【高糖度の甘いレモン11品種】糖度や味の特徴もご紹介

最終更新日:2024/09/03

【高糖度の甘いレモン11品種】糖度や味の特徴もご紹介

レモンといえば、酸っぱい果物の代表格でしょう。
しかし、すべてのレモンに強い酸味があるわけではありません。
この記事では、糖度が高い甘いレモンの品種についてまとめました。
糖度や味の特徴などについてもご紹介します。

糖度12度の甘いレモンの品種【レモネード】

負け惜しみを意味する、「酸っぱい葡萄と甘いレモン 」ということわざもありますが、一般的にレモンは酸っぱいもの、というイメージがあります。
しかし、ここでご紹介するレモネードという品種は、そのようなレモンのイメージが覆るレモンです。

静岡県で生産されるレモンの新品種、レモネードの糖度は、なんと12度。
一般的に、レモンの平均糖度は、7度から8度と言われています。
平均糖度と比べて、非常に高い糖度と言えるでしょう。

レモネードは、爽快なレモンの香りを楽しみながら、高い糖度の甘い果肉を味わえる品種です。

糖度10度の甘いレモンの品種【スイートレモネード】

スイートレモネードは、主にニュージーランドで栽培されている甘いレモンです。
糖度が10度と高く、甘夏とみかんを足したような味と言われます。
しかし、しっかりとレモンの爽やかな風味も味わうことができますよ。
手でむけるレモンとして、大変注目されている品種です。

ジャンボな甘いレモンの品種【ポンテローザ】

ポンテローザは、酸味がマイルドな大型のレモンです。
大きさは、普通のレモンの約4倍。
重さは500gほどにもなり、「ジャンボレモン」や「大実レモン」とも呼ばれます。

酸味が穏やかで、果肉部分も多いのが特徴です。
そのため、ジャムやレモンゼリー、レモンクリームを使った洋菓子などによく利用されます。

イラン原産の甘いレモンの品種【スイートレモン】

スイートレモンは、イランが原産の酸味のないレモンです。
イランでは、「甘いレモン(リームー・シーリーン)」と呼ばれています。
ビタミンCが豊富で、「柑橘類の王様」と呼ばれており、イランでは冬に不可欠な果物として重用されているそうです。

スイートレモンは、1本で実をつけます。
ご自宅で栽培してみたい方は、苗木を購入して育ててみてはいかがでしょうか。

オレンジ色の甘いレモンの品種【マイヤーレモン】

メイヤーレモンとも呼ばれ、オレンジとのレモンをかけ合わせて生まれたとされる品種です。
やや大きめで丸みを帯びた形をしており、果皮の色はオレンジ色をしています。

一般的なレモンに比べて酸味や苦味が少なく、糖度も高めです。
薄い皮は食べることができ、皮ごと料理やスイーツなどにも利用できます。

三重県や兵庫県で栽培されているほか、ニュージーランドやカリフォルニアからも輸入されている品種です。

小ぶりで甘いレモンの品種【ラフマイヤーレモン】

ラフレモンとマイヤーレモンをかけ合わせて誕生したのが、ラフマイヤーレモンです。
酸味がマイルドで、柔らかな風味が楽しめます。

重さは80gと小ぶりなレモンですが、果汁が多くジューシーです。
病気に強いため、はじめてレモン栽培にチャレンジする、という方にも適しています。

マイヤーレモン系列の甘いレモンの品種【菊池レモン】

菊池レモンは、八丈島や小笠原で栽培されている品種です。
八丈島産のものは、樹上で黄色くなるまで完熟させて、「八丈フルーツレモン」とも呼ばれます。

また、小笠原産のものは皮が緑色で薄く、爽やかな香りが強いのが特徴で、別名「島レモン」とも呼ばれ出荷されています。

系統はマイヤーレモンに属し、マイルドな食味で苦味もありません。
果重が200gから400gになる、大玉品種です。

果汁が多く甘いレモンの品種【アレンユーレカレモン】

ユーレカレモンの枝変わり品種が、アレンユーレカレモンです。
アレンユーレカレモンは、糖度が高く豊かな香りがします。
普通のレモンの2倍と言われる果汁の多さも特徴です。

ユーレカレモンは強い酸味がありますが、アレンユーレカレモンは糖度が高いのでマイルドな食味を楽しめます。

日本生まれの甘いレモンの品種【璃の香】

璃の香(りのか)は、リスボンレモンと日向夏(ひゅうがなつ)をかけ合わせて静岡県で誕生した日本生まれのレモンです。
酸味が少なくまろやかな味で、果汁の糖度は9度前後です。

皮が薄いので、手でむいて食べることができます。
重さが200gと大きくなる品種で、中には500gを超えるものもあるようです。

種がなく甘いレモンの品種【イエローベル】

イエローベルは、広島県生まれの酸味の少ないレモンです。
美しい黄色をしており、形がベルのようなので、イエローベルと名付けられました。
種がほとんどないことも特徴で、はちみつ漬けやジュース、ジャムなどにも適しています。

ジューシーで甘いレモンの新品種【レモン21】

レモン21は果汁が多く、高い糖度で香りも良い、新品種のレモンです。
一般的なレモンと比べると、果汁が2倍多いと言われます。
酸味が少なく果汁が多いので、ジュースなどにするのに最適です。

レモン21は、栽培が簡単と言われています。
鉢植えでも育つので、レモン栽培に慣れない方にもおすすめです。

まとめ

酸味が少なく、甘く美味しいレモンの品種を11種類ご紹介しました。
この中で最も甘い品種は、糖度12度と言われる「レモネード」でしょう。
ちなみに、レモンの中で最も酸味があると言われているのは、赤レモンや姫レモンと呼ばれている小さなオレンジ色のレモンです。

レモンは品種によって糖度や酸味が大きく異なるので、自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
今回ご紹介したレモンを参考に、ぜひお気に入りのレモンを見つけてください。

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