【離乳食に取り入れる果物の適切な量】初期から完了期まで

最終更新日:2024/01/20

【離乳食に取り入れる果物の適切な量】初期から完了期まで

栄養バランスや調理方法、そして食材選びがポイントの離乳食。
この他にも、赤ちゃんが食べられる離乳食の量も気になるところです。

今回の記事では、赤ちゃんに最適な離乳食に取り入れる果物の量についてお伝えします。
年齢別の離乳食用の果物の適切な量の他、離乳食に向いている果物の種類もご紹介します。

離乳食に果物を取り入れるなら量が大切

赤ちゃんの成長にかかせない離乳食は、いつから食べられるのか。
もしくは何から、どのくらいの量を食べれば良いのわからない方も多いと思います。
特に、果物を離乳食に取り入れる時は、どのような果物を選べば良いのか。
そして1番気になることといえば、離乳食に取り入れる果物の量です。

離乳食に果物を取り入れる時期は、種類により異なりますが生後5〜6カ月です。
また、離乳食に果物を与える量は、成長の時期により変わります。
赤ちゃんの成長期別の離乳食用の果物の量は下記でご紹介します。

離乳食に向いている果物

生後5カ月以降の離乳食に食べられる果物の一覧をご紹介します。
これから果物を離乳食に取り入れる時の選び方のご参考にご覧ください。

  • りんご
  • いちご
  • もも
  • みかん
  • メロン
  • すいか
  • バナナ

この他に、手づかみで食べられるぶどう、もしくはキウイは生後7カ月以降に。
さらに、秋の味覚、柿は生後9カ月以降から離乳食に取り入れられます。

また、これらの果物は離乳食として与えるなら、そのままカットをして生で。
もしくは加熱などをしてから赤ちゃんに食べさせましょう。

果物は毎日・毎食の離乳食に与えても良い?

離乳食に果物を取り入れる時は、量の他に頻度も気になりますよね。
結論から言うと、離乳食の果物を毎食与えるのはNGです。

そのため、初期なら2〜3日に一回、中期から後期の場合は1〜2日に一回。
そして、完了期には1日1回が目安です。
また、離乳食用の果物は食後のデザートとして食べさせましょう。
さらに、完了期なら食後のデザートのほかにおやつにしてもOKです。

【初期】生後5〜6カ月の赤ちゃんの離乳食に最適な果物の量

初めて離乳食で果物を赤ちゃんに与える量は、小さじ1(小さいスプーン)程度から始めます。
離乳食に使用する果物は加熱をし、裏ごししたもの、もしくは果汁にします。
ただし、アレルギー反応を起こす場合もあるので、使う果物の種類は1種類に限定しましょう。
さらに、アレルギー反応が起こった場合を想定して、小児科病院が空いている時間帯を選ぶのもひとつの方法です。
このようなことから、初めて離乳食で果物を与える時は、水で薄める方法もおすすめです。

【中期】生後7〜8カ月の赤ちゃんの離乳食に最適な果物の量

中期からの離乳食用の果物は、野菜と合わせて20〜30gが目安の量です。
また、何度も食べている果物ならそのまま生で、初めての果物は加熱をします。
かたさは舌でつぶせるくらいのみじん切りがベストです。
さらに、中期からはぶどうが食べられますが、喉に詰まる可能性があります。
そのため、種や皮を取り除くことはもちろん、細かくカットしてから与えましょう。

この頃の赤ちゃんは、野菜よりも甘みのある果物を好みます。
しかし、食べ過ぎは栄養バランスが崩れる他、糖分の摂りすぎにもつながるので注意しましょう。

【後期】生後9〜11カ月の赤ちゃんの離乳食に最適な果物の量

後期の離乳食用の果物は、野菜と合わせて30〜40gが目安の量です。
また、離乳食用の果物のほとんどの種類がそのまま生で食べさせても大丈夫です。
ただし、できるだけバナナくらいのやわらかさにしてから食べさせましょう。
例えば、柿なら1/4程度の量で、やわらかいものがおすすめです。

【完了期】生後12〜18カ月の赤ちゃんの離乳食に最適な果物の量

完了期の離乳食に果物を取り入れるめやすいはバナナの半分、40〜50g前後です。
また、かたさは、歯茎でかみつぶせる程度で肉団子くらいの大きさがベストです。
この頃の時期になると、離乳食に食べられる果物が増えますが、消化の良くないもの。
もしくは口のまわりがかゆくなる果物もありますので注意をしながら食べさせましょう。

離乳食の果物の量が気になる時は

離乳食用の野菜は食べてくれる量は少ないけれど、果物の離乳食なら食べてくれるから与える。
このように子育てに忙しい時期は、ついつい食べてくれるものを優先してしまいがちです。
しかし、食べてくれるものだけを与えると、栄養が偏る他、糖分過多を引き起こします。

だからといって毎日、毎食「この果物は何グラムまで大丈夫?」
もしくは「この果物はどのように調理するの?」このように考えたり、計算するのは大変です。
そこでおすすめするのは、スマホで使える離乳食アプリです。
離乳食は適切な量の他、献立を考えたりするのも一苦労です。
このような悩みの解決を手助けするのが離乳食アプリです。
離乳食アプリは、動画でレシピが視聴できるタイプ。
さらに、カレンダー形式で離乳食の記録ができるタイプなどさまざまです。
そのため、自分に1番欲しい機能が備わっているアプリを選びましょう。

また、離乳食用の果物を加熱したり、つぶす時間がない場合は、レトルトを使う方法もOKです。
さらに、冷凍ができる果物なら、時間のある時に調理しておいて冷凍保存をしておきましょう。
その場合、しっかりと水気を切り、一食分の小分け冷凍をしておくと便利です。

まとめ

離乳食に取り入れられる果物の量は、以下がおおよその目安の量です。

  • 初期(生後5〜6カ月)
    目安の量:小さじ1
    頻度:2〜3日に1回
  • 中期(生後7〜8カ月)
    目安の量:20〜30g(野菜と合わせて)
    頻度:1〜2日に1回
  • 後期(生後9〜11カ月)
    目安の量:30〜40g(野菜と合わせて)
    頻度:1〜2日に1回
  • 完了期(生後12〜18カ月)
    目安の量:30〜40g(野菜と合わせて)
    頻度:1日に1回

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