みなさんは「サミット」というさくらんぼをご存じですか?
さくらんぼと言えば、佐藤錦や紅秀峰が有名ですが、実はサミットもその特徴から多くのファンが多い品種のひとつです。
この記事では、さくらんぼの品種サミットについて、味や見た目の特徴、そして購入方法やおすすめのレシピなどさまざまな視点から詳しくご紹介します。
「サミット」はどのようなさくらんぼ?
さくらんぼの品種のひとつ「サミット」はとても大きなサイズのさくらんぼです。
そして果皮の色は黒味がかった赤い色をしていて、果肉の色は鮮やかな赤色です。
気になる味は、程よい甘さでさっぱりとしています。
また、歯ごたえのある食感で、食べ応えがあります。
ところで、サミットは、かなりの頻度でアメリカンチェリーと間違われることが多い品種です。
その理由は、サミットの色と、大きなサイズがアメリカンチェリーの特徴と似ているからです。
しかし、サミットは一般的なアメリカンチェリーよりもサイズが大きく育ちます。
また、サミットはカナダ生まれのさくらんぼなので、アメリカとは無関係と言えます。
ちなみに、アメリカンチェリーとは、アメリカから輸入されるさくらんぼの総称です。
そのため、さくらんぼの品種名ではありません。
大粒のさくらんぼ「サミット」を購入する
サミットは、あまり流通することがない品種ですが、北海道や青森、山形など多くの地域で栽培されています。
そのため、サミットを栽培している農園の直売所や、ネット通販で購入できます。
さらに、ふるさと納税の返礼品でサミットを手に入れる方法もおすすめです。
また、サミットは他のさくらんぼの品種に比べると値段が少し割高です。
ここで、サミットを販売している人気のお店をいくつかご紹介します。
- ヤマセン仙北果樹園
直売所の他、休憩所やトイレも完備されている施設です。
さくらんぼの他、さまざまな果物の購入が可能です。 - よってけポポラ
日本一のさくらんぼの生産量と売り場を誇る直売所です。サミットの他、山形の特産品「佐藤錦」など20種類以上のさくらんぼを取り扱います。
サミットをさくらんぼ狩りで楽しむ
完熟したサミットは、あまり日持ちがしません。
そのため、さくらんぼ狩りでサミットを楽しむのも方法のひとつです。
今回は、サミットが味わえるさくらんぼ狩りスポットをご紹介します。
- 峠のふもと紅果園(北海道)
例年6月下旬〜8月上旬までさくらんぼ狩りが楽しめます。サミットを始め、50種類のさくらんぼが味わえるところが魅力です。 - さくらんぼガーデン山形(山形県)
約300本のさくらんぼの木を栽培し、時間制限なしにさくらんぼが食べ放題です。佐藤錦を筆頭に、サミットや南洋などのさくらんぼが楽しめます。
サミットを使ったさくらんぼのレシピ
サミットの魅力は、味はもちろんのこと、その色にも魅力があります。
そのため、ジャムなどに加工しても楽しめる品種です。
- サミットのジャム
水洗いした150gのサミットの種を取り出し、50gの砂糖をふりかけ2時間待ちます。さくらんぼから水分が出たら、そのまま(水分ごと)鍋に移し替え、弱火で煮込みます。お好きな大きさに潰し、レモン汁を小さじ1程度加えて煮詰めると完成です。
サミットなどのさくらんぼの木を育ててみよう
大粒のさくらんぼ「サミット」は春から秋にかけて雨が少なく、冷涼な気候で育てるのに向いています。
そのため、このような気候の地域にお住まいの方にはサミットの栽培がおすすめです
サミットの苗は、園芸店などで販売していて、地植え、鉢植えの両方で栽培できます。
植え付けの時期は、落葉期(12月〜3月)で、地植えをする時は水捌けの良い場所を選びましょう。
また、サミットは自家結実性はないので、他の品種のさくらんぼを植える必要があります。
まとめ
大粒、そして黒味の強い赤い色が特徴のサミット。
見た目はアメリカンチェリーに似ていますが、カナダうまれのさくらんぼです。
さらにさっぱりとした甘さと歯応えがあるので、満足感のある品種です。
サミットはその色や大きさでジャムなどにも向いています。
また、収穫時期を迎えると、多くの果樹園でさくらんぼ狩りでサミットが味わえます。