りんごの生産量日本一として有名な青森県では、栽培されているりんごの品種もとても多いです。そこでこの記事では、青森県で栽培されているりんごの品種数をはじめ、青森県産の赤りんごと黄色りんごの品種一覧をご紹介します。また、青森県産りんごの希少品種についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
青森県で栽培されているりんごの品種数
生産量日本一を誇るりんごの名産地として有名な青森県。
りんごには、味はもちろん、形や大きさ、色などさまざまなものがあります。
その品種数は、世界中で約15,000種、日本では約2,000種類と言われています。
では、国内生産量トップを誇る青森県で栽培されているのは何種類くらいだと思いますか?
青森県の試験場では約300種類、県内では約50種類の品種が栽培されています。
そのうち「ふじ」「つがる」「王林」「ジョナゴールド」といった青森県を代表する4種類をはじめ、「紅玉」や「世界一」など約40種類が市場に出荷されています。
さすが、りんご王国・青森県では、栽培されている品種数もとても多いですね。
収穫時期は大まかに4種類に分けられ
- 極早生種:8月上旬以降
- 早生種:9月上旬ごろ
- 中生種:9月下旬から10月ごろ
- 晩生種:11月上旬以降
と、収穫期によって、他の地域よりも長くおいしい旬のりんごを楽しむことができます。
青森県産の赤りんごの品種一覧
では、ここではまず青森県で栽培されれいる主な赤りんごの品種を一覧でご紹介します。
- ふじ:シャキシャキした食感と豊富な果汁、甘さと酸味のバランスが抜群。
- サンふじ:甘さ・酸味・食感の三拍子がそろうりんご。
- 早生ふじ:「ふじ」より2週間~3週間程度早く収穫できる「ふじ」の早熟系統。
- つがる:果汁豊富で甘みが強く、酸味が少ないのが特徴。
- ジョナゴールド:アメリカ生まれの品種で、ジュースなどの加工品としても人気。
- 紅玉(こうぎょく):甘酸っぱくジュースやお菓子などの加工品に最適。
- 世界一:甘みが強く、サイズが500g程度と大きいことからその名が付きました。
- 陸奥(むつ):大玉で硬めの果肉は香りが強く、加工にも適しています。
- 北斗:甘みが強く、蜜がよく入ります。
- 未希(みき)ライフ:歯ごたえが良く、さっぱりとした甘さが魅力
- シナノスイート:その名の通り甘いりんご。
青森県産の黄色りんごの品種一覧
続いては、青森県産の人気の黄色りんごの品種を一覧でご紹介します。
- トキ:果汁が豊富で、完熟すると甘さと酸味のバランスが最高
- 金星(きんせい):甘みが濃厚でジューシーなりんごです。
- 王林:酸味がほとんどなく、独特の甘い香りが◎。
- 名月(ぐんま名月):甘味が強く蜜入りです。
- きおう:果肉は硬めで果汁が多く、甘みと酸味のバランスが絶妙。
- シナノゴールド:糖度が高く、適度な酸味が特徴です。
- 星の金貨:甘く、皮が薄いので、皮ごと食べられます。
りんごと言えば、真っ赤なものを思い浮かべますが、品種改良が進み、黄色りんごにも甘くておいしいものがたくさんそろっています。
青森県産りんごの希少品種
青森県では、市場にはあまり出回ることのなり希少な品種のりんごも存在し、ネット通販などで購入可能なものあります。
ただし、多くは数量限定での販売となるので、気になる方はぜひチェックしてください。
ここではおすすめの5品種をご紹介します。
みっつちゃん
究極の蜜入りりんごとも言われ、とにかく蜜が豊富。
サイズはやや小ぶりの見た目も可愛らしいりんごです。
はるか
蜜が溶け込んだ甘みがたっぷりのりんご。
酸味が少なく、シャキシャキとした食感とまろやかな香りが◎。
もりのかかがき
果汁が豊富でサクサクとした食感が魅力の「もりのかがやき」。
とてもジューシーで甘く、酸味控えめです。
このほか
- 酸味のあるりんごが好きな方に人気の「彩香(さいか)」
- 霜降りのように蜜が入った「おいらせ」
も、一般的に流通しているりんごよりはやや高級ですが、時期によりネット通販可能。
ぜひ試していただきたい一品です。
まとめ
この記事では、青森県産のりんごの品種についてたっぷりとご紹介してきました。
青森県と言えばりんごが有名なのは皆さんご存じですが、青森県産で栽培されているりんごの品種は50種類にも及びます。
また流通している種類も40種類ととても多いことをお分かりいただけたと思います。
あまりにも品種が豊富なため、この記事で初めて知った銘柄があったという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、青森県にはほとんど流通していない希少な品種のりんごも存在しています。
これらは数量限定にはなるものの、ネット通販で購入できるものもあるので、ぜひりんご好きの方は一度味わってみてはいかがでしょう。