【桃太郎のふるさと岡山県の桃の品種】味の特徴や歴史についても

最終更新日:2024/08/28

【桃太郎のふるさと岡山県の桃の品種】味の特徴や歴史についても

桃太郎の故郷「岡山県」。
この岡山県には品質が高く、糖度の高い桃がたくさん栽培されています。
中でも岡山の桃といえば白桃が有名で、さまざまな品種を味わえます。

この記事では、岡山白桃の品種を中心に、その特徴や収穫時期などを詳しくご紹介します。
また、岡山白桃の歴史や、おすすめの購入場所などもお伝えします。

岡山で栽培されている有名な桃の品種の特徴

岡山県の桃の品種の特徴といえば、やはり「白桃」です。
特に岡山の白桃の特徴は

  • 美しい白さ
  • 柔らかい果肉
  • 高い糖度

三拍子そろった、岡山の桃の品種。
その白さの秘密は、ひとつひとつ手作業で袋がけをして色づきを防いでいるところ。
また、この袋がけは、直射日光に当たらずに果肉を柔らかく成長させます。
さらに、岡山の桃は、光センサーで選別しているものが多く、甘いものが多いと言われています。

岡山産の桃の品種一覧

それでは、岡山県ではどのような桃の品種が栽培されていまるのでしょうか。
まずは、岡山県オリジナルの桃の品種を特徴とともにご紹介します。

岡山県産桃:オリジナル品種

  • 清水白桃(しみずはくとう)
    岡山を代表する桃で、岡山県一宮(清水)で誕生しました。強い香りで甘みがとても強く、とろける口当たりが人気の品種です。
  • おかやま夢白桃(おかやまゆめはくとう)
    清水白桃の次世代を担う白桃の品種として期待されています。大玉で上品な乳白色の見た目でギフトで喜ばれます。味のバランスが良いところが魅力です。
  • 白麗(はくれい)
    岡山の白桃の最後を締めくくる晩生種の桃です。かための食感と果汁の多さが特徴です。

この他にも希少品種と言われる「瀬戸内白桃」、そして新新種の「恵白」や「なつごごろ」、「冬桃がたり」、「千種白鳳」、「白皇」なども岡山県のオリジナル品種の桃です。

岡山県で主に栽培されている桃の品種

次に、岡山県のオリジナル品種の桃以外をご紹介します。

  • はなよめ
    小ぶりながらも強い香りと甘みのある品種
  • 日川白鳳
    かためのしっかりとした桃で、果汁が多い
  • 加納岩白桃
    甘みが強く、とろける柔らかさの果肉
  • 白鳳
    柔らかい食感で果汁が多い、やさしい甘み
  • 川中島白桃
    大玉でかための食感ですが甘い果汁が多い
  • 黄金桃
    長野県で誕生した大玉の桃で、甘みがあり柔らかい食感

このように、岡山産の白桃の品種はさまざまな味や食感の違いがあります。

岡山の桃の品種別の収穫時期

岡山県で桃を楽しむなら、いつからいつまでが収穫時期なのかは気になるところですよね。
そこで、上記でご紹介した桃の品種の収穫時期をご紹介します。

  • 6月〜7月
    はなよめ・日川白鳳・加納岩白桃
  • 7月〜8月
    白鳳・清水白桃・おかやま夢白桃・なつごごろ・千種白鳳
  • 8月〜9月
    川中島白桃・白麗・瀬戸内白桃・恵白・黄金桃・白皇
  • 11月〜12月
    冬桃がたり

このように、岡山県では6月から12月までさまざまな桃が楽しめます。

岡山の桃を買うなら

桃の収穫時期を迎えると岡山県内ではたくさんの直売所や桃狩りのスポットがオープンします。
特に直売所は、果樹園の他、農産物直売所などの他、スーパーの一角に店を構える時もあります。
さらに、岡山県内の道の駅でも岡山県産の桃が購入できます。
また、岡山県まで足を運べない場合は、岡山県のアンテナショップやネット通販、そして、ふるさと納税制度などを利用すると便利です。
このように岡山県の桃を買える場所はいくつかありますので、どこで買うか迷う必要はありません。

岡山白桃の等級

岡山白桃にはその品種ごとに糖度と等級が決められています。

例えば、岡山の特産品の清水白桃なら、糖度12度以上がロイヤル、そして、糖度11.5度以上はキング、糖度10.5以上がエースです。
このような等級で値段の相場は異なります。
また、等級がロイヤルの桃は一般的に最高級品と言われています。

岡山白桃の食べ頃

岡山白桃の食べ頃の目安は、桃から香りが出だした頃、そして綺麗な乳白色になった頃です。
また、手に持った時に柔らかい感じがすることも重要です。
さらに、桃は食べる前の1〜2時間前に冷蔵庫で冷やすとさらにおいしく味わえます。

また、おいしい岡山白桃をお得な値段で購入するなら、清水白桃などのB級品がおすすめです。

岡山白桃の歴史

現在、岡山白桃が特産品となったのは、明治8年に中国から導入された桃が始まりです。
そのため、当初は上海水密や天津水蜜などの品種が栽培されていました。
しかし、桃の栽培や生産量を広げていく中で、同時に新品種の開発なども進めていきました。
そして、昭和に入ってからもこの新品種への努力を続け、昭和7年に「清水白桃」が誕生しました。
この清水白桃が誕生した後も、戦争に見舞われたり、不作の年などもありましたが、栽培農家の熱意、そして努力と技術で、今の岡山白桃の地位が築かれました。

まとめ

岡山県で栽培が盛んな桃の品種は白桃を中心に多数あります。
その中でも岡山産のオリジナルの主な桃の品種は以下です。

  • 清水白桃
  • おかやま夢白桃
  • 白麗

これ以外にも、現在も新品種の開発は進められ、今後も増える可能性があります。

また、岡山県では、桃の収穫時になると、新鮮な桃を販売するたくさんの直売所が軒を連ねます。
もしも6月から9月にかけて岡山へ行かれるなら、このような直売所を利用されてはいかがでしょうか。

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