【お供え用の果物かご盛り】選び方や置き方、のし、金額について

最終更新日:2024/02/01

【お供え用の果物かご盛り】選び方や置き方、のし、金額について

お供え物として、花と並んで人気なのが果物です。
中でも見栄えが良い果物のかご盛りは、実用的なお供物として人気です。
そこでこの記事は、お供えの果物のかご盛りについてご紹介します。
またお供えの果物のかご盛りはどこで買えるのかや、お供えのかご盛りに入れる果物を自分で選ぶ際の選び方、かごに盛る時の入れ方のポイント、果物のかご盛りの置き方についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

お供え用の果物のかご盛りとは

お供え用の果物のかご盛りは、葬儀、告別式や初盆、四十九日、一周忌、3回忌などの法事の時に祭壇の近くに置かれるお供物のひとつです。
故人に捧げるお供え物としてはもちろん、遺族に弔意の気持ちを示すものとして贈られ、遠くに住んでいて通夜や葬儀に出席できない時に贈ることもあります。

特に果物のかご盛りには、複数の種類の果物がきれいに詰め合わせられており、親族やご近所の方たちに配ることができる実用的なお供え物として人気で、相場は5,000円~1万円程度です。

「盛籠」と言われる、フルーツをはじめ、飲み物や線香、ロウソクなどをかごに収め、かごの周りを造花で飾った華やかな見た目の大きなサイズの台付きのものは1万5,000円~2万円程度とされています。
金額に関しては故人との関係や地域によって変わってくるの、送り先にあらかじめ相談しておくことをおすすめします。

お供えの果物のかご盛りはどこで買えるのか

法事のお供え用の果物のかご盛りは、高級フルーツでお馴染みの「千疋屋」や百貨店をはじめ、「イオン」などのスーパーでも購入可能です。
ただしあまり小さなスーパーでは取り扱っていない場合もあるので、早めに問い合わせをすると安心です。

果物のかご盛りには、のし紙をかけるのがマナーです。
お供え物ののしには故人や仏様への敬意が込められているため、うっかり忘れることがないようにご注意ください。
またかご盛りの果物は「楽天」や「amazon」などのネット通販でも多く売られています。
店舗に買いに行かなくても、先方まで無料で配達してくれるサービスもあるので、お供え物を直接渡せない場合にも便利です。
なお、お供え物を郵送するなら故人や遺族を慎むメッセージを添えて送るのがおすすめです。

台が付いた果物の盛籠については、スーパーなどでは買うことはできません。
葬儀を担当している葬儀会社に確認するなどして依頼するようにしましょう。

お供えのかご盛りに入れる果物の選び方

お供えの果物のかご盛りはセットになっているものなら、そのまま購入するだけでOKですが、自分で選んでかごに入れる場合はどのようなことに気をつければいいのでしょう。

お供えは、そもそも故人を偲び供養するためのもののため、果物は故人が好きだったものを選ぶと良いでしょう。
常温でも日持ちするものや旬のもの、縁起が良いとされる「丸い」果物もおすすめです。
リンゴやミカン、グレープフルーツ、メロン、桃、柿、ブドウ、梨などが一般的です。

果物の量や個数については、弔辞や慶事でも割り切れる偶数は故人や相手との縁が切れると考えられているため、奇数が良いとされています。

ただし、末広がりで縁起が良いとされる「8」の場合は、偶数ですが使用されることもあります。
また「4」や「9」といった忌み数と呼ばれる個数は死や苦を連想させるため避けたほうが安心です。

お供えの果物をかごに盛る時の入れ方

続いては、お供えの果物の入れ方です。
かごに入れる果物の向きには特に決まったルールはありませんが、ヘタ部分が上になるように自然な状態がいいです。
例えば柿の場合、ヘタを下にしたほうがきれいに見えると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでもヘタは上向きが正解です。
また来客から見て見栄え良く盛り付け、もしも果物に傷がある場合は傷は後ろにして見えないようにしましょう。

おしゃれなかご盛りをできるだけ安い値段で用意したい場合には、100均のかごやリボン、造花などのアイテムを利用するのも手です。
かごは白や黒といったカラーを、リボンは紫やネイビーなどを選ぶと見た目もすてきです。
造花は百合がおすすめです。
手作りする際にも、贈り物ならのしを忘れずに用意してくださいね。

お供えの果物のかご盛りの置き方

かご盛りは祭壇の近くに置くと最初に書きましたが、仏壇に供える場合の置き場所はどこが良いのでしょう。
果物を仏壇に供えるときは、中段に供えるのが基本ですが、大きなかご盛りの場合は仏壇の前か経机の横にテーブルを置いて、その上にお供えします。
畳や床に直接にお供え物を置くことはNGですので気をつけましょう。

最後に

この記事では、通夜や葬儀、法事などのお供え用の果物のかご盛りについて詳しくご紹介してきました。
きれいにラッピングされた果物のかご盛りは、見栄えも良くまたお供えした後は親族やご近所の方たちに分けることができ、とても実用的です。
果物のかご盛りを贈り物にする際には、のしが必要だと書きましたが、のしには四十九日までは薄墨で「御霊前(浄土真宗は御仏前)」と書き、四十九日以降は墨で「御仏前」と書くのがマナーですので、こちらも併せて知っておくと良いでしょう。

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