【人気の果物りんごの保存方法】常温・冷蔵・冷凍の保存ポイント

最終更新日:2024/03/17

【人気の果物りんごの保存方法】常温・冷蔵・冷凍の保存ポイント

果物の中でも1年中季節を問わず購入でき、離乳食にも使いやすい「りんご」。
スーパーでは常温で置かれているりんごですが、自宅でりんごを保存する場合はちょっとしたコツが必要です。

そこで今回は、人気の果物りんごの保存ポイントやりんごを保存する際の注意点、正しいりんごの保存方法や保存期間についてご紹介します。
りんごがより長持ちするので、ぜひお試しください。

人気の果物:りんごの保存ポイント

年間通して購入可能なりんごは、スーパーなどの店頭では常温で置かれていますが、それは店内の温度管理が一定しているからです。
自宅で保存する場合は季節や保存期間に応じて保存方法を変える必要があります。

りんごの大敵は、温度と乾燥です。
りんごは温度変化と乾燥に弱いため、以下のポイントに注意して保存するといいでしょう。

  • 高温や直射日光を避けた、風通しの良い冷暗所で保管
  • 水分の蒸発を防ぐ
  • りんごのヘタの向きは下

りんごを保存する際の注意点

また、りんごを保存する際に注意したいことがあります。
それは、りんごと同じ場所に置く、果物や野菜についてです。

りんごはエチレンガスを放つため、キウイや洋梨、バナナ、アボカドなどを同じ場所で保存すると、キウイや洋梨、アボカドは早く柔らかくなり、バナナはあっという間に黒ずんでしまいます。
また、りんごをそのままの状態で野菜室に入れてしまうと、白菜やキュウリなどもすぐにしなびてしまいます。

逆にいうと、硬いキウイやアボカドなどは、りんごと一緒に保存することで熟し早く食べられるということです。
このように、りんごと一緒に保存することで、周りの果物や野菜があっという間に熟してしまうので注意しましょう。

果物は鮮度が命:正しいりんごの保存方法と保存期間

では、りんごはどのように保存するといいのでしょうか。
正しいりんごの保存方法と保存期間について、常温・冷蔵庫・冷凍庫の3つの方法でご紹介します。

常温で保存する場合

りんごは常温で保存することができますが、注意したいのが室温です。
気温が高い夏はもちろん、冬は暖房によって部屋が暖かく乾燥しがちなので、季節に応じて常温または冷蔵庫で保存するほうがいいでしょう。

また、常温で保存する場合は、りんごは水洗いせずに、1個ずつ新聞紙、またはキッチンペーパーで包むだけでOKです。
後は、直射日光を避けた冷暗所で保存しましょう。
常温保存した場合の保存期間は、1ヶ月程度が目安です。

発泡スチロールでりんごを保存する方法も

たくさんりんごをもらい、数が多すぎて保管場所に困ることもありますよね。
そんなときは、発泡スチロールや段ボール、クーラーボックスに入れて保存するのも方法も1つです。
特に発泡スチロールは外気温を遮断してくれるので、りんごを保存するのに最適な素材です。

冷蔵庫で保存する場合

次に、冷蔵庫で保存する場合をご紹介します。
常温保存と同様に、りんごは洗わずに1個ずつ新聞紙またはキッチンペーパーで包み、1個ずつポリ袋や保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
そうすることでエチレンガスの放出を防ぎ、他の野菜や果物が傷まずに済みます。

冷蔵庫で保存した場合の保存期間は1〜2ヶ月程度です。
保存期間を目安に食べてしまいましょう。

冷凍庫で保存する方法

りんごを冷凍庫で保存する場合は、丸ごとではなく、予めくし切りなどにカットしてから冷凍するのがポイントです。
りんごよく洗い、芯を取り除いてくし切りにカットします。
そのあと、レモン水または食塩水に漬けたあと水気をよく拭き取り、2〜3切れほどまとめてラップに包んで冷凍用保存袋に入れるだけです。

