【傷みやすい果物の保存】デリケートな桃の保存方法やポイント

最終更新日:2024/03/15

【傷みやすい果物の保存】デリケートな桃の保存方法やポイント

桃はとてもデリケートな果物。
実を強く押したり傷をつけるとすぐに傷みますし、カットした瞬間から変色してしまいます。

そこで今回は、桃の保存場所や正しい保存方法、食べきれない桃の保存方法、冷凍方法についてご紹介します。
変色を防ぐ方法や、冷凍した桃を使ったおすすめレシピもありますので、最後までぜひご覧ください。

デリケートな果物:桃の保存場所

桃を冷蔵庫に入れる方が多いですが、桃は冷気に弱く、冷蔵庫はもちろん、エアコン、扇風機の冷気によって桃の水分が奪われ、桃が乾燥し、桃本来の甘さやジューシーさが失われてしまいます。

そのため、桃は常温保存がベストです。
常温に置いておくことで果肉や柔らかくなり、桃本来の甘みを感じることができます。

少し固めの桃も、常温で2〜3日置くことで追熟し、最も美味しい状態になるでしょう。
ただし夏場は、長期間常温で保存すると傷んでしまう可能性あるため注意が必要です。
食べる1時間前に冷蔵庫で冷やして食べましょう。

果物は保存方法が大切:桃の正しい保存方法とポイント

桃は常温で保存するのが一番ベストですが、より美味しさをキープするための保存方法をご紹介します。

手順

  1. 桃を1個ずつキッチンペーパーまたは新聞紙でやさしく包む。
  2. ポリ袋に入れて閉じる。
  3. フルーツキャップを履かせる。
  4. 日陰や冷暗所など涼しいところで保管する。

フルーツキャップがない場合は、重ねたペーパータオルで代用してもOKです。
桃の接地面を守ることで、傷まずに済みます。

食べきれない桃の保存方法

お中元やお歳暮などで、箱で桃を大量にもらう方も多いでしょう。
毎日のように桃を食べられるのは幸せですが、新鮮なうちに食べてしまわないと傷んでしまいます。
しかし、数日で消費できない場合がほとんどです。
そこで、食べきれない桃の保存方法についてご紹介します。

アルミホイルで長期保存

食べきれない桃は、アルミホイルで包んで冷蔵庫の野菜室に入れることで、2週間程度の長期保存が可能です。
やり方は、桃を丸ごとアルミホイルでぴっちり包むだけ。
ただし、置き方がポイントで、お尻を上向き(ヘタが下)にして置きましょう。
桃はお尻側から熟れていくため、傷まず長持ちし、アルミホイルでぴっちり包むことでエチレンの発生を抑えてくれます。

桃の冷凍保存方法

それでも桃が食べきれない場合は、丸ごと冷凍がおすすめです。
やさしく桃を洗ったらペーパータオルで水気を拭き取り、1個ずつラップ包みます。
後は冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じ冷凍庫に入れましょう。
空気を抜くことで、1〜2か月程度の保存が可能です。

桃の解凍方法

冷凍状態のまま皮に十字の切り込みを薄く入れ、水道水に当てながら切り込み部分から皮を剥いていきます。
後は15分ほど常温において解凍し、食べやすい大きさにカットするだけです。
夏は解凍しやすいので、様子をみながら置いておきましょう。
冷凍した桃は生の桃とは食感が異なりますが、冷凍保存することで桃の皮が剥きやすくなるメリットもありますので、ぜひお試しください。

桃を切った後の保存方法

桃はカットするとすぐに変色してしまうのが難点です。
そのため、桃はカットしたらすぐに食べきるのがベストですが、どうしても食べ残してしまうこともあるでしょう。

その場合は、以下のいずれかの液に桃を浸すことで変色を防ぎ、日持ちさせることができます。

  • レモン水:水1カップに対し、レモン汁大2
  • 砂糖水:水1カップに対し、砂糖大1
  • 塩水:水1カップに対し、塩小1/5

砂糖水で煮た”コンポート”を作ってから冷凍するのもおすすめです。

また、カットした桃を冷凍するのもおすすめです。

手順

  1. 皮を剥いた桃を食べやすい大きさにカットする。
  2. レモン汁に浸して変色を防ぎ、軽く水気を拭いたらラップで包む。
  3. 後はフリーザーパックなどに入れて空気を抜き、冷凍庫で保存。

こちらも1カ月程度の長期保存が可能ですが、早めに食べきることをおすすめします。

果物の桃をお弁当に入れたいときは

桃をお弁当のデザートとして入れていくと、茶色に色が変わって見た目がよくありません。
そのため、桃をお弁当に入れたい場合は、生の桃よりも桃の缶詰を入れると変色の心配もなく食べられるでしょう。
生の桃を入れたい場合は、先程ご紹介した、レモン水・砂糖水・塩水のいずれかに浸すことで、変色せずにお弁当に入れることができます。
また、冷凍した桃をお弁当に入れることもできますが、解凍時に水分が出てきてしまうので、別の容器に持参することをおすすめします。

冷凍保存した桃を使ったおすすめレシピ

最後に、冷凍保存した桃を使ったおすすめレシピをご紹介します。
冷凍した桃は、15分ほどで半解凍状態に、さらに15分置くと完全解凍になります。
ただし、完全解凍すると水分が出てベチャついてしまいますので、そのまま食べるなら半解凍がおすすめです。

桃サイダー

冷凍した桃を氷代わりにしたサイダードリンクです。
グラスにサイダーと冷凍桃を入れ、レモンやミントを飾れば出来上がりです。
レモンやミントはいれなくても問題ないですが、レモンを加えることで、より桃やサイダーの風味が引き立ちます。

桃ヨーグルト

半解凍の桃を好みの大きさにカットし、容器に入れてヨーグルトを合えるだけの簡単デザートです。
トロシャリ食感の桃と、ヨーグルトの風味がよく合います。
生の桃、ヨーグルト、砂糖をよく混ぜて凍らせた「桃のフローズンヨーグルト」もおすすめです。

桃のスムージー

ミキサーに凍った桃、ヨーグルト、はちみつを加えるだけの簡単スムージーです。
優しい甘さとピンク色が見た目にも可愛い、映えるスムージーがお家で簡単にできます。
牛乳を加えても美味しいですよ。
朝食にもぴったりのスムージーです。

まとめ

今回は、果物の中でもデリケートな桃の保存方法についてご紹介しました。
桃は常温保存にし、食べる1時間前に冷蔵庫で冷やすと美味しくいただけます。
食べきれない桃がある場合は、今回ご紹介した冷凍方法をぜひお試しください。
保存期間は1カ月程度ですが、美味しいうちにヨーグルトに入れたりスムージーにして、早めに食べましょう。

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