしゃるかもしれませんが、身体への影響を考えて食べ過ぎないことが大切です。

メロン1日の摂取量の目安は、

  • 1〜2歳までの子供〜100g
  • 3歳以上の大人〜200g

これは、皮や種を除き、実際に食べられる分量です。

中玉のメロンで、子供は1/8玉、大人は1/4玉が食べ過ぎにならない目安とされています。
食べ過ぎないためのも、1日に食べてもいい量を知り、バランス良く食べるようにしましょう。

メロンとの食べ合わせが悪いとされている食べ物

食べ過ぎだけでなく、メロンとの食べ合わせが悪いとされている食べ物もあるので注意が必要です。

メロンとの食べ合わせが悪いとされている食べ物は「カニ」です。
カニは古くから胃腸に負担をかけやすく、身体を冷やす食材と言われており、身体を冷やしやすいメロンと一緒に食べることでさらに身体を冷やし、お腹を壊しやすくなります。
一緒に食べる機会がある場合は、メロンの量を抑えるようにしましょう。

また、メロンと揚げ物の相性も悪く、水分が多いメロンを食べると胃酸を薄め消化が悪くなりますので、消化時間の長い揚げ物とメロンを一緒に食べる際は注意しましょう。

まとめ

豊富な水分と栄養素を含むメロンは低カロリーで、夏バテや美容効果も期待できる女性に嬉しい果物ですが、食べ過ぎると喉が痒くなったり、下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。
1日の摂取量を目安に、美味しくメロンをいただきましょう。

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