山形県で栽培しているさくらんぼの主な品種と特徴をご紹介

最終更新日:2024/04/13

山形県で栽培しているさくらんぼの主な品種などをご紹介

山形県はさくらんぼの栽培が盛んで、さくらんぼの旬の時期には、県内外からさくらんぼを求めて多くの方で賑わいます。

そこで今回は、山形県で栽培しているさくらんぼの主な品種や山形県から生まれたさくらんぼの品種などをご紹介します。

美味しいさくらんぼの見分け方なども合わせてご覧ください。

山形県で栽培しているさくらんぼの主な品種

山形県で栽培されているさくらんぼの主な品種は、以下のものなどが挙げられます。

  • 佐藤錦
  • 紅秀峰
  • 紅さやか
  • 紅てまり
  • 紅きらり
  • 紅ゆたか
  • 南陽
  • ナポレオン
  • 大将錦
  • 月山錦

さくらんぼの種類は多く、国内だけで100種類ほどの品種のさくらんぼが栽培されていると言われています。
山形県でも上記のように、多くの品種が栽培されています。
中でも代表する品種が「佐藤錦」。
「さくらんぼの王様」や「赤いルビー」とも呼ばれており、味・品質共に高く評価されている、知名度の高い品種です。

山形県から生まれたさくらんぼの新品種「やまがた紅王」

さくらんぼ王国の山形県から生まれた品種の1つに、「やまがた紅王」があります。
「レーニア」と「紅さやか」を交配し育成したものと、「紅秀峰」を掛け合わせてできた品種です。

果実は3L〜4Lが中心で、500円玉よりも大きいサイズ感です。
その上、糖度は佐藤錦と同じくらいの20度程度で、酸味が少なく食味も良いです。
果肉が固いので日持ち性に優れているのも特徴の1つです。
大粒で食べごたえも十分、ツヤがあって見た目にも優れている、さくらんぼ業界をざわつかせた品種です。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

品種が豊富な山形県がさくらんぼ栽培に適しているのはなぜ?

さくらんぼの生産量、日本1位を誇る山形県。
山形県では、東根市、天童市、寒河江市などを中心に、さくらんぼ栽培が行われています。

山形県がさくらんぼ栽培に適している理由の1つが「気候」です。
特にさくらんぼ栽培が盛んな東根市は、山々に囲まれた盆地です。
強風が少なく、気温の寒暖さが激しいのが特徴的な地域と言えます。
また、他の地域と比べて雨量が比較的少ないため、さくらんぼ栽培に適しているようです。

このように山々に囲まれ、梅雨に降水量も少ないなどの気候が、山形県をさくらんぼ王国にさせた要因と考えられます。

美味しいさくらんぼの見分け方

美味しいさくらんぼの見分け方についても、ご紹介していきます。

ポイントは、以下の3点です。

  • 実に張りがあり粒が大きいもの
  • 実の着色が濃くツヤがあるもの
  • 軸が太く綺麗な緑色のもの

色が濃い色のほうが完熟に近く美味しいです。
ただし、「紅さやか」など品種によっては、完熟すると黒っぽくなる品種もあります。
実が大きくて傷がなく、ツヤがあり固くしまっているものを選ぶと間違いないでしょう。
また、鮮度が落ちると枝の部分が茶色くなってくるので、枝の部分も鮮度を見分けるポイントです。

まとめ

以上、山形県で栽培しているさくらんぼの主な品種と特徴をご紹介しました。

山形県は、さくらんぼの栽培面積・生産量ともに日本一を誇るさくらんぼ王国です。

それぞれの品種には、異なる特徴や味わいがあります。
ぜひ、お好みの品種を見つけて、その美味しさを堪能してください。

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