山形県の果物といえば、さくらんぼのイメージがありますが、実は桃の栽培も盛んです。
桃には色々な品種がありますが、山形県ではどのような品種の桃が栽培されているのでしょうか。
そこで今回は、山形県で栽培されている主な桃の品種や、人気の品種などをご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
山形県で栽培されている主な桃の品種
甘くてジューシーな味わいが特徴の桃。
山形県は、全国でも有数の桃の産地です。
山形県で栽培されている主な桃の品種は以下のとおりです。
- あまとう
- あかつき
- ゆうぞら
- 川中島白桃
- だて白桃
- 美晴白桃
- 黄金桃
- スウィート光黄
- 黄ららのきわみ
- 光月
このように山形県では、あまとうやあかつきなどの白桃や、黄金桃、スウィート光黄などの黄桃など、様々な品種の桃が栽培されています。
雨量が少なく、夏の日中は暑く夜は涼しい盆地特有の気候が桃の栽培に適している山形県。
その気候により、甘くてジューシーな高品質の桃が生まれるのです。
人気上昇中の山形県で栽培されている桃
山形県では、様々な品種の桃が栽培されていますが、中でも人気急上昇中の桃があります。
それは、まどかと黄金桃です。
まどかは、「あかつき」の自然交雑でできた品種で、一番の特徴は大きさで、収穫時期は8月中旬〜下旬です。
350gと大玉で、果肉は緻密で多汁、甘味も強く、食味も極上と評判です。
また、あかつきよりも固くてジューシーで、柔らかくなっても甘味が落ちず美味しいと言われています。
黄金桃は、最近人気が高まっている桃で、一番の特徴はさっくりとした歯ごたえです。
果皮・果肉が黄色いことから、「マンゴーピーチ」とも言われており、甘味の中にも爽やかな酸味を含んでいます。
収穫時期は8月下旬〜9月上旬です。
見た目の美しさと美味しさから、贈答用としても人気があります。
山形県の固い桃の品種2選
桃には、柔らかいものと固いものがあります。
好みは人ぞれぞれですが、「固い桃の方が好き」という方も多いです。
では、山形県で栽培されている桃の中で、固い品種はどのようなものがあるのでしょうか。
さくら白桃
まずご紹介するのは、さくら白桃です。
固めの桃が好きな方におすすめの品種で、パリッとした歯ごたえが魅力です。
収穫時期は、9月中旬~下旬頃となります。
甘味が多く酸味は穏やかで、固いながらも果汁が多くジューシーな味わいの桃です。
おどろき
次にご紹介する固めの桃は、おどろきです。
こちらも追熟してもほとんど柔らかくならない、固めの桃が好みの方におすすめの桃です。
果肉は緻密で、固い柿やりんごのようなカリカリ食感が楽しめ、噛むほどに甘味が口の中に広がる美味しさです。
旬は8月です。
柔らかい桃とは違って、カリッとした食感が楽しめる桃です。
山形県の桃の希少品種
山形県には希少品種の桃があり、それは、いけだ白桃です。
いけだ白桃は、果重270〜300gほどで果皮は濃紅で着色しやすいですが、ヒビが入りやすいため、見た目が優れているとはいえません。
しかし、上品な甘さと果汁の多さ、歯ごたえのある果肉、その食味の良さから、「究極の桃」と言われています。
当初はその味の良さから、山形県の多くの生産者が栽培に取り組みましたが栽培が難しく、今では生産者が少ないことから希少品種となっています。
いけだの収穫時期は、8月上旬〜中旬です。
希少な品種をぜひ、山形県で味わってみてはいかがでしょうか。
美味しい桃の選び方
最後に、知って得する美味しい桃の選び方をご紹介します。
桃の時期
まず、美味しい桃の時期ですが、山形県では7月下旬〜10月上旬頃まで長く楽しめます。
ただし、桃の美味しさは天候に左右されますので、雨がなく、晴天が続いている時期に桃を購入するのがベストです。
陽の光をたっぷり浴びた桃は、濃厚で甘くジューシーです。
見分けるポイント
次に、美味しい桃を見分けるポイントをご紹介します。
- 左右対称で綺麗な丸みがあり、張りや重量感があるもの
- 色が鮮やかで甘い香りがするもの
- 桃のお尻が白っぽいもの
- 表面全体に産毛があり傷がないもの
上記のポイントを基準に選ぶといいでしょう。
まとめ
今回は、山形県で栽培されている主な桃の品今回種などをご紹介しました。
山形県には、今回ご紹介した桃以外にも、美味しい桃がたくさんあります。
桃狩りが楽しめる果樹園や、美味しい桃が購入できる直売所や道の駅もありますので、美味しい桃を食べに山形県へ足を運んでみてはいかがでしょうか。