オーストラリアで栽培されている主な果物や珍しい果物をご紹介

最終更新日:2024/03/21

オーストラリアで栽培されている主な果物や珍しい果物をご紹介

オーストラリアでは様々な種類の果物が栽培されているのをご存知でしょうか。

そこで今回は、

「オーストラリアにはどんな果物があるんだろう」
「オーストラリアではメジャーだけど日本では珍しい果物は?」

などオーストラリアの果物について知りたい方へ、オーストラリアで栽培されている主な果物や珍しい果物などご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

オーストラリアで栽培されている主な果物

南国オーストラリアは、様々な種類の果物が栽培されている「フルーツ王国」。

オーストラリアで栽培されている主な果物は、

  • バナナ
  • マンゴー
  • パイナップル
  • りんご
  • チェリー
  • ぶどう

など。

広大な広さを誇るオーストラリアでは、州ごとに気候に合わせた様々な種類の果物が栽培されています。
特にぶどうはワインの原料となるぶどう栽培が盛んで、カベルネソービニオン種やシラーズ種など赤ワインになるぶどう栽培や、シャルドネ種など白ワインになるぶどう栽培が盛んです。

オーストラリア特産品の果物「マンゴー」

オーストラリアを代表する果物の一つであるマンゴーは、タイ産やメキシコ産が代表的な品種です。オーストラリアでは、主にクイーンズランド州の北部で栽培され、日本をはじめ、世界各国に輸出されています。

オーストラリア産マンゴーの旬は11月~2月頃と、日本では冬の時期が旬。
栽培されているマンゴーにはいくつか種類があり、スーパーなどで手軽に買えるボーエン・マンゴーや、高級品のケンジントン・プライドなどがあります。
ケンジントン・プライドは、桃のようにほんのり赤いことから別名「ピーチマンゴー」と呼ばれており、濃厚な甘さとねっとりとした食感が特徴のマンゴーです。

日本に入ってくるオーストラリア産のマンゴーは、数あるマンゴーの中でも選び抜かれた極上品のみ。
味・見た目共に優れていることから、日本ではお歳暮ギフトとしても大変人気があります。

日本では見かけないオーストラリアの珍しい果物

オーストラリアでは日本では見かけない珍しい果物もたくさんあります。
そこで今回は厳選した4種類の果物について、それぞれどのような特徴でどんな味なのかを紹介します。

カスタードアップル

可愛らしい名前とは異なり、ドリアンのようなゴツゴツとした見た目とずっしりとした重さが特徴的な果物「カスタードアップル」。
バナナのように追熟すると黄緑色から黒っぽくなり、外側を触って柔らかくなったら食べ頃のサイン。
中にはクリーミーな白い果肉と黒い種が入っており、洋梨のような爽やか甘さとシャリッとした食感が楽しめます。

ドラゴンフルーツ

外皮が赤くカラフルな見た目が特徴的な果物「ドラゴンフルーツ」。
カットすると中には白い果肉に小さな黒いごまのような種がたくさん入っています。
キウイやスイカに似た食感で、酸味が少なくあっさりとした味わい。
日本に輸入されたものは日持ちさせるために未熟な状態で収穫されるため、より甘味が少なくあっさり味ですが、現地オーストラリアのドラゴンフルーツは、日本よりも甘味があるようです。

パッションフルーツ

現地オーストラリアでは身近な果物の「パッションフルーツ」。
卵のような形をした果実をカットすると種を包んだゼリー状の果肉が入っており、香りが強く酸味もあるのが特徴。
スプーンですくって種ごと食べるので、トロピカルな酸味とパリパリとした食感も楽しめる果物です。
そのまま食べるよりも、オーストラリア発祥のデザート、パブロバのトッピングやヨーグルトなどのトッピングとしてよく使われます。

ロンガン

まん丸で、半分にカットすると白い果肉の真ん中に黒い種があることから、日本ではリュウガン(龍眼)とも呼ばれている果物「ロンガン」。
見た目は木の実のように茶色く、食べる時はライチのように手で皮を剥いて食べます。
実は弾力があり、味もライチによく似ています。

オーストラリアは柑橘類の生産に適した地域

気候が多岐に渡るオーストラリアは柑橘類の生産に適した地域で、オレンジやみかん、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類が季節ごとに収穫でき、レモンやライムに至っては1年を通して収穫できます。

特に人気があるのはみかんで、品種としては、

  • インペリアル
  • ハニー・マーコット
  • アフォーラ
  • デイジー

などが栽培され、また、日本でも人気がある品種、バレンシアオレンジもオーストラリアで栽培され、旬をむかえる11月〜2月頃には店頭に並びます。
オーストラリアの柑橘類は味・色合い・貯蔵性にも優れていることから、世界的にも高評価を得ています。

日本とは異なるオーストラリアの果物の値段表示

日本のスーパーでは、数個入った果物が袋に入って予め値段がついていますが、オーストラリアは日本とは異なり、1キロ3ドルなど量り売りがほとんど。
日本に比べると果物は安く購入できるのですが、それは果物をよく食べるお国柄かもしれません。

季節になるとマンゴーやスターフルーツなどのトロピカルフルーツが並びはじめますが、スーパーで買うよりもマーケットなどで買う方が新鮮で安く、よりお手頃価格で果物を購入できるとか。
旅行などでオーストラリアを訪れた際は、ぜひマーケットなどに立ち寄ってはいかがでしょうか。

オーストラリアの果物は持ち込みNG

旅行でオーストラリアのスーパーやマーケットに立ち寄った際、美味しい果物を見つけるとそれを購入して日本へ持ち帰りたくなりますが、原則としてオーストラリアの果物は日本への持ち込みはNG。

それは、日本にはいない害虫が発生しているためで、その害虫が寄生する恐れのあるマンゴーなどの生の果物は、日本への持ち込みが禁止されているわけです。

ただし、日本向けに一定の基準で消毒され、「植物検疫証票」が貼付された箱に梱包されたものに限っては、一般の旅行者も日本に持ち込むことが可能なようです。
それ以外のものは、たとえ「日本向け」であっても持ち込むことができないのでご注意を。

まとめ

今回はオーストラリアで栽培されている主な果物や特産品の果物、日本ではあまり見かけない珍しい果物など、オーストラリアの果物についてご紹介しました。
今回ご紹介した果物の中には、ネット通販などで購入できるものもありますので、気になる方はぜひ味わってみてください。

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