フランスの果物といえば何を思い浮かべますか?
もしかしたら、「これ」というものをすぐに思い浮かべることができない方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、フランスで人気の果物や、日本では珍しいおすすめの果物などについてご紹介します。
また、フランスで生産量が多い果物、おいしい食べ方や、フランスの果物の持ち込みについてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
フランスで人気の果物
日本と同じく、春夏秋冬のあるフランスでは、季節ごとにおいしい旬の果物を楽しむことができます。
農業大国でもあるフランスでは果物作りも盛ん。
フランスの果物は品質が高く、値段も安いという特徴もあります。
フランスで一般的に食べられている果物は
- アプリコット
- イチゴ
- サクランボ
- 桃
- ぶどう
- フランボワーズ
- ブルーベリー
- オレンジ
- 梨
- マンゴー
- キウイ
- アボカド
- ザクロ
- ネクタリン
- グレープフルーツ
など。
そんなフランスで人気の果物は、イチゴやメロン、リンゴやバナナです。
日本でもお馴染みの果物ですね。
フランスで有名なおすすめの果物
先程紹介した通り、フランスでも日本でもお馴染みの果物が人気です。
しかし、フランスには日本ではほぼ見かけることのない珍しい果物もあります。
それは、「ミラベル(mirabelle)」という西洋スモモの一種です。
美しい黄金色をしており、大きさは日本の梅と同じくらい。
その味わいは上品な甘みでとてもジューシー。
旬の時期は夏の半ばから秋の終わり頃の約3〜4週間と短いですが、だからこそ旬のミラベルは生食がおすすめ。
とはいえ、ミラベルは皮をむいて冷凍することも可能で加工することもできます。
そのため、フランスではタルトやケーキなどのスイーツによく利用されるほか、ジャムとしてやフランス料理のソースとしても親しまれています。
ミラベルは、栄養価も高く、ビタミンAやB群、ミネラル、食物繊維が豊富。
おいしくて栄養があるので、フランスで特に親しまれています。
このほか、「クエッチ(quetsches)」というアルザス名産のプラムなど、プラムの品種が多いのも特徴です。
フランスで多く生産されている果物
フランスで多く生産されている果物は、先ほど紹介したミラベルです。
中でも、北東部ロレーヌ地方のものが有名。
世界中で流通しているミラベルの70%をこの地域で栽培しています。
毎年8月末には、「Fetes de la Mirabelle(ミラベル祭り)」が開催されるほど、愛される果物なのです。
そのほか、フランスで生産量が多い果物はリンゴです。
リンゴの消費量も多く、必ずと言っていいほどキッチンにはリンゴの入ったかごが置かれているんだとか。
フランス特産の果物ミラベルのおいしい食べ方
先述したとおり旬の期間がとても短いミラベル。
フレッシュなミラベルをそのままかぶりつくのが一番おいしいとも言われています。
新鮮なものであれば皮ごと食べることができるのも魅力です。
また生のミラベルはサラダとしてもおいしくいただけます。
旬が短いミラベルは、生だけでなく加工品も人気です。
特にミラベルはじめフランスの果物は多くのパティスリーでタルトとして一般的に販売されています。
そのため、フランスに訪れた際には、フルーツをたっぷりと使った色とりどりのタルトを楽しんでみるのもおすすめです。
フランスの果物の持ち込みについて
もしもフランスに行く機会があれば、ミラベルなど日本では味わえない果物を味わいたいですよね。
また、おいしい果物と出会うことがあれば、その果物をお土産として持ち帰りたいと思ってしまいます。
しかし、フランスの果物や野菜、花などは日本に持ち込むことはできません。
残念ですが生の果物は現地でたっぷり楽しみましょう。
とはいえ、ジャムなど加工されたものであれば持ち帰ることも大丈夫です。
ミラベルをはじめフランス産の果物は加工品もたくさん販売されています。
お土産にするならしっかりパッケージされた加工品を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、フランスの果物についてご紹介してきました。
フランスでも、日本でもお馴染みのイチゴやメロン、リンゴやバナナなどの果物が好まれているようです。
また私たちにとってはあまり耳なじみのないミラベルやクエッチといった果物も人気です。
ただし、残念ながら現地で購入したものを持って帰ることはできません。しかし、ジャムなどは通販などでも購入可能です。
遠くフランスへ行くことは難しくても、本場の味を手軽に楽しむことはできるので、この記事を読んで気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょう。