【離乳食の果物】開始時期や種類、加熱について

最終更新日:2024/01/14

【離乳食の果物】開始時期や種類、加熱について

果物はビタミンや食物繊維が豊富に含まれているので、離乳食で食べさせたい食材です。
ですが、いつから食べさせても良いのか、どんな果物を食べさせて良いのかわからないことがたくさんあると思います。

そこで、この記事では離乳食でいつから果物を食べさせても良いのかについてや離乳食で食べられる果物の種類、果物を食べさせるときは加熱が必要なことについてご紹介します。
また、食べさせる量や冷凍保存についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

離乳食でいつから果物を食べても良いのかについて

果物にはビタミンや食物繊維などの栄養が豊富に含まれていて、赤ちゃんに食べさせたい食材のひとつです。

果物をいつ頃から食べさせても良いのかは、赤ちゃんの成長に合わせる必要がありますが、一般的には生後5カ月~6カ月頃とされています。
進め方について下記で詳しくご紹介します。

進め方

はじめて果物を食べさせるときは1さじから始めます。
1さじ食べさせて様子をよく観察し、問題はなければ徐々に量を増やしていきましょう。

果物は甘くて美味しいので赤ちゃんが喜んで食べることも多いです。
しかし、喜んで食べるからといって最初からたくさんの量を食べさせてはいけません。

果物の種類によってはアレルギー反応を引き起こしやすいものもあります。
初めて食べさせる果物はアレルギー反応がないかをしっかり確認することが大切です。

注意点

果物をいつあげるのかも重要です。
初めて果物をあげるときは万が一のことを考え、夜や休日はさけ、病院が開いている平日の午前中などにしましょう。

離乳食で食べられる果物の種類

果物は生後5カ月~6カ月頃から食べさせても良いと説明しましたが、どんな果物でも食べさせて良いわけではありません。

おすすめの果物を時期別でご紹介します。
また、この時期の食べさせ方についてもご紹介します。

初期

離乳食初期は生後5カ月〜6カ月頃で、この時期はまだ噛むことができません。
食べさせるときはすりつぶしたり、こしたりして果汁だけにしたり、滑らかにして食べさせましょう。

食べられるおすすめの果物は、

  • りんご
  • バナナ
  • みかん
  • もも
  • メロン
  • すいか
  • オレンジ
  • いちご

などです。

何から始めたらよいのか悩んだときは、りんごがおすすめです。

中期

離乳食中期は生後7カ月~8カ月頃で、モグモグと食べる練習をする時期です。
食べさせるときは、細かく刻んで舌でつぶせるくらいの硬さにしましょう。

食べられようになるおすすめの果物は、

  • キウイ
  • ぶどう
  • さくらんぼ

などです。

後期

離乳食後期は生後9カ月~11カ月頃で、噛む練習をする時期です。
食べさせるときは、歯茎でつぶせるくらいの硬さにします。
手づかみ食べを始める時期なので、丸のみしないよう切り方にも工夫が必要です。
5mm角くらいの大きさにカットするのがおすすめです。

食べられようになるおすすめの果物は、

  • パイナップル
  • ラズベリー

などです。

完了期

離乳食完了期は生後12カ月~18カ月頃で、形のある食べ物を噛みつぶして食べられるようになります。
ほとんどの栄養を食べ物からとれるようになるので、栄養バランスが大切になる時期でもあります。

食べられるようになるおすすめの果物は

  • グレープフルーツ

などです。

1歳をすぎるとグレープフルーツなどいろいろな果物を食べることができるようになりますが、刺激が強い果物なので無理に食べさせる必要はありません。
他の果物でも栄養がとれるので、様子を見ながら進めるようにしましょう。

離乳食で果物をあげる場合は加熱が必要

離乳食で果物を食べさせるときは、そのまま生のまま食べさせず加熱したほうが安心です。

なぜ加熱したほうが安心なのか疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、これはアレルギーの発生リスクを下げるためです。

焼く、蒸す、茹でるなど加熱方法にもいろいろありますが、簡単に加熱したいなら電子レンジで加熱するのがおすすめです。

また、いつまで加熱が必要なのか気になる方もいらっしゃると思います。

基本的に離乳食初期はすべての食材に加熱が必要です。
ですが、その後離乳食中期に入った頃からは、食べなれた果物なら生のままでも食べさせて良いとされています。

離乳食中期に入ったら加熱なしでも食べさせて良いとされていても、初めて食べさせる果物は加熱が必要なので注意しましょう。

離乳食で果物を食べさせる量

果物は美味しくビタミンなど嬉しい栄養がたくさんあります。
しかし、子供が果物しか食べない、毎食食べさせているなど、果物をあげすぎるのも良くありません。

果物には果糖が多く含まれているので、食べすぎると糖分過多になってしまいます。
子供が喜んで食べる姿を見るとついついたくさんあげたくなりますが、あげすぎに注意しましょう。

一日の摂取量の目安は離乳食初期で5g、離乳食中期、後期で10g、完了期で15gほどです。
また、缶詰の果物は糖分が多いです。
食べさせるなら離乳食後期からにするのがおすすめです。
水で糖分を洗い流してから食べさせましょう。

離乳食の果物を冷凍保存しよう

離乳食で食べさせる果物は、火を通す必要があったり、食べられる大きさにカットしたり、下ごしらえが必要になります。

毎回下ごしらえをするのは大変です。
そこでおすすめなのが、冷凍保存をしてストックしておく方法です。

おすすめの保存方法は製氷皿を使う方法です。
下ごしらえをした果物を少量ずつ製氷皿に入れて冷凍するだけです。

使用するときは、電子レンジや鍋などで再加熱して解凍しましょう。
自然解凍は雑菌が繁殖するなどの原因になります。
抵抗力の少ない赤ちゃんにはリスクが高いので必ず加熱し安心安全に食べさせましょう。

また、冷凍保存した場合は1週間をめどに使いきるのがおすすめです。
変色したり、においがしたり、味が変わったりなど変化を感じた場合は食べさせるのはやめましょう。

まとめ

この記事では、離乳食の果物はいつから食べさせても良いのかや食べられる果物の種類、加熱が必要なこと、食べさせる量、冷凍保存の方法についてご紹介しました。

赤ちゃんに果物を食べさせても良い時期は生後5カ月~6カ月ほどからです。
しかし、赤ちゃんの成長はそれぞれ違います。
あくまでも目安なので、子供の成長に合わせて進めていきましょう。

また、大きくなるにつれレシピも増え、ヨーグルトに混ぜたり、スムージーにしたり、いろいろな食べさせ方をさせることがあると思います。

ですが、果物を食べさせることでアレルギー反応を起こす可能性があります。
必要ないと勝手に判断せず、はじめて食べさせる果物は加熱し、少量食べさせて様子を見ることが大切です。

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