さくらんぼと言えば、小さくて赤い果実を思い浮かべる方が多いと思いますが、黒いさくらんぼがあるのをご存じでしょうか。
黒いさくらんぼにはどんな特徴があるのか気になりますよね。
そこで、この記事では、黒いさくらんぼを3つご紹介します。
また、人気のさくらんぼの品種やさくらんぼがどうやってなるのかについてもご紹介します。
ぜひ参考にして、黒いさくらんぼも味わってみましょう。
黒いさくらんぼの品種と言えば「サミット」
さくらんぼと言えば赤くて可愛らしい実が特徴です。
ですが、中には黒い実のさくらんぼもあります。
黒い色をしていると食べられるのか心配になる方もいらっしゃると思います。
ですが、黒くなる品種なので熟しすぎていたり、腐っているというわけではありません。
黒くなるさくらんぼの品種と言えば「サミット」が有名です。
名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サミットはカナダで育成された品種で、果実はとても大きく肉厚です。
果肉は柔らかく、中まで赤く色づいています。
糖度は15度ほどで、酸味は少ないですが、あっさりとした味わいが楽しめます。
黒いさくらんぼで有名な品種「日の出」
「日の出」も黒いさくらんぼで有名な品種です。
熟すと美味しくなります。
アントシアニンが多く含まれることによって果実が黒くなります。
日の出は早生種で収穫時期は5月下旬から6月上旬頃です。
果実の大きさは小さめで、果肉は柔らかめです。
酸味があり、甘みとのバランスが良いさくらんぼです。
売りに出されていることは少なく、さくらんぼ狩りなどで楽しめます。
山形県で生まれた黒いさくらんぼの品種「紅さやか」
紅さやかはサミットのような黒さはありませんが、一般的なさくらんぼと比べると黒っぽいさくらんぼです。
山形県園芸試験場で「佐藤錦」と「セネカ」を交配して育成した品種で、平成3年に品種登録されたさくらんぼです。
旬の時期は6月中旬ごろです。
果皮は黒紫色に染まり、果肉も赤く染まります。
硬くも柔らかくもない普通の硬さで、多汁です。
酸味は少なく、糖度は15度ほどあって甘く、濃く染まったさくらんぼの方がより糖度が高いです。
さくらんぼの人気の品種
さくらんぼは小さい果実と色が可愛らしく、ケーキやパフェなどのトッピングとしても使われることがあります。
種類も豊富にあり、特徴も異なります。
人気のさくらんぼの種類を一覧でご紹介します。
- 佐藤錦
- 紅秀峰
- 南陽
- サミット
- 紅さやか
- 高砂
- 紅ゆたか
- ナポレオン
- 紅てまり
などが人気です。
この中でも特に「佐藤錦」は味も見た目もよく人気があり、さくらんぼと言えば佐藤錦と言われるほど人気があります。
贈答用としても取り扱われることが多く、多くの方に好まれているさくらんぼです。
佐藤錦は「ナポレオン」と「黄玉」を交配させて育成したさくらんぼで、さくらんぼの王様とも呼ばれています。
日本一の生産量を誇る品種で、知名度も高いです。
果実は7gほどのものが一般的ですが、12gほどの大粒のものもあります。
果肉は硬めで、果汁が多いです。
果皮は鮮やかな紅色に染まるので見た目も美しいです。
糖度が高く甘いですが、程よく酸味もありバランスのよい味わいです。
さくらんぼがどうやってなるのか
旬の時期になると店頭に並べられるさくらんぼ。
果実がどこになるのか知っていますか?
さくらんぼの木は高さが10mほどで、4月頃に花を咲かせます。
花の色は白色がほとんどで、花芽が5~6個まとまって付きます。
また、1つの花芽から2個の花を咲かせます。
花びらが散ると実をつけ始め、5月から6月頃に収穫時期を迎えます。
1つの花芽から2個実をつけるので、2つつながったさくらんぼが収穫できます。
さくらんぼはとてもデリケートな果物です。
少しでも傷つくと黒い部分ができたり、白いほわほわとしたカビが生えたりして食べられなくなります。
常温で2日から3日ほど、冷蔵で約1週間ほどしか日持ちしません。
暖かい場所で保管するとすぐにいたんでしまうので注意が必要です。
まとめ
この記事では、黒いさくらんぼの「サミット」「日の出」「紅さやか」について詳しくご紹介しました。
それぞれ特徴が異なるのでぜひ全種類の味の違いを楽しんでください。
また、人気の品種についてもご紹介しました。
ぜひ参考にして、いろいろな味のさくらんぼと黒いさくらんぼとの違いを感じてみましょう。