希少品種のさくらんぼ【月山錦】幻の高級フルーツの特徴

最終更新日:2024/07/30

希少品種のさくらんぼ【月山錦】幻の高級フルーツの特徴

さくらんぼと言えば、真っ赤な果実の印象が強いのではないでしょうか。
この記事では、そのようなイメージが覆る、幻の希少なさくらんぼ「月山錦」についてご紹介します。
さくらんぼの女王とも言われる、月山錦の特徴についてまとめました。

希少なさくらんぼ【月山錦】

月山錦(がっさんにしき)とは、中国の大連で生まれた黄色いさくらんぼです。
栽培が難しく、1本の木からの収穫量も少ないので、あまり市場に出回りません。
生産量が少ないため一般的なスーパーなどに並ぶことはなく、値段は高めの品種です。

大粒で味が良く、黄色いさくらんぼという見た目も珍しいので、ギフト用に百貨店などで高級フルーツとして販売されています。

さくらんぼ【月山錦】の特徴

酸味がほとんどなく、さっぱりとした中にも強い甘みがあります。
糖度は20度から24度と高めです。
一般的なさくらんぼの糖度は16度から18度と言われていますので、かなり糖度が高いと言えるでしょう。

また、月山錦は1粒が10g以上の重さがあり、大粒になる品種です。
鮮やかな明るい黄色が果実の大きな特徴で、形はハート型をしています。
果肉は硬めで、日持ちもします。

さくらんぼ【月山錦】の産地と旬

中国生まれの月山錦ですが、国内では山形県が主な産地です。
ほかに、福島県や北海道でも生産されています。

収穫時期と旬は、6月下旬から7月中旬です。
山形県では、6月中旬頃から収穫されるところもあります。
北海道では、7月中旬頃からが収穫時期です。

さくらんぼ【月山錦】の選び方

鮮やかな黄色をしていて、光沢と張りのある果皮のものを選びましょう。
また、軸が軸が茶色ではなく、太くてきれいな緑色をしていることも大切です。

ただし、月山錦は完熟すると、ところどころ茶褐色になることがあります。
完熟している証ですので、新鮮であれば食味に問題はありません。
果皮の色だけではなく、軸の状態なども合わせて確認すると良いでしょう。

さくらんぼ【月山錦】を取り寄せするには

産地の山形県でもなかなか見かけないという希少な月山錦を取り寄せするには、ネット通販が便利です。
楽天市場や「大橋さくらんぼ園」のホームページ、清川屋公式通販、ふるさと納税サイト「さとふる」などで購入することができます。

さくらんぼ【月山錦】の苗木を購入するには

月山錦の苗木を購入するには、楽天市場や果樹苗木販売の原田種苗、タキイネット通販などのサイトで購入できます。
そのほか、山形県にある果樹苗木の生産販売をしている天香園も、苗木が通信販売されています。

さくらんぼ【月山錦】を育てるポイント

美味しく珍しいさくらんぼが、ご自宅の庭などで収穫できたら嬉しいですね。
月山錦を苗から育てるポイントについてご説明します。

  • 日光を好むので、日当たりの良い場所に植える
  • 12月から3月が植え付け時期
  • 年に1回ほど肥料を与える
  • 受粉樹は、ナポレオン・高砂・香夏錦などが適している
  • 灰星病(ハイボシビョウ)や褐斑病(かっぱんびょう)などの病気に注意する
  • シンクイムシ、アブラムシなどの害虫に注意する

月山錦をさくらんぼ狩りできるスポット

月山錦をさくらんぼ狩りできる、山形県と北海道の果物狩りスポットをご紹介します。

上山観光フルーツ園&山形チェリーランド

食べ放題コースを選ぶこともできる、山形県にある果物狩りスポットです。
月山錦、大将錦など、さくらんぼの品種によって食べ放題コースを選ぶことができます。
数に限りがあり、時期によってはなくなってしまうさくらんぼもありますので、事前に電話で確認するのがおすすめです。

大橋さくらんぼ園

化学肥料を使用せず、堆肥と有機質肥料で果樹を長年栽培している、北海道の農園です。
安全で美味しいさくらんぼを収穫体験することができます。
月山錦などの、さくらんぼだけではありません。
8月からはブルーベリーやプラム、9月からはプルーンなども収穫することができますよ。
採れたてのりんごや桃も収穫できる大橋さくらんぼ園で、ぜひ果物狩りを体験してみてはいかがでしょうか。

まとめ

生産地の山形県でもなかなか見かけることがないという、幻のさくらんぼ月山錦についてご紹介しました。
月山錦の最大の特徴は、さくらんぼには珍しい鮮やかな黄色であるということです。
しかも甘く大粒なので、贈答用にもぴったりですよ。
ネット通販などでも扱っていますので、ぜひ希少価値の高い月山錦を一度味わってみてはいかがでしょうか。

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