【果物の保存方法】みかんを上手に保存する3つのポイント

最終更新日:2024/03/23

【果物の保存方法】みかんを上手に保存する3つのポイント

みかんは、冬の果物として親しまれています。
しかし、保存方法を間違えると、すぐに傷んでしまうこともあります。
そこで今回は、みかんを上手に保存する3つのポイントをご紹介します。

この冬に、たくさんのみかんを購入して食べる予定の方は、ぜひ一度ご覧ください。

冬の果物「みかん」を長く保存させるための3つのポイント

年齢を問わず人気の果物の1つに、みかんが挙げられます。
冬になると、こたつでみかんを食べる方も多いことでしょう。
そんなみかんの正しい保存方法はご存じでしょうか?

自宅でみかんを食べようとした時に、「みかんがしなしなになっていた」もしくは「カビが生えていた」なんてことはありませんか?

みかんの保存のトラブルを防ぐには、以下の3つのポイントで保存することが大切です。

  • みかんに適した温度での保存
  • みかんを置く向きで乾燥を防ぐ保存
  • みかんのカビ対策をして保存

まず、みかんの保存に最適な温度は、みかんが栽培される環境に近い5〜10度です。
この温度は秋、冬の保管には問題ありませんが、夏場は冷蔵、または冷凍が必要です。

次に、みかんを置く向きです。
みかんはヘタを下向きにしておくと、水分の蒸発を防ぎ、乾燥予防ができます。
この方法は、柿などの他の果物でも重要です。

最後に、みかんのカビ対策です。
みかんのカビは購入した時点である場合も考えられます。
そのため、みかんの購入後は、できるだけ早く痛みのあるみかんがないかをチェックしましょう。

常温でみかんを保存する方法

みかんを常温で保存するのに適している場所は、通気性の良いところです。
また、直射日光が当たらない場所です。

スーパーや八百屋などで売られているみかんは、ビニール袋やネット、紙袋に入っているものもあります。
このビニール袋やネットに入ったままの常温保存は、みかんの劣化を早めます。
そのため、果物用のカゴにひと工夫をして、みかんを保存する方法がおすすめです。

やり方は、果物用のカゴに新聞紙、またはキッチンペーパーを敷きます。
そのカゴの中に、へたを下向きにしたみかんを並べて入れます。
もしも、みかんを重ねて保存する場合は、みかんとみかんの間に新聞紙などを挟みましょう。
重ねすぎにはご注意ください。

段ボールのみかんを保存する方法

家族でみかんを食べる時、段ボールなどの箱買いをする方も多いと思います。
この段ボールで保存するみかんの1番の悩みは、カビの発生です。
最後までおいしくみかんをいただくには、カビの発生を防ぐことが重要です。

まず段ボールで購入したみかんは、一度すべてを箱から取り出します。
そして、みかんにカビや痛みがないかをチェックしましょう。

次に、段ボールの底に新聞紙、もしくはキッチンペーパーを敷きます。
この時、新聞紙やキッチンペーパーは一度丸めてくしゃくしゃにすると通気性が抜群です。
また、段ボールに湿気を感じたら、一度乾燥させておくとさらに良いでしょう。

段ボールの準備ができたら、みかんのヘタを下向きにして並べます。
1段目のみかんを並べ終えたら、上に新聞紙などをかぶせ、その上にまたみかんを並べます。
最後に、新聞紙をかぶせて、箱のフタは閉めずに保存をします。

段ボールにいれたままみかんを保存する時は、玄関や物置きなどの涼しい場所がおすすめです。
秋や冬なら、マンションのベランダなどの屋外での保存も良いでしょう。
通気性がなく、湿気の多い床下収納は、段ボール入りのみかんの保存には向いていませんので、ご注意ください。

段ボールのみかんのカビを防ぐコツ

段ボールのみかんのカビを防ぐために、あるひと手間が役に立ちます。

その方法は、食品用アルコールスプレーでの消毒、殺菌です。
アルコールスプレーでの処理の方法は、まずみかんの表面の水分や汚れを拭き取ります。
そして、みかんにアルコールスプレーをかけ、アルコールが蒸発するまで乾燥させます。

このひと手間の後に、上記の方法で保存するとカビの発生をより防ぎやすいです。
ただし、すでに劣化が始まっているみかんは、アルコールスプレーをするよりも、すぐに食べてしまうのがベストでしょう。

段ボールのみかんを大量消費する方法

みかんを安く箱買いしたのは良いけれど、余ってしまうこともあるかもしれません。
そこでおすすめのみかんの大量消費の方法は、みかんのジャムや蜂蜜漬け、コンポートなどにすることです。
このような方法でみかんを調理しておけば、段ボールのみかんが腐らずに長期保存も可能です。

