フルーツ缶詰の栄養について

最終更新日:2022/09/09

フルーツ 缶詰 栄養

果物は皮を剥いたりカットしたり食べるのが大変なものが多いですが、フルーツ缶詰は封を開ければ簡単に食べることができとても便利です。

そんなフルーツ缶詰は栄養がないと言われることがあります。どうして栄養がないと言われるのでしょうか。

この記事ではフルーツ缶詰には栄養がないと言われる理由や、生の果物との違い、人気のフルーツ缶詰の栄養や期待できる効果をご紹介します。

缶詰の栄養がそのままとれるおすすめレシピもご紹介します。ぜひ参考にしてください。

フルーツ缶詰は栄養がないと言われる理由

1日に200gほどを目安に食べると良いとされる果物。ですが、果物は皮を剥いたり食べやすい大きさにカットしたり食べるのに手間がかかります。

フルーツ缶詰はこのような手間がなくそのまま食べることができ大変便利です。

また、果物には旬があり旬以外の時期には値段が高くなることもあります。しかし、缶詰の場合は年中気にせず食べることができます。

果物は日持ちしないものも多く、購入したらすぐに消費しなくてはいけません。ですが、缶詰は日持ちするので長期間保存できます。

メリットがたくさんあるフルーツ缶詰ですが、栄養がないと言われることがあります。しかし、これは嘘です。

フルーツの缶詰を作るときに加熱処理をします。この加熱処理をすることによって減少してしまう栄養があります。これが栄養がないと言われる理由にもなっているようです。

ですが、栄養がなくなるということはありません。熱を加えることで吸収しやすい栄養素もあります。

食べやすく栄養もあるので、フルーツが不足しがちなときにおすすめです。

生と缶詰のフルーツの栄養の違い

缶詰にしたフルーツと何もしていない生のフルーツでは栄養価に違いはあるのでしょうか。

缶詰のフルーツは、甘いシロップに漬けられています。これはフルーツが酸化したり、腐らせないためのものです。

種類によって糖度に違いはありますが、糖度はとても高いです。このシロップに漬けているため、缶詰のフルーツは糖質が多くなり、生のフルーツよりもカロリーも高くなります。

缶詰のシロップをそのまま飲んだりとりすぎると、急激に血糖値があがるなどします。体調不良の原因にもなりかねません。食べすぎには注意しましょう。

また、缶詰を作る工程で、ビタミンCやカリウム、食物繊維の量が少なくなります。

人気のフルーツ缶詰の栄養成分

缶詰のフルーツにも栄養成分があるということを説明しましたが、どのような栄養素があるのでしょうか。フルーツ缶詰の中で人気のみかんとパイナップルの栄養成分について一覧でご紹介します。

みかん

  • 炭水化物
  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ミネラル(鉄や亜鉛など)
  • 食物繊維

カロリーは特にビタミンCとビタミンEの成分が多いです。

パイナップル

  • 炭水化物
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ミネラル(カリウム、カリウムなど)
  • 食物繊維

カロリーは100gあたり76kcalで、ミネラルやビタミンCの成分が多いです。

フルーツ缶詰の栄養で期待できる効果

フルーツの缶詰でとれる栄養成分に期待できる効果についてご紹介します。

ビタミンA

抵抗力を高める効果が期待できます。

ビタミンB群

ビタミンB群はエネルギー代謝の働きを補う役割をしています。

ビタミンC

コラーゲンの生成を助けたり、抗酸化作用が期待でき、美肌効果が期待できます。

ミネラル(鉄・カリウム)

鉄は、全身に酵素を運ぶ役割をしています。不足することで貧血を発症するので不足させないようにしましょう。また、カリウムは、血圧を下げる効果が期待できます。

食物繊維

食物繊維はおなかの調子を整えてくれます。便秘の改善や予防が期待できます。

フルーツ缶詰の栄養がそのままとれるおすすめレシピ

フルーツの缶詰はカロリーは高めですが、しっかり栄養があります。缶詰の栄養をそのまま食べるおすすめのレシピをご紹介します。

缶詰をそのまま使ったゼリー

  1. 好みのフルーツ缶詰をいくつか用意します。出来上がりが華やかになるように、色とりどりなフルーツ缶詰を混ぜるのがおすすめです。
  2. 缶詰をあけて、中身とシロップを分けます。
  3. お湯100ccにゼラチン10gを入れて溶かします。ゼラチンの割合は水分量の2~3%が目安です。少ないと固まらないこともあるので注意しましょう。
  4. 砂糖50gを加えよく混ぜ完全に溶けたら、水200ccとシロップ200ccを混ぜます。
  5. 型にフルーツを並べ、上で作った液を入れて冷蔵庫で冷やして固めます。
  6. しっかり固まったら、お皿などにひっくり返して型から外せば完成です。型から外れない場合は、型の周りに温めたタオルを当てて周りを少し温めてからひっくり返しましょう。

長期保存できる缶詰ですが、一度ふたをあけてしまうと、生物と同じ扱いになります。保存状態が悪いと変色してしまったり、臭いが変化してしまうこともあります。できるだけ早めに食べきるようにしましょう。

また、缶に入れたまま保存すると缶が酸素にあたりスズが溶け出してしまいます。ふたを開けたらプラスチックなどの容器に移し保存するようにしましょう。

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