健康や美容に嬉しい効果があるビタミンC。
具体的には、どのような果物にどのくらいビタミンCが含まれているのかをご存じでしょうか。
この記事では、ビタミンCの含有量が多い果物について、クエン酸との違いも含めて解説します。
ビタミンCの含有量が多い果物
ビタミンCの含有量が多い果物をご紹介します。
アセロラ
ビタミンCが多い果物のランキング上位に入るフルーツです。
酸味種で100gあたり1700mg、甘味種で100gあたり800mgのビタミンCを含みます。
ゆず
爽やかな酸味があり、料理の香り付けにも使われるゆず。
ゆず100gあたりのビタミンCの含有量は、160mgです。
すだち
ゆず同様、爽やかな酸味が特徴のすだち。
100gあたりの含有量は110mgです。
キウイ
キウイは緑色のグリーンキウイと、黄色のゴールデンキウイがあります。
酸味と甘みがあるグリーンキウイは、100gあたりのビタミンCの含有量が69mgです。
グリーンキウイよりも甘みが強いゴールデンキウイは、100gあたり161mgの含有量です。
みかん
日本の代表的な柑橘類とも言える、温州みかんでご紹介します。
温州みかんの100gあたりのビタミンCの含有量は、35mgです。
レモン1個分のビタミンCの含有量
レモン1個分の果肉を含むビタミンCは、100〜120mgです。
1日に必要とするビタミンCの量は100mgと言われています。
ちょうどレモン1個分と覚えるとわかりやすいかもしれません。
果汁だけですと、レモン1個分のビタミンCは50mgです。
果物や野菜に含まれるビタミンCの効果
果物だけでなく、ピーマンやブロッコリーなどの野菜にも含まれるビタミンC。
幅広い食材に含まれるビタミンCの効果は、以下の通りです。
- 抗酸化作用
- 心臓血管系疾患の予防
- 風邪予防
- 美肌効果
- ストレス緩和
- 日焼け防止
- 活性酸素の抑制
- 鉄分の吸収率を高める
ビタミンCとクエン酸の違い
ビタミンCと混同されやすいものに、クエン酸があります。
どちらも酸味があるという点では共通していますが、成分が違います。
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種、クエン酸は有機酸の一種です。
クエン酸の効果
クエン酸には、乳酸と言う疲労物質を分解し、新陳代謝を促進する働きがあります。
そのほか、全身の血流をサラサラにする働きやミネラルの吸収促進など、疲労回復以外にもさまざまな効果があることが分かっています。
ほかに、クエン酸にはフルーツの変色を防ぐ効果もあります。
レモンなどクエン酸を含む果物の果汁を絞った水にくぐらせると、カットされたりんごや梨、桃などの変色防止になります。
これもクエン酸の働きです。
クエン酸含有量が多い果物一覧
クエン酸含有量が多い果物を、一覧でご紹介します。
梅干しのほか、柑橘類の果物に多く含まれています。
- 梅干し
- 伊予柑
- 温州みかん
- オレンジ
- カボス
- グレープフルーツ
- シークワーサー
- スダチ
- デコポン
- 夏みかん
- 八朔
- ブンタン
- ポンカン
- ライム
- レモン
- 柚子
まとめ
ビタミンCは、美容や健康維持に欠かせない栄養素です。
今回紹介した果物は、ビタミンCを効率的に摂取できるおすすめの食材です。
それぞれの果物の味や特徴を活かして、食生活に取り入れてみましょう。
クエン酸も疲労回復効果などがあり、ビタミンCと合わせて摂取するとより効果的です。
日々の食事で、ビタミンCとクエン酸をバランス良く摂取し、健康的な生活を送りましょう。