レモンと言えば、「酸っぱい」イメージがありますよね。
しかし、多くのレモンの品種の中でも「酸っぱくない」レモンがあることをご存じでしょうか?
この記事では、酸っぱくないレモンの品種のひとつ、レモネードレモンについて、味の特徴など詳しくご紹介します。
また、レモネードレモンの育て方なども詳しお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
レモネードレモンとはどのような品種?
レモネードと聞いて思い浮かぶものといえば、レモン果汁と砂糖、水を混ぜた甘酸っぱい飲み物ですよね。
実は、最近レモネードレモンという名前の柑橘類が人気を集めています。
このレモネードレモンは、私たちが普段口にする飲み物「レモネード」とは異なる、果物そのものの名前です。
それでは、レモネードレモンとはどのような果物なのでしょうか。
レモネードレモンは、レモンとオレンジを掛け合わせた柑橘類です。
レモンの品種には雑種が多く、レモネードレモンもそのひとつです。
原産国は不明ですが、日本での栽培も増えてきています。
現在、日本での主な生産地は静岡県で、スイートレモネードの名で売られています。
酸っぱくないレモンの品種レモネードレモンの味や特徴
レモンとオレンジを掛け合わせたレモンの品種、レモネードレモン。
その見た目は完全にレモンですが、通常のレモンと比べて酸味が少なく、甘みが強いため、そのまま食べられる珍しい品種です。
このように、レモネードレモンは甘みのあるレモンの品種なので、食べ方のバリエーションは豊富です。
例えば、そのまま食べる、もしくはカットしてヨーグルトやサラダなどのトッピング、ジャムやマーマレード、焼き菓子の材料としても使えます。
レモネードレモンの成分は他のレモンの品種とほぼ同じ
レモネードレモンは、他のレモンの品種と比べてビタミンCやクエン酸、ポリフェノールやリモネンなどの成分が豊富に含まれています。
その中でも特に果皮に多く含まれるポリフェノールやリモネンは、普通のレモンでは皮ごと食べることがあまりありません。
しかし、レモネードレモンなら、皮ごと食べやすいので、こうした成分を効率よく摂取することができます。
レモネードレモンを丸ごと使用したレシピ
皮にも栄養が豊富なレモネードレモン。
せっかくなら、まるごと食べられるレシピも知っておくとお得です。
そこでおすすめのレシピは、マーマレードです。
皮ごと煮詰めるマーマーレードなら、レモネードレモンの成分をしっかり摂ることができます。
作り方はとても簡単です。
まず、レモネードレモンを皮がついたままカットします。
カットの仕方はお好きな形でOKです。
次に、レモネードレモンの量の半分程度の砂糖を加えて煮詰めます。
このとき、お好みではちみつなどを入れると風味が変わります。
煮詰めた後は、煮沸消毒などをした瓶に詰めて完成です。
また、保存性を高めるには、砂糖の量を多くすると良いでしょう。
輸入レモンを使う時には
レモネードレモンは、国産と外国産があります。
国産のレモネードレモンなら、農薬の使用状況がわかりやすく表示されています。
しかし、輸入のレモネードレモンの場合、表示が不十分だったり、表記されている言語がわからない場合もあります。
そのような場合は、塩や熱湯、そして重曹で洗うことがおすすめです。
また、野菜専用の洗剤で洗う方法も有効です。
レモネードレモンの購入方法
レモネードレモンを栽培している農家はまだ多くはなく、流通も限られている果物です。
そのため、レモネードレモンを購入するなら、生産地である静岡県内の直売所や道の駅、あるいはネット通販での購入がおすすめです。
また、熊本県ではふるさと納税の返礼品としてレモネードレモンを採用しています。
ただし、名称は「スイートレモネード」と表記されています。
レモネードレモンの育て方
レモネードレモンは、1本の苗木から育てられるので、栽培しやすいことから、家庭菜園に人気があります。
ただし、耐寒性がないため、地植えをするなら、関東以南の暖かい地域がよいでしょう。
北海道や東北などの寒い地域では、鉢植えで室内での栽培をおすすめします。
レモネードレモンは、日当たりの良い場所で、多少湿気のある土を好みます。
植え付け時期は、3〜4月頃がおすすめです。
水やりは、土の表面が乾いたら与えましょう。
収穫時期は、定植してから1〜3年後の10月〜11月頃です。
そのため、苗木を購入するときは、2年目で剪定済みのものを選ぶと育てやすいですよ。
まとめ
レモネードレモンは、酸味が少なく糖度の高いレモンの品種のひとつです。
そのため、レモンほどの酸っぱさがないので、まるごと食べられます。
もし、レモンの酸っぱさが苦手な方は、ぜひレモネードレモンを試してみてください。
新しいレモンの楽しみ方を発見できるかもしれません。