【さくらんぼ大粒品種一覧】大粒さくらんぼの魅力や1粒の重さ

パリッと弾ける食味と甘酸っぱい味わいが魅力のさくらんぼ。

果物狩りの中でも人気の高いさくらんぼですが、さくらんぼには様々な品種があり、中にはスーパーでは見かけない大粒のさくらんぼもあります。

そこで今回は、大粒さくらんぼの主な品種や魅力、さくらんぼの王様と言われている「佐藤錦」の1粒の驚きの値段などご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

大粒さくらんぼ品種一覧

種類が豊富なさくらんぼは、大粒になるほど果肉が厚くてとってもジューシー。
では、大粒なさくらんぼにはどんな品種があるのでしょうか。
大粒なさくらんぼの主な品種を一覧でご紹介します。

中でも超大粒なのが「大桜夏」。
青森県でナポレオンの混植園（同じ敷地内に複数の苗を植えること）にて発見された偶発実生。
果重は13～15gと超大粒で果皮は鮮やかな紅色、糖度17〜18％の爽やかな食味のさくらんぼです。

また、「紅てまり」も平均は10g、大きいもので15gと大粒のさくらんぼで、糖度17〜20％と糖度と酸味のバランスが良い人気のさくらんぼです。

果重平均8〜9gと大粒さくらんぼの「紅秀峰」。
人気の品種「佐藤錦」に続いて人気の品種で、特に大粒で傷のない特秀ランクは贈り物としても人気があります。

紅秀峰の一番の特徴は「実の固さ」。
人気品種の佐藤錦は見た目が美しい反面、果肉が柔らかく傷つきやすいため日持ちしにくいことが難点でしたが、紅秀峰は実が固いため傷がつきにくく日持ちしやすいため、新品種ながら徐々に人気が高まりました。

糖度も20％前後と甘く、歯ごたえもある紅秀峰。
収穫時期は佐藤錦の収穫が終わる6月下旬〜7月中旬頃までとなっています。

佐藤錦の1.5～2倍を誇る大粒で、希少品種の「ダイアナブライト」。
さくらんぼの名産地、山形県山辺町で誕生した品種で、栽培が難しいことから「幻のさくらんぼ」と言われています。

一番の特徴はその大きさ。
ダイアナブライトは3Lと、ちょうど500円玉と同等サイズ。
また、ダイアナブライトは大粒なだけでなく、酸味が少なくとってもジューシな味わいなので、口に入れた瞬間に果肉と果汁が口いっぱいに広がります。

収穫時期は6月中旬～7月初旬。
収穫量もごくわずかなので値段も高めですが、一度は味わってみたい貴重なさくらんぼです。

大粒で高級さくらんぼの代名詞とも言える「佐藤錦」。
ナポレオンと黄玉を交配し育成した品種で、大きさは平均６g程度ですが、最近は贈答品として10～13gの大粒の佐藤錦も栽培されるようになりました。

佐藤錦の一番の特徴は、宝石のルビーに例えられるほどの美しい「見た目」。
大粒でツヤツヤした赤い果実は宝石のように美しく、味も甘味と酸味のバランスが取れた最高級品として、数あるさくらんぼの品種の中でも一目おかれてきました。

このように高級さくらんぼの佐藤錦ですが、実は見た目や色、粒の大きさ、糖度によって値段が異なり、一般的なものだとスーパーで１粒20～30円程度ですが、最高級品ともなると1粒なんと100～300円にも。

栽培に手間がかかり、実が柔らかくデリケートなことから、最高級品の佐藤錦は高値が付けられるようです。

これまで大粒のさくらんぼについてご紹介しましたが、さくらんぼには品質基準があることをご存知でしょうか。

さくらんぼの生産量全国1位を誇る山形県では「山形県青果物等標準出荷規格」を設け、各さくらんぼ農家で一つ一つ基準プレートで測定しながら選別作業をしています。

サイズ基準は、

さくらんぼ小サイズ1粒の重さは4.5g程度、大粒のものは9g程度です。
大粒で、鮮やかな赤い実のさくらんぼのものほどランクが上になるため、３L以上で全体的に赤いさくらんぼは最上位等級「特秀」としてランク付けされます。

今回は、さくらんぼの中でも大粒の品種に焦点を当ててご紹介しました。
大粒のさくらんぼは値段が高めですが、味も食味も一級品です。
大切な方への贈り物としてはもちろん、自分へのご褒美として購入し味わうのもおすすめです。