皮をむく手間がなく、手軽でそのまま食べても美味しい缶詰のフルーツは、お弁当にもぴったりです。
しかし、お弁当を温める時など、フルーツは温めたくないですよね。
この記事では、お弁当にフルーツ缶詰がおすすめの理由や、温めたくない時の方法などについてまとめました。
フルーツ缶詰の栄養やお弁当に入れたいアレンジレシピなどもご紹介しています。
お弁当にフルーツの缶詰がおすすめな理由
缶詰のフルーツは、シロップ漬けで甘く喉越しが良いのが特徴です。
フルーツ好きな方は、お弁当にもフルーツを入れたいものですよね。
飾り切りしたりんごや、房に分けたみかんなどが定番かもしれません。
いつもの定番の生のフルーツのほかに、缶詰のフルーツをお弁当に使うのもおすすめですよ。
自宅にフルーツの缶詰を常備しておくと、お弁当に入れることのほかに、ケーキやアイス、ヨーグルトなどのトッピングや料理などに使うことができます。
そのほか、手作りスイーツの生地に混ぜ込んでフルーツロールケーキやフルーツクッキーなどにも活用でき、いろいろな食べ方を楽しむことができるでしょう。
このようにさまざまに楽しむことができるフルーツ缶詰を、お弁当にも入れてみませんか?
お弁当にフルーツ缶詰がおすすめな理由についてご説明します。
- 冷凍すると保冷剤代わりになる
- 色どりになる
- 生のフルーツは腐ることがあるが、缶詰のものは傷みにくい
- 旬の季節に関係なく食べることができ、種類も豊富
- 皮をむく手間が不要で扱いが簡単
- 値段がリーズナブル
- 量を食べ過ぎなければ、ヘルシー
- 賞味期限が長い
お弁当に入れるフルーツ缶詰のアレンジ方法
お弁当に入れるフルーツの缶詰の詰め方は、そのまま入れるほかにも、さまざまな詰め方があります。
水気が気になる場合は、ゼリーにすると見た目も鮮やかですし、シロップ汁が垂れることもありません。
製氷皿にフルーツ寒天を作ってお弁当に入れるのも、おすすめのアレンジ方法のひとつです。
ここからはお弁当に入れたい、フルーツ缶詰を使ったアレンジ料理をご紹介します。
スープジャーで作る桃のフルーツゼリー
スープジャーの中にセットしておくと、食べる頃には自然にゼリーになっている人気のレシピをご紹介します。
夏のランチなどにもおすすめです。
【材料】
- 桃缶 1缶
- 粉ゼラチン 5g
- 水 大さじ1
【作り方】
- スープジャーの中に氷水を入れて、容器を冷やしておく
- 桃缶から桃を取り出し細かく刻み冷凍しておく(シロップは捨てない)
- シロップを冷蔵庫で冷やしておく
- ゼラチンに水を入れレンジで約30秒加熱する
- をすべて混ぜ、冷やしたスープジャーに入れる
- スープジャーの蓋をし、保冷バッグに入れておく
ハンバーグの風味が引き立つフルーツソース
フルーツのほんのりした甘みが、お肉の旨味を引き立てるソースです。
あつあつのハンバーグやステーキにおすすめですよ。
【材料】
- フルーツミックス缶 1缶
- ソース・醤油 各大さじ3
- はちみつ 小さじ1
- チューブにんにく 3cm
【作り方】
- フルーツミックス缶を、シロップごとミキサーにかける
- をすべて加えてトロトロになるまで煮込む
- ハンバーグにかけていただく
白菜のフルーツサラダ
野菜の栄養も摂れる、付け合せやおつまみにもぴったりの一品です。
【材料 2人分】
- フルーツミックス缶 1缶
- 白菜 2枚
- 塩 小さじ1/2
- レモン汁 小さじ1
- マヨネーズ 大さじ2
- コショウ・醤油 適量
【作り方】
- フルーツミックス缶のフルーツをザルにあげ、汁気を切っておく
- 白菜を横幅1cmくらいに食べやすい大きさに切る
- 塩を入れた沸騰したお湯で白菜を茹でる
