東南アジアの南部に位置する、ジャカルタが首都の「インドネシア」。インドネシアには珍しい果物や美味しい果物が豊富に揃っており、旬の時期になると店先にはカラフルな果物が山積みされます。そこで今回は、インドネシアで生産量が多い果物やインドネシア特有の珍しい果物など、インドネシアの果物事情についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
果物が美味しいインドネシア
南国インドネシアは、熱帯ならではの美味しい果物が豊富なフルーツ王国。
スーパーや屋台などでは様々な種類の果物が格安で購入でき、中には珍しいインドネシア特有の果物も売られているため、果物もインドネシアを訪れる楽しみの1つとなっています。
インドネシアには、パパイヤやパイナップル、バナナなど一年中市場に出回っている果物の他、ドリアンやランブータンなど季節ごとで味わえる南国フルーツもたくさん。
ちなみにインドネシアでは果物を食後に食べるという概念はなく、いつでも食べられるよう常備しており、お菓子を食べるように果物を食べているとか。
家の庭で果物が育つほど、インドネシアは日本とは違って果物は身近な存在なのです。
インドネシアで生産量が多い果物
このように、果物が豊富なインドネシアですが、生産量が多いのはどの果物なのでしょうか。
インドネシアで最も生産されている果物は「バナナ」です。
バナナは主にジャワ島で生産されていますが、スマトラ島(ランプン)のバナナも有名で、スマトラ島産のバナナを使ったバナナチップスなどはインドネシアのお土産として人気があります。
バナナに次いで生産量が多い果物は「マンゴー」。
マンゴーもジャワ島で主に生産されていますが、特に東ジャワ島での生産が盛んです。
特に東ジャワ島にある小さな町、プロボリンゴ(Probolinggo)は、旬の時期になると至るところにマンゴーが山積みされたお店が並ぶなど、マンゴーの町として有名です。
インドネシア特有の果物
では次に、インドネシア特有の珍しい果物についてご紹介します。
ドリアン
「果物の王様」と呼ばれている「ドリアン」。
食べたことはなくても、匂いが強烈な果物として知っている方も多いのではないでしょうか。
鋭いトゲをまとった表皮からは腐敗臭が漂い、中を割ると更に強烈な匂いを放ちます。
匂いとは裏腹に、果肉はクリームチーズな滑らかさで、口に入れると濃厚でねっとりとした甘さが味わえます。
ただ匂いが強烈なため、ホテルによっては持ち込み禁止の場合もあるのでご注意を。
マンゴスチン
「果物の王様」のドリアンと並び、「果物の女王」と呼ばれているのが「マンゴスチン」。
赤褐色の丸く固い表皮に覆われた実を割ると、中には柔らかくてとろけるような、上品な味わいの白い果肉が入っています。
「一度食べたら病みつきになる」と言わしめるほど、日本人好みの美味しい果物です。
ランブータン
まるで髪の毛が生えているかのようにモジャモジャした見た目が特徴的な「ランブータン」。
柔らかい皮を剥くと、中にはライチのような味とナタデココのような食感をした白い果実が顔を出します。
価格が安価で、民家の庭先でもランブータンの木が植えられていることから、インドネシアではポピュラーな果物の1つです。
ドゥク
茶色く、ピンポン球やゴルフボールのような丸い形をした果物「ドゥク」。
表面はツルッとしており、両手で中央につまみ上げるように力を入れると実がパカッと開き、中には小さい房に入って分かれて、半透明のゼリー状の白い実がいます。
ドゥクはビタミンが豊富で、程よい酸味と甘味が感じられる味わいはグレープフルーツによく似ています。
旅行の際に役立つ果物のインドネシア語
次に、旅行の際に役立つ果物に関連したインドネシア語をご紹介します。
果物をインドネシア語で言うと、
- バナナ/pisang
- パイナップル/nanas
- りんご/apel
- オレンジ/jeruk
- マンゴー/mangga
- パパイヤ/pepaya
- ランブータン/rambutan
など。
よく使われるフレーズとして覚えておくと便利なのが、
- おはようございます/Selamat pagi.(スラマッ パギ)
- ありがとう/Terima Kasih.(トゥリマ カスィ)
ぜひ覚えてみてください。
インドネシアから日本への果物の持ち込みはNG
インドネシアで購入した美味しい果物をお土産として日本へ持ち込みたくなりますが、基本的に、海外から日本への果物や野菜などの持ち込み法律で厳しく制限されています。
これは、海外からの病害虫を防ぐためです。
違法に持ち込むと、重い罰則の対象になるので注意しましょう。
まとめ
今回は、珍しい果物も多い南国インドネシアの果物事情についてご紹介しました。
インドネシアでしか味わえない果物がたくさんありますので、旅行の際はぜひご賞味ください。