フルーツ缶詰をそのまま使ったゼリーの作り方やコツ

最終更新日:2022/09/12

フルーツ 缶詰 そのまま ゼリー

フルーツ缶詰は、食べたいときに簡単に美味しい果物を食べることができますが、いつも同じ食べ方をして飽きてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、フルーツ缶詰をそのまま使って作るゼリーです。缶詰をそのまま使うのでとても簡単に作ることができます。

この記事では、フルーツ缶詰をそのまま使ってゼリーが作れることについてや、作り方をご紹介します。

ゼリーが固まらない理由や、美味しく作るコツ、缶詰の賞味期限についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

フルーツ缶詰をそのまま使ってゼリーが作れる

封を開ければ簡単に美味しい果物が食べられるフルーツ缶詰。なぜフルーツ缶詰は人気があるのでしょうか。

果物は皮を剥いたり、食べやすい大きさにカットしたり手間がかかります。しかし、フルーツ缶詰はこのような手間もなく簡単に食べられます。

また、果物には旬の時期があり旬以外の時期は値段が上がるものもあります。ですが、フルーツ缶詰は旬の時期以外でも一定価格で美味しい果物を食べることができます。

果物は日持ちしないものが多いです。ですが、缶詰にされたフルーツは長期間保存することが可能です。このようなたくさんのメリットがあり、フルーツ缶詰は人気があります。

しかし、毎回同じように食べていると飽きてしまうという方もいらっしゃると思います。

そこでおすすめなのが、ゼリーにアレンジすることです。缶詰をそのまま使って簡単にゼリーを手作りできます。下記で作り方やコツなどご紹介します。

フルーツ缶詰をそのまま使った簡単ゼリーの作り方

フルーツ缶詰を使えばとても簡単にゼリーが作れます。おすすめのレシピを2つご紹介します。

簡単みかんゼリー

  1. みかんの缶詰をあけて、シロップと果肉を分けます。
  2. プリンカップなどの容器をいくつか用意し、みかんの果肉を均等に分けて入れます。
  3. シロップ150mlを電子レンジ600Wで1分半温めます。
  4. 温めたシロップにゼラチン2.5g加えてよく混ぜます。
  5. シロップをプリンカップに入れて固まるまで冷蔵庫で冷やせば完成です。

ケーキみたいなゼリー

  1. お好みのフルーツ缶詰をいくつか用意し、中身とシロップを分けましょう。1種類だけでなくいろいろなフルーツを混ぜることで華やかになります。
  2. お湯100ccを沸かし、ゼラチン10gを溶かします。
  3. 溶かし終わったら、砂糖50gを加えて溶かします。
  4. さらに水200ccとシロップ200ccを加えて混ぜます。
  5. 取り出して置いたフルーツをお好みの大きさにカットします。
  6. カットしたフルーツをリング状の型などに③と一緒にいれ、冷蔵庫で冷やして固まれば完成です。

ゼリーの原材料にはゼラチンと寒天があります。ゼラチンは赤ちゃんに与えるとアレルギー反応が出やすいです。いつからあげてもよいという決まりはありませんが、喉につまらせる危険もありますし、ゼラチンを使ったゼリーを子供に与える場合には1歳を過ぎてからが一般的なようです。

また、フルーツ缶詰は甘いシロップにつけられているので、そのままでも赤ちゃんには早いです。食べさせる時期にもよりますが、シロップを洗い流したり、熱湯で加熱してから与えるようにしましょう。

フルーツ缶詰をそのまま使ったゼリーが固まらない理由

フルーツ缶詰を使ってゼリーを作ったのに、いくら冷蔵庫で冷やしても固まらない、思っていたよりも柔らかくできてしまったという場合もあると思います。

どうして、思ったようにゼリーが固まらないのでしょうか。考えられる原因を4つご紹介します。

量が足りない

ゼラチンの量は水分量の2~3%が目安です。これよりも少なくなると柔らかい仕上がりになり、固まらないという場合も出てきます。

溶けていない

ゼリーを作る場合はゼラチンをしっかり溶かす必要があります。ゼラチンを使う場合はあらかじめ水につけて吸水させてから使いましょう。

温めすぎ

ゼラチンは熱に弱く、高温で温めてしまうとその影響で変質し固まりにくくなります。50~60℃ほどで溶かしましょう。

フルーツの種類

フルーツ缶詰を使う場合は心配いりませんが、生のフルーツを使うと固まらない場合があります。これは、生のフルーツが持つタンパク質を分解する酵素によるものです。

パイナップル、キウイ、みかん、なし、マンゴー、メロンなどに含まれます。生のフルーツを使う場合はシロップで煮るなど加熱してから使いましょう。

フルーツ缶詰をそのまま使って美味しいゼリーを作るコツ

フルーツ缶詰をそのまま使うレシピをご紹介しましたが、缶詰によってはシロップが甘すぎるという場合もあると思います。

自分好みの美味しいゼリーが作りたい場合は、シロップを減らし水を増やして調節するのがおすすめです。

また、型に入れて冷やしたときにくっつくこともあります。そのまま食べる場合は良いですが、型から出したい場合は崩れて見た目が残念になってしまうこともあります。

型にゼリーがくっついてしまった場合は、型の周りに温かいタオルをあてて温めてからひっくり返すと型から外れます。

ゼラチンは高たんぱく質食品で、ゼラチンの栄養素によって健康や美容に優れた効果が期待できます。ですが、ゼラチンは温めすぎると臭いがきつくなります。

美味しいゼリーを作るためにもゼラチンを温め過ぎないように気をつけましょう。

フルーツ缶詰の賞味期限について

フルーツ缶詰は開封しなければ長い期間保存できます。しかし、一度封をあけてしまうと、生の食品と同じ扱いになります。開封後は早めに食べきりましょう。

また、残ったフルーツを缶詰の中にそのまま放置してはいけません。フルーツ缶詰は缶の内側がコーティングされておらず、空気にふれることでスズが溶け出します。

他の容器に移し替えて、冷蔵庫で保存しましょう。変色したり臭いに異変を感じた場合は食べるのはやめましょう。

冷凍保存することも可能ですが、缶詰は封をあけたら賞味期限は短くなります。トーストに塗るジャムにしたり、ソースにしてヨーグルトに入れたり、スムージーにしたり、いろいろアレンジして早めに食べきりましょう。

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