- ザルにあげ、粗熱が取る
- フルーツミックスとを混ぜ、コショウや醤油で味を整えて完成
お弁当に入れる缶詰のフルーツの冷凍方法
お弁当に入れるフルーツ缶詰は、冷凍できるのでしょうか。
結論から申しますと、缶詰そのままを冷凍することはおすすめできません。
缶詰ごと冷凍すると中身が膨張して缶にへこみが生じたり、破損する恐れがあります。
また、缶の蓋を開けた状態で冷凍するのもNGです。
缶詰の内側にはスズめっきが施されており、開封して空気に触れるとスズが溶け出しやすくなり、缶が溶けて黒く変色することもあります。
とはいえ、お弁当に入れたあと、缶詰のフルーツが残る場合もありますよね。
残りのフルーツは、別容器に分けて冷凍しましょう。
缶詰のフルーツを冷凍用密閉容器やシリコンカップに入れて、そのまま保存することも可能です。
シロップごと冷凍することで、果物の乾燥を防ぎ、おいしさを保つことができます。
お弁当に入れた缶詰のフルーツを温めたくない時
温かいお弁当は出来立ての味が楽しめますので、お弁当をレンジなどで加熱していただく方も多いでしょう。
しかし、お弁当の中にフルーツが入っている場合、一緒に温めたくはありませんよね。
できればフルーツを取り出してから温めるのがベストですが、そのような時に大活躍するのが、中子(なかご)付きのお弁当箱です。
特におすすめなのは、蓋付きでつまみが付いている中子があるもの。
温めたくないフルーツやサラダなどを中子に入れれば、温める前につまみをつまんでサッと取り出すことができます。
つまみがあるのと無いのとでは、温める時の便利さが段違いです。
また、蓋があるので汁気の多いフルーツやおかずでも幅広く使え、お弁当のメニューも広がるでしょう。
缶詰のフルーツに栄養はあるのか
缶詰のフルーツは、加熱処理を経ているのでビタミンCなど熱に弱い栄養素は減少します。
しかし加熱することで、缶詰のフルーツの栄養を吸収しやすくなるというメリットもありますよ。
フルーツ缶詰の代表的なものに含まれる栄養素についてご紹介します。
むくみ解消にはみかんやパイナップル、抗酸化作用を期待する場合は桃の缶詰が有効なようです。
- みかんの缶詰…ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維
- パイナップルの缶詰…ミネラル成分、食物繊維、カリウム
- 白桃の缶詰…カテキン
- 黄桃の缶詰…カロテノイド
缶詰のベストな温め方
缶詰の食品は、フルーツ以外にもいろいろありますよね。
手軽なおつまみにもなるやきとり缶なども、よく召し上がる方も多いのではないでしょうか。
より美味しく缶詰の食品をいただくためには、温め方も大切ですよ。
気になる缶詰のベストな温め方ですが、それはズバリ湯煎です。
湯煎で温めるとじっくり温まることで均一に加熱でき、食材がしっとりとした仕上がりになります。
缶詰をそのまま電子レンジで加熱することは、発火することもあり危険ですのでやめましょう。
もちろん直火で缶詰を加熱することもいけません。
高温になり破裂する危険性がありますので、缶詰メーカーでは直火での加熱を禁止しています。
缶詰を調理する時は、耐熱容器や鍋などに移し替えて加熱しましょう。
缶詰の賞味期限について
缶詰は真空状態で加熱することで、無菌状態となり長期保存が可能になります。
缶の中は無菌なので、常温で保存しても中身が腐る心配はありません。
そうは言っても、缶詰にも賞味期限は存在します。
一般的に、缶詰の賞味期限は次のようになっています。
- フルーツ缶詰…製造日から2〜3年
- 水産缶詰…製造日から約3年
- 野菜缶詰…製造日から2〜3年
- 畜産缶詰…製造日から約3年