みかんのジャムは、みかんの薄皮をむき、砂糖やレモン汁に煮込んで作ります。

次に、みかんのはちみつ漬けは、皮ごとカット、もしくは1房ずつはちみつに漬けるだけで完成します。

最後にコンポートは、みかんの薄皮をむき、砂糖や水で作ったシロップに、ラム酒などを加えて煮ます。
手作りのコンポートは冷蔵庫で2週間ほど保存できます。

この方法は、他の果物の大量消費にも代用できます。

冷蔵庫でみかんを保存する方法

暑い夏の季節のみかんの保存は、冷蔵庫での保存がおすすめです。
冷蔵庫の中でも、特にみかんの保存に適しているのは、気温変化の少ない野菜室です。
ただし、冷蔵庫の野菜室はとても乾燥しやすい場所なので、準備が必要です。

まず、みかんをキッチンペーパーなどで1個ずつ包みます。
次にポリ袋にみかんのヘタを下にして入れ、軽く口を閉めます。

野菜室でのみかんの保存は比較的日持ちはしますが、低温で発生するカビもあります。
そのため、野菜室に入れたみかんは、早めに食べるか、定期的に劣化のチェックをしましょう。
また、野菜室で保存したみかんは、食べる2〜3時間前に常温に戻しておきましょう。

みかんを冷凍保存する方法は2通り

みかんを冷凍で保存する方法は、2通りあります。

  • 丸ごとみかんを冷凍する方法
  • 皮をむいた後に冷凍する方法

みかんの冷凍保存は、比較的長期保存が可能なので保存食としても使えます。
また、冷凍みかんがどのような味なのか気になる時は、食べかけを試しに冷凍してみるのもおすすめです。

みかんを丸ごと冷凍する方法

丸ごとみかんを冷凍する方法を、ここでご紹介します。

  1. みかんを水洗いして、水気をしっかり拭き取ります。
  2. 金属製のトレイにラップを敷きます。
    その上にみかんのヘタを下向きにしてラップをふんわりかけ冷凍します。
  3. 一度冷凍したみかんを水にくぐらせます。
  4. 再び金属製のトレイにラップを敷き、その上にみかんを置きます。
  5. この時のみかんの水分は拭かずにそのままの状態で再冷凍させます。
  6. 再度凍ったみかんは保存用の袋などに入れて保存しましょう。

このように、一度冷凍したみかんを水にくぐらせて再冷凍させると、氷の膜ができます。
この氷の膜がみかんが乾燥するのを防ぎます。

みかんをむいた後に冷凍する方法

みかんの外皮をむいて保存をする方法は、むいたままの状態、もしくは1房ごとに冷凍します。

むいたままの場合

  1. みかんの皮をむき、そのままラップに包みます。
  2. 金属製のトレイに置き、冷凍庫で凍らせます。

冷凍した後のみかんは、ポリ袋などに入れておくと便利です。

1房ずつの場合

1房ずつ冷凍保存するコツは、房同士がくっつくのを防ぐことです。

1房ずつラップに包んで冷凍する、もしくは、金属製のトレイにラップを敷き、1房の間隔をあけて冷凍する方法が便利です。

さらに、しっかりと冷凍した後のみかんは、密閉できる袋に移し、できるだけ真空状態で冷凍保存します。

また、1房ずつみかんを冷凍する時は、クエン酸や重曹を使い薄皮を取り除くと使い勝手が良いですよ。

冷凍みかんでおいしい果物スイーツを

冷凍みかんはさまざまなスイーツレシピに活用できます。
例えば、ミキサーを使えばスムージーに、そして小さくカットするとヨーグルトのトッピングになります。
さらに、クリームチーズと合わせておつまみとしていただくのもおすすめです。
このように、さまざまなシーンで冷凍みかんは活躍します。

方法別のみかんの保存期間

みかんの保存方法は、常温、冷蔵、そして冷凍方法の3つです。
そこで気になるのは、それぞれの保存方法でみかんをいつまで保存できるのか、についてです。

みかんの保存期間の目安は以下の通りです。

  • 常温保存:1〜2週間
  • 冷蔵保存:2〜4週間
  • 冷凍保存:1カ月

このみかんの保存期間はあくまでも目安で、保存状態によってこの条件は変動します。

まとめ

以上、みかんの保存方法について解説しました。
ポイントを押さえれば、みかんを美味しく長持ちさせることができます。
ぜひ、実践してみてください。

こちらも合わせてご覧ください。