【中国で有名な果物と珍しい果物】特徴とおいしい食べ方について

最終更新日:2024/03/24

【中国で有名な果物と珍しい果物】特徴とおいしい食べ方について

中国へ行き、驚くことと言えば「果物の種類の豊富さと安さ」です。
そのため、中国では日本で定番の果物の他、珍しい果物がたくさんあります。

この記事では、中国で有名な果物、そして珍しい果物の種類を特徴とともにお伝えします。
また、中国でお祝いとして、または神聖な果物として扱われる果物、さらに、果物の中国語での読み方などについてもご紹介します。

中国で有名な果物の種類

中国では果物のある生活が一般的です。
そのため、家庭には必ず果物があり、市場での取り扱いや果物屋の数もとても多いです。
また、中国で売られている果物は種類が豊富でとても安いため、買いやすいところも魅力です。

それでは、中国で有名な果物とはいったいどのような種類なのでしょうか。
下記の一覧でご紹介します。

  • りんご
  • みかん
  • スイカ
  • ライチ

この他にも、栗やマンゴーなども中国では有名な果物として人気で、ぶどうやいちごなども中国ではたくさん栽培されています。

また、最近ではクリスマスイブにりんごを贈る習慣が中国の若者の間で流行しています。
その理由は、中国語でクリスマスイブを意味する「平安夜」とりんごの発音が似ているからだそうです。

中国のお正月にかかせない果物

旧暦でお正月を祝う「春節」は、中国の伝統的な祝日です。
この春節に欠かせない果物と言えば、オレンジやみかんです。
その理由は、これらの果物の中国語の発音が関係しています。
広東語では柑橘類を表す「柑」と開運カラーの金色の「金」が」同じ発音です。
そのため、縁起の良い果物とされ、春節に欠かせない果物として扱われます。
また、幸せを祈る気持ちを込めて、春節の時期にキンカンの木を大切な方へ贈る風習もあります。

中国で神聖な果物として扱われている桃

日本では夏から秋にかけて出回る甘くてジューシーな桃。
この桃は、中国では神聖な果物として扱われています。

桃の原産は中国と言われていて、中国北西部で紀元前2000年頃から栽培が始まったと考えられています。
桃は、古代中国では邪気を祓い、不老不死(不老長寿)をもたらす神聖な果物として信仰されていました。
その理由は、宗教的、もしくは桃の育ち方に関する象徴的な意味が込められているそうです。
また、桃は、中国の女神「西王母」との関係も深く、中国の神話にも記述される果物です。
さらに、日本でも馴染みの深い、西遊記に登場する孫悟空が盗み食いをしたことでも有名です。

日本では珍しい中国の果物

上記でご紹介した果物は、日本のスーパーでも時期になると店頭に並びます。
それでは、なかなか日本ではお目にかかれない中国の果物にはどのような種類があるのでしょうか。

その珍しい果物の種類は以下の通りです。

  • サンザシ
    中国で古くから漢方薬として使われる果物
  • マンゴスチン
    中国の福建省や広州、雲南省などで栽培されている、白い果肉の果物
  • なつめ
    ドライフルーツとして人気のある果物で、生の状態は緑色をしています。
  • 龍眼
    婚礼などにも使われる小さな果物で、生、乾燥のどちらでも食べられる果物です。
  • ドラゴンフルーツ
    暖かい地域で栽培されているドラゴンフルーツは、日本では沖縄県などで栽培されてます。

赤いスーパーフード:「サンザシ」

その果実がアセロラに似ていると評判の中国が原産のサンザシ。
この2つの果物の見た目はとても似ていますが、全く違う果実です。

このサンザシがスーパーフードと言われる理由、それは栄養成分の豊富さです。
その中でも最も注目されている栄養成分はポリフェノールです。
サンザシは、ポリフェノールの一種「カテキン」が多く含まれています。
その含有量は、サンザシが100g当り200〜800g。
この他にも、ビタミンCやビタミンB、そして食物繊維、ミネラルも含まれてます。

このようなサンザシに含まれる栄養成分は抗酸化作用やコレステロール値の安定、そして美容や、腸内環境を整える効果が期待できます。

ちなみに、日本のお祭りでは「りんご飴」がおなじみですが、中国ではサンザシに水飴をコーティングした「タンフールー」が定番です。

最近注目の中国で人気のフルーツティー

中国で人気上昇中のドリンクと言えばフルーツティーです。
ここ最近では日本でも中国の人気フルーツティーブランドがオープンしています。

その中でも、2020年に大阪でオープンした「奈雪の茶」日本1号店ではお茶と果物の組み合わせが人気のお店です。
特に人気の「いちごチーズティー」はいちごのショートケーキからインスパイアを受けたフルーツティーです。
この他にも、ジャスミンティーとオレンジを合わせたドリンクなど、若者を中心に注目を浴びています。

中国の果物のおいしい食べ方

これまでご紹介した中国の果物は、輸入品などで手に入りやすいものもあります。
そのため、新鮮なうちに生で食べるのが1番の方法です。
その他には、ドライフルーツや、フルーツポンチにして食べる方法も人気です。
また、暑い夏には、凍らせたライチやマンゴスチンなども良いでしょう。

先ほどご紹介したなつめは、主に乾燥ナツメが日本では一般的に流通しています。
しかし、生のナツメが手に入ったら、まずはそのままで味わう、そしてコンポートにして食べる方法がおすすめです。
さらに、乾燥させたナツメでお茶を楽しむ方法もあります。

このように、中国の果物は日本で食べる果物と同じような食べ方でOKです。
また、中国産の果物は、ネット通販のほか、輸入や輸出を行っているお店で購入できます。

果物で覚える中国語

中国の果物が気になったなら、このタイミングで中国語で果物を覚えてみませんか?
今回は、果物の名前を「日本語/中国語(カタカナ表記)」でご紹介します。

  • りんご/ピンググオ
  • 桃/タオ
  • みかん(オレンジ)/ジュズ
  • スイカ/シーグァ
  • 梨/リー
  • ライチ/リーヂー
  • いちご/ツァオメイ
  • バナナ/シャンジアオ

この他に中国の珍しい果物なら

  • サンザシ/シャンザ
  • マンゴスチン/マンゴ
  • なつめ/ツァオ
  • 龍眼/ロンヤン
  • ドラゴンフルーツ/ファーロンググオ

このように、中国の果物は日本語の読み方とは違いますが、漢字表記だとわかる場合もあります。
例えば、ブドウなら中国語表記で「葡萄」、そして桃や梨は日本語表記と同じで覚えやすいと思います。

まとめ

中国では、食後やおやつとして果物を食べるのが日常です。
そのため、夜遅くまで空いている果物屋がたくさんあります。
特に日本でも有名なりんごや桃、みかん、スイカは中国でもメジャーな果物です。
その他に、サンザシやなつめなど日本ではあまり見かけることのない果物も注目です。

果物はお菓子よりも栄養が豊富で積極的に取り入れたい食べ物の一つです。
そのため、中国をはじめ、さまざまな世界の果物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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