冷凍庫で保存した場合の保存期間は、1ヶ月が目安です。
カットしてから冷凍することで、半解凍でシャーベット状で食べたり、スムージーなどにもすぐに活用できます。

余った果物も無駄にしない:カットしたりんごの保存方法

デザートで切ったりんごが、食べきれずに余ってしまうこともあるでしょう。
りんごは切り口からどんどん変色してしまうので、保存する場合は変色防止に切り口に食塩水やレモン水をかけてラップでしっかりと包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存します。

カットしたりんごの保存期間は2〜3日程度です。
ただし、カットしたりんごは鮮度が落ちやすくなりますので、早めに食べきりましょう。

離乳食用のすりおろしりんごを保存する方法

りんごは離乳食にもよく使われる果物の1つですが、食事のたびにりんごをすりおろしたりカットするのはとても面倒です。
そこでおすすめしたいのが、すりおろしりんごの冷凍保存です。

離乳食は、月齢や赤ちゃんの好みに応じてペースト状にしたり、角切りにして柔らかく煮たりなど、調理方法も様々。
そのため、調理方法に応じた冷凍方法が必要になります。

ペースト状にしたりんごの保存方法

離乳食初期に便利なペースト状のりんごは、冷凍保存容器に入れて冷凍するか、もしくはジップロックなどのジッパー付き保存袋に入れて冷凍しましょう。
ジッパー付き保存袋に入れて冷凍する場合は、なるべく薄く広げて入れるのがポイントです。
必要な分だけ取りやすくなります。

角切りしたりんご煮の保存方法

柔らかく煮たりんごの角切りも、冷凍保存容器またはジップロックなどのジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
こちらもなるべく薄く広げて、空気をしっかり抜いてからジッパーを閉めます。
1週間程度で使い切るよう、1袋50gを目安に冷凍することをおすすめします。

りんごは調理してから保存するのもおすすめ

たくさんもらったりんごを消費するのはとても大変ですよね。
そのまま食べるのが飽きた場合は、調理してから保存するのもおすすめです。

りんごのコンポートの保存方法

りんごを砂糖とレモン汁でコトコト煮て作るコンポート。
ヨーグルトに入れたりアップルパイに使ったりと、バリエーションが豊富な調理です。
りんごのコンポートを作ったら、冷凍保存がおすすめです。
コンポポートが冷めたら、ジッパー付きのポリ袋に均等になるよう薄く並べて保存しましょう。

りんごと砂糖、バターで煮詰めた「りんごのキャラメリゼ」、コンポートにシナモンを加えた「りんごのシナモン煮」も同様の方法で冷凍保存が可能です。

アップルパイの保存方法

水分を多く含んだアップルパイは、傷みやすいので保存方法に注意が必要です。
手作りのアップルパイは保存料などを使用していないため、常温保存はおすすめしません。
特に夏場は室温が高くなるため、常温保存すると傷んでしまいます。
すぐに食べない場合は、ラップで包んで冷蔵保存しましょう。
そして、冷蔵保存したアップルパイは、1〜2日を目安に食べきりましょう。

また、もっと日持ちさせたい場合は冷凍保存も可能です。
その場合は、粗熱が取れたアップルパイをラップに包み、ジッパー付きのポリ袋に入れて空気をできるだけ抜いてから冷凍庫にいれましょう。
保存期間は2週間〜1ヶ月程度が目安です。

まとめ

今回は馴染みのある人気の果物、りんごの保存方法についてご紹介しました。
りんごの旬の時期は、箱ごと頂いたり購入することも多いですが、りんごの美味しさをキープするためにも、気温・乾燥・変色に注意して保存することが大切です。
また、りんごはエチレンガスを出すことを念頭に、冷蔵庫へ入れる際は一緒に入れる果物や野菜にも注意するようにしましょう。

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