甘くてみずみずしくジューシーな味わいが楽しめる桃。
とても美味しい果物なのでついつい食べすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
ですが、桃を食べ過ぎるとさまざまな影響を起こす可能性があります。
そこでこの記事では、桃の食べ過ぎで起こる体への影響について解説します。
また、食べすぎになる量や桃の栄養を効率よくとる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
桃を食べ過ぎると太る
甘くてみずみずしい桃は、とても美味しくたくさん食べたいと思う方も多いと思います。
桃には、体によい影響がある栄養がたくさん含まれています。
例えば、以下の通りです。
- カリウム:むくみの解消が期待できる
- 食物繊維:おなかの調子を整える
- ビタミンC:肌の調子を整えたり、鉄分の吸収率を高める効果が期待できる
また、桃にはブドウ糖やショ糖などが含まれており、体や脳を動かす役割を果たします。
しかし、糖質は取りすぎると肥満の原因になるので注意が必要です。
桃のカロリーは桃100gあたり約38kcalです。
カロリーは低めですが、たくさん食べすぎるとカロリーをオーバーしてしまいます。
食べすぎには注意しましょう。
桃の食べ過ぎは下痢の原因にもなる
桃を食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすことがあります。
これは、桃に含まれる水分やソルビトールという糖が原因と考えられます。
桃は果汁たっぷりな果物なので、水分量が多いです。
食べ過ぎることで水分を摂りすぎることになり、腹痛や下痢につながってしまいます。
また、ソルビトールを取りすぎることで、腹痛や下痢などの原因になることもあります。
ソルビトールはバラ科のフルーツに含まれていて、梨やさくらんぼなどにも含まれています。
毒性は低いものとして扱われていますが、ソルビトールは消化されにくく、小腸の水分の吸収の働きを悪くしてしまいます。
桃の食べ過ぎでアレルギーを起こすことがある
特定原材料に準ずるもの20品目に桃は指定されています。
アレルギーを起こす恐れがある果物なので、食べるときは注意が必要です。
桃を食べて起こるアレルギーは、さまざまな症状を起こす可能性があるので注意が必要です。
健康な大人でも突然アレルギー反応を起こすことがあります。
桃を食べて口がかゆいなどの症状が出た場合は、アレルギーの可能性があるので、一度調べてみると良いでしょう。
特に、赤ちゃんなど小さい子供にはじめて食べさせる場合は注意が必要です。
桃の食べ過ぎになる量
それでは、桃は1日に何個くらい食べてもよいのでしょうか。
桃は毎日食べてもよいですが、1日に食べてもよい目安は健康な大人で1個です。
量にすると約200gです。
桃はジューシーで美味しいので、一度にたくさん食べたいという方もいらっしゃると思います。
ですが、先ほどお伝えしたように、たくさん食べると下痢などの症状やアレルギーを起こしたり、肥満の原因にもなります。
1日の目安を守って美味しい桃を食べましょう。
桃の栄養を効率よくとろう
桃などのフルーツに含まれている果糖は、砂糖の1.5倍ほどの甘さがあり、摂取すると肥満の原因になります。
対処法としては、食べる時間帯に気をつけることです。
夜は体が太りやすい時間帯です。
そのため、夜に食べるよりも朝や日中に食べるのがおすすめです。
健康面を考えるなら食前や食間に食べましょう。
また、熱を通すとビタミンCやカリウムなどが減ってしまいます。
桃の栄養をしっかりとりたいなら、熱を通さずに生のまま食べるのがおすすめです。
まとめ
桃には、健康によいたくさんの栄養があり、カロリーが低く美味しいのでたくさん食べてしまいがちです。
しかし、たくさん食べることで思わぬ症状を起こす恐れがあります。
一日に食べてもよい目安は健康な大人で1個です。
食べすぎには注意しましょう。
また、熱を通すとせっかくの栄養が減ってしまいます。
生のまま美味しくいただきましょう。