「シトラス」という言葉からは、レモンやグレープフルーツのような爽やかな味や香りをイメージしますよね。
よく聞くシトラスという言葉ですが、どのような意味や定義があるのでしょうか。
この記事では、シトラスに当たるフルーツ一覧やレモンの位置づけなどの視点から、シトラスについて幅広くご紹介します。
シトラスとは
シトラスとは、ミカン科の果樹全般を指し、一般的に柑橘類のことを指します。
英語でcitrusと書き、「ミカン属」の学名です。
爽快感や清涼感を感じさせる、フレッシュな香りを持っています。
シトラスの種類一覧-実はレモンも含まれる
シトラスと呼ばれる柑橘系のフルーツは、160種類以上もあるといわれています。
似ているフルーツのようにも見えますが、特徴にそれぞれ違いがあります。
ここでは、食卓によく登場する身近なシトラス系のフルーツを紹介します。
- 伊予柑
- 温州みかん
- オレンジ
- カボス
- グレープフルーツ
- シークワーサー
- スダチ
- デコポン
- 夏みかん
- はっさく
- ブンタン
- ポンカン(マンダリンオレンジ)
- レモン
- 柚子
シトラスとレモンの違い
シトラスは、レモンを含むさまざまな柑橘類の総称です。
そのため、シトラスという特定の果物名ではありません。
そのため、レモンは、シトラス属の果物であり、柑橘類全般の代表的な果物ですというわけです。
レモンは、柑橘類特有のさわやかな香りを漂わせ、食用だけでなく、香料や洗剤など、さまざまな用途に利用されています。
シトラス系の果物は、柑橘類特有のさわやかな香りを漂わせます。そのため、食用だけでなく、香料や洗剤など、さまざまな用途に利用されています。
レモンやグレープフルーツのような柑橘類特有の香りがするものには、「シトラス」という名前が当てられています。
さまざまなシーンで使われるシトラス-レモンのようなフレッシュな香りが人気
レモンのようなフレッシュな香りは、シトラスが人気の理由の一つです。
清涼感のあるシトラスの味や香りは、食べ物のフレーバーとして以外にも、アロマや香水、芳香剤や制汗剤など、さまざまなシーンで用いられています。
「シトラス」という言葉の使い方は、「柑橘類の香り」とほぼ同じ意味で使われているようですね。
香水などでは、甘くセクシーなムスクをマイルドにするため、シトラスがミックスされた、爽やかなシトラスムスクの香りも人気があります。
シトラスが使用されている食品
- 飲料…シトラスソーダ、カシスレモンソーダ、シトラスレモネード、シトラスレモネードスパークリング、瀬戸内レモンシトラス
- お茶…ネスティレモン、ユズシトラスティー、シトラスレモンティー
- ケーキ…シトラスケーキ、シトラスパウンドケーキ、シトラスチーズケーキ
- ジャム…シトラスマーマレード
食品以外
- アロマ…シトラスフレッシュ
- 香水(練り香水含む)…シトラスムスク、imp シトラスレモン、レモンシトラスソルベ
- 制汗剤…8×4 シトラス
- ハンドソープ…シトラスフルーティ
- ハンドミルク…シトラスハニー
- 芳香剤…サワデー香るスティック シトラス レモン&バーベナ
- マスクスプレー…レモンバームシトラスミント
シトラスの成分
シトラス系のフルーツに共通する成分は、ビタミンCやクエン酸、リモネンです。
そのほにも、ビタミンAに変換されるβ-クリプトキサンチンという成分も含まれます。
シトラスの香りの効果
香水の香りには、シトラスのほかにもフローラル、オリエンタル、ウッディ、マリン系などがあります。
なかでもシトラスは多くの人に好まれ、男女問わず人気のある香りです。
シトラスの香りは、爽快感や清涼感を与え、リフレッシュや集中力アップの効果が期待できるでしょう。
一方で、不安や緊張を和らげ、リラックス効果も期待できますので、リフレッシュしたいときにも良いでしょう。
まとめ
シトラスとは、レモンやオレンジ、グレープフルーツや柚子などの柑橘類のフルーツのことでした。
特定の果物を指す言葉ではないので、レモンもシトラスのひとつに当たります。
シトラス系のフルーツはフレッシュで爽やかな香りがするので、香水や芳香剤などさまざまな製品にも使われます。
そのまま食べても美味しいですが、シトラスは食べ方にアレンジが効くところも魅力です。
ジュースやスイーツなどでも楽しめますので、作り方を研究してみてはいかがでしょうか。
たくさん種類があるシトラス系のフルーツを使い、オリジナルレシピを編み出すのも楽しいでしょう。