サルサやワカモレなど、タコスが人気のメキシコ。
このように、メキシコは伝統的な料理がたくさんあります。
その中でもメキシコの食文化で欠かせないもの言えば果物です。
この記事では、メキシコで食べられている果物の他、メキシコを訪れた際にぜひ食べてほしい珍しい果物をご紹介します。
また、メキシコの果物の驚きの食べ方などもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
トロピカルフルーツの宝庫メキシコの果物
果物の楽園とも呼ばれるほど、果物の種類が多いメキシコ。
カラフルなフルーツから、珍しい果物までメキシコではさまざまな果物が栽培されています。
主なメキシコの果物は、日本でも定番のいちごやメロン、バナナ、すいか、柑橘類などです。
その他にはマンゴーやパイナップル、そしてパパイヤなどの南国フルーツも栽培しています。
さらに、アボカドや洋ナシ、りんごなども栽培していてまさに果物の宝庫です。
また、日本では珍しい果物もメキシコにはあります。
このメキシコの珍しい果物の種類については後ほどご紹介します。
また、メキシコ産のアボカドは日本に輸入されている量も多く、身近な果物と言えます。
世界で食べられているメキシコが原産の果物
さまざまな歴史を経て、現在メキシコが原産の果物は世界中で栽培されています。
また、それらの果物は特産品として高い評価を得ているものもあります。
そこで、メキシコが原産の主な果物をピックアップしてみました。
- ビズナガ
サボテン科の果実 - チコサポテ
チューインガムの原料として利用されています - カニステル
たまごの黄身のような食感で、エッグフルーツとも呼ばれます - ヒカマ
マメ科の植物ですが、メキシコでは果物として売られています
この他にもメキシコが原産の果物はまだまだあります。
メキシコで食べたい珍しい果物4選
フルーツ天国のメキシコで一度は食べてほしい果物は以下の通りです。
- ヒカマ
メキシコが原産のマメ科の植物で、ビタミンが豊富でデトックス効果が期待できます。梨に似たみずみずしい食感が魅力の果物です。 - グァナバナ
サワーソップとも呼ばれる果物でジュースやシャーベットにおすすめです。グァナバナは栄養豊富な果物ですが、妊娠中や持病のある方にはNGな果物です。 - グラナダチナ
パッションフルーツの一種で、種ごと食べられます。メキシコでは水や砂糖をを加えてドリンクで楽しむ方法が人気です。 - トゥナ
ウチワサボテン「ノパル」に実る果実、それがトゥナです。トゥナはメキシコでは定番の果物で、ジューシーでやさしい甘さが特徴です。また、食物繊維やビタミンも豊富で、美容や健康におすすめの果物です。
メキシコの果物カレンダー
メキシコではスーパーや屋台の他、路上や移動販売車、また、時には横断歩道など、至る所で果物が販売されています。
その理由はやはり、メキシコで1年中果物が豊富に収穫されるからでしょう。
そこで、メキシコへ行った際に便利な、メキシコの果物カレンダーを一覧でご紹介します。
- 1〜3月
いちご(1〜4月)・グアバ(1〜4月)・メロン・オレンジ・パイナップル(12月〜7月)グアナバナ・みかん・りんご・グレープフルーツ・タマリンド・マンゴー(3月〜)など - 4〜6月
ライム・マンゴー・メロン・オレンジ・スイカ・パパイヤ・洋ナシなど - 7〜9月
ライム・マンゴー・洋ナシ・トゥナ・メロンなど - 10〜12月
りんご・リマなど
この他にバナナやライム、パパイヤなどはほぼ1年を通して収穫されます。
このように、日本では収穫時期が限定されている果物でも、メキシコでは年中楽しめます。
唐辛子とライムで楽しむメキシコの果物
みなさんが果物を食べる時は、そのまま生で、もしくは凍らせて、そしてジュースやスムージーにしたり、ヨーグルトのトッピング、さらに、スイーツの材料として楽しむと思います。
実はこのような常識を覆す果物の食べ方の習慣がメキシコにはあります。
それは、唐辛子やライムを果物にかける食べ方です。
このような方法はあまりイメージできないかもしれませんが、「スイカに塩」の感覚に近いでしょう。
メキシコで1番有名な唐辛子は「タヒン(Tajin)」というチリペッパーで、メキシコの国民的調味料と言われています。
先ほどご紹介したメキシコが原産で珍しい果物ヒカマは、カットしてこのタヒンとライムをかけて食べます。
また、ライムの他にレモンが使われる場合もあります。
この他にはマンゴーやパイナップル、キウイフルーツなど甘味が強い果物にも良く合います。
さらに、タヒンは万能調味料とも呼ばれていて、酢や砂糖をプラスして野菜サラダのドレッシングに、または肉や魚介類の下味にも使えます。
メキシコのサボテンフルーツの食べ方
先ほどご紹介した、メキシコの珍しい果物「トゥナ」。
このトゥナが実るウチワサボテン「ノパル」の葉はそのまま生で、もしくは焼いて食べられるサボテンです。
そしてそのノパルの実トゥナは、半分にカットしてスプーンを使い食べます。
ただし、トゥナの皮にはトゲがあるので、厚手の手袋を使ってカットしましょう。
トゥナは小さな種の多い果物です。
そのため、種が苦手な方は、トゥナをミキサーにかけ、ジュースで楽しむ方法がおすすめです。
また、トゥナの本場メキシコではトゥナ味のアイスクリームも味わえます。
まとめ
メキシコの果物は私たちになじみの深い果物、そしてあまり聞きなれない果物までいろいろあります。
また、1年を通してさまざまな果物が収穫され、あらゆる時期に果物が楽しめます。
さらに、メキシコでは果物に唐辛子やライムなどを使う方法が一般的です。
このような方法は日本ではメジャーではないので、たいていの方が驚かれます。
しかし、このような果物の食べ方は、はまる人にははまるそうです。
そのため、一度試してみてはいかがでしょうか。