初盆のお供え物に果物を送ろうと考えているけど、なにを選んだらいいのか悩む方も多いと思います。
そこでこの記事では、初盆のお供えにおすすめの果物や相場、注意点をご紹介します。
また、お供え物を渡すときのマナーやのしについてもご紹介します。
マナーを守って正しくお供え物を渡しましょう。
初盆のお供えにおすすめの果物
四十九日の忌明けの後初めて迎えるお盆のことを、初盆(新盆)と言います。
初盆は、故人の霊を迎える大切な行事であるため、親族だけでなく友人や知人なども招き、通常のお盆よりも丁寧に供養を行います。
初盆でのお供え物には、果物の他、日持ちするお菓子や缶詰などの食べ物、ジュース、花などが選ばれることが多いです。
そして、お供え物には消え物を送るのがふさわしいです。
果物を送るなら、日持ちし、わけて持ち帰れる故人の好きなものがおすすめです。
また、丸い形は縁起がよいとされています。
夏に旬を迎える丸い形の果物が人気があります。
おすすめは、りんご、メロン、キウイ、みかん、さくらんぼ、ぶどう、なしなどです。
お供えしてはいけない果物というものはありませんが、傷つきやすい果物やにおいがする果物、汁が出やすい果物などは控えることがおすすめです。
初盆でお供えする果物の相場
初盆でお供えものを送るときの相場は、一般的に5,000円から10,000円ほどとされています。
しかし、親戚など故人との関係が近い場合は10,000円から30,000円ほどです。
故人との関係を考え、適切な金額を決める必要があります。
香典とお供え物の両方を渡す場合もあると思います。
両方渡す場合は、お供え物の値段を安いものにしても構いません。
ですが、お供え物だけを送る場合は相場の金額の品を用意しましょう。
お盆に果物のセットをお供えするときの注意点
果物をお供え物として選ぶなら、かごなどに果物を入れて送るのもおすすめです。
しかし、果物を詰め合わせるときに注意しなければいけないことがあります。
それは数です。
偶数は割り切れるので故人との縁が切れると言われています。
そのため、果物のお供えは3、5、7の奇数でそろえるのがよいでしょう。
また、4と9の忌み数は不吉とされ、8だけは末広がりで縁起がよい数字とされています。
自分で詰め合わせを作ることに自信がない場合は、スーパーなどで売っているお供え用のフルーツセットがおすすめです。。
お供え用として売っているものは、このようなマナーも考えられた盛り方をしているので安心してそのまま送ることができます。
また、予算が決まっている場合は、お供え物を取り扱う店舗で詰め合わせを作ってもらうのもおすすめです。
初盆でお供えの果物を渡すマナー
お供え物を渡すタイミングは、仏壇などで焼香を済ませてからです。
お盆は故人が家に帰ってきているので、まず故人に挨拶することがマナーです。
最初に焼香して故人に挨拶をしてから、お供え物を渡しましょう。
また、お供え物を渡す時期は、地域によって違いはありますが、一般的に8月13日から8月16日頃です。
法要の前日には届くように手配しましょう。
また、直接お寺や斎場などに送る場合は、法要の1時間前までには届くようにしましょう。
そして、お供え物を郵送するなら、添え状を入れるのがおすすめです。
故人や遺族を慎むメッセージを添えて送りましょう。
初盆のお供え用ののしについて
お供え物を持っていく場合はのし紙をかけるのがマナーです。
のし紙には慶事用と弔事用があり、お供え物をするときは、弔事用を選びましょう。
弔事用ののし紙は、水引が結びきりになっていて、一般的に黒白や双銀が使われます。結びきりは二度と繰り返さないという意味があります。
果物のお供え物をするときの水引の上側の表書きの書き方は、「御供」または「御供物」と書くのが一般的です。
水引の下側には送り主の名前を書きます。
複数人で送る場合は代表者の名前を書きましょう。
また、初盆で表書きや名前を書くときは、薄墨を使うのが一般的です。
お供え物を直接持参する場合は、外のしにし、郵送する場合はのし紙が破損する恐れがあるので内のしにするのがおすすめです。
まとめ
この記事では、初盆のお供えにおすすめな果物についてなどをご紹介しました。
おすすめの果物は丸い果物で、傷つきやすいものや汁が出やすい果物などは選ばないようにしましょう。
また、果物を送るときの相場は一般的には5,000円から10,000円です。
相場を考えて選ぶようにしましょう。
果物を詰め合わせるときは数に注意し、渡すときは焼香を済ませてから渡します。
マナーを守って失礼のないように、お供え物を送りましょう。