【日持ちしない果物、バナナの保存】夏場に長持ちさせる方法も

最終更新日:2024/03/13

【日持ちしない果物、バナナの保存】夏場に長持ちさせる方法も

1年中いつでも食べられる果物、バナナ。
バナナは柔らかく傷みやすい果物なので、保存方法についてお困りの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、青いバナナ、熟したバナナ、シュガースポットの出ていないバナナなど、バナナの状態別に保存方法をご紹介します。
また、夏場のバナナの保存方法や、バナナを甘くする方法などについてもご覧ください。

青いバナナの保存方法

買ってきたばかりのまだ完熟していない青いバナナを、そのまま保存して食べ頃にしたい場合もあるでしょう。
青いバナナを保存するには、バナナを房から1本ずつ切り離し、茎の根本の部分をラップで包むのがポイントです。

手順

  1. バナナを房から1本ずつ切り離す
  2. バナナの茎の部分をラップで包む
  3. 長期保存したい場合は、バナナ全体をラップで包む

成長を促すエチレンガスを放出するバナナは、それぞれが近くにあると追熟が進みます。
そのため、バナナを房から1本ずつ切り離しておきましょう。

長期間保存したい場合や、近くにりんごなどエチレンガスを放出する食材がある場合も、バナナ1本全体をラップで包むとよいでしょう。

寒さに弱い果物:熟したバナナの保存方法

シュガースポットと呼ばれる黒い斑点が皮に出てきたバナナは、熟していて食べ頃の証です。
熟したバナナは、寒さに弱いため、冷蔵庫に入れると追熟が遅くなり、食べ頃の甘さを保つことができます。
反対に、早く熟成させたい場合は、人が出入りする暖かい場所に置くと熟成が促進されます。

シュガースポットの出ていないバナナの保存方法

まだシュガースポットがないバナナの場合は、追熟させるため常温で保存します。
袋から出し、直射日光を避けて風通しの良い所で保管しましょう。
保管方法は、できるだけ接触面が少ない置き方がおすすめです。
テーブルなどに直接置くと、房の重みでバナナの下部が傷みやすくなるため、できればバナナスタンドなどに吊るすと良いでしょう。

皮をむいたバナナの保存方法

食べかけや切ったものなど、皮をむいたバナナを保存するには、変色を防ぐために工夫します。
これは、空気に触れるバナナの断面の黒変を防ぐためです。
切った断面の黒変を防ぐためには、レモン汁か、酢を入れた水にバナナの空気に触れる面をつけます。

全部皮をむいて保存する場合は、レモン汁か酢を入れた水に皮をむいたバナナをくぐらせましょう。
そして、ジップロックなどの密封できる保存袋に入れて、しっかりと口を閉じます。
皮をむいたバナナは変色しやすいため、数日で食べきるようにしましょう。

夏場の果物:バナナの場合の保存方法

カリウムやビタミンなどを多く含むバナナは、夏にも積極的に摂りたい果物です。
バナナの保存に適している温度は、15〜20度といわれています。
夏場など暑い時期には、この気温を上回ってしまいます。
そのような場合、冷蔵庫の野菜室でバナナを保存しましょう。
1本ずつ新聞紙で包むか、ビニール袋に入れて保存すると、より長持ちします。

また、気温が高い夏は、バナナの変色が進みやすいものです。
バナナの茎の部分にアルミホイルをなるべく茎に密着させるように巻いておくと、変色しにくく長持ちします。

冬場のバナナの保存方法

気温が低い冬場などは、バナナになかなかシュガースポットが現れません。
そのような場合、バナナを袋から出し、新聞紙やタオルなどで包みましょう。
その後、包んだバナナをビニール袋に入れて保存します。
リビングなどの暖かい部屋に置いておくと、室温でバナナの追熟が進みます。
追熟が進むと、バナナの食べ頃のサインであるシュガースポットが現れるでしょう。

バナナの保存期間

常温の場合、バナナの保存期間の目安は1週間前後です。
しかし、冷凍すると1カ月ほど保存することができます。
冷凍したバナナは、スムージーや離乳食、スイーツ作りの材料としても活用できるので便利です。

半解凍して生地に加えるだけで、簡単に美味しいケーキやクッキーを作ることができますよ。
冷凍バナナを使った、オリジナルレシピなどを研究するのも楽しいですね。

果物の長期保存:バナナは冷凍保存する

バナナを長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめですが、バナナを皮付きのまま冷凍すると、解凍すると皮がむきにくくなります。
そのため、バナナを冷凍保存する際は、皮をむいてから保存するのがおすすめです。
バナナの皮をむき、ラップで包んでジッパー付き保存袋やジップロックなどの保存容器に入れ、冷凍しましょう。
ジッパー付き保存袋などのケースは、100円ショップなどでも販売されており、手軽に準備ができます。
解凍する際は、半解凍程度がおすすめです。
全解凍すると水分が流れ出て、バナナがベチャッとしてしまう場合があります。

まとめ

バナナの保存は常温・冷蔵・冷凍と3つの方法がありました。

  • 追熟を促したいのなら常温
  • 完熟した甘さやそのままの状態を維持したいのなら冷蔵保存
  • 長期保存したいのなら、冷凍保存

バナナはあまり日持ちのしない果物です。
大量消費したいときは、ジャムやケーキ、クッキーなどに加工することもおすすめです。

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