【やから始まる果物】6種類の果物の特徴と栄養成分について

最終更新日:2024/11/04

【やから始まる果物】6種類の果物の特徴と栄養成分について

やから始まる果物は、自生しているもの、そして人の手によって栽培されているものなどさまざまです。
この記事では、やから始まる果物の名前、さらに、その特徴や栄養成分などについて詳しくご紹介します。

しりとりや、山手線ゲームなど、言葉を使った遊びをされるときに参考にしてください。

やから始まる果物「ヤマブドウ」

やから始まる果物、一つ目は、山に自生する小さな果実のヤマブドウ。
ワインやジュースになることの多いこのヤマブドウはそのままの実を食べた方は少ないと思います。

ヤマブドウは古事記に登場するほど、日本に古くから生息しています。
さらに、海外にルーツを持たないので、日本オリジナルの品種といえます。
このヤマブドウは北海道や本州の山間部に自生し、6年の歳月を経て実ります。
気になるヤマブドウの味はとても酸味と渋みがあるので、生食されるときは覚悟が必要です。

実はヤマブドウは冬眠に入る前のクマが食べるほど栄養が豊富な果物です。
その栄養成分はブドウ特有のポリフェノールの他、鉄分やカルシウム、カリウムが含まれています。
さらに、ベータカロテンやビタミンEも多く、一般的なブドウよりも栄養が豊富です。

やから始まる甘酸っぱい果物「ヤマモモ」

赤く丸い実がかわいらしい、山に自生し、庭木や街路樹にも多いヤマモモ。
このヤマモモは春に小さな花を咲かせ、初夏に赤い実をつけます。
また、高知県の花、そして徳島県の木に指定されています。

最近のスーパーの店頭などで見かける機会のないヤマモモは非常に傷みやすい果物です。
そのため、購入するチャンスがあればすぐに食べる、もしくは冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。
また、ヤマモモは生食で甘酸っぱさを楽しむのが1番ですが、シロップ漬け、ジャムやシャーベット、ゼリーにも向いています。

ヤマモモに含まれる栄養成分は、主に抗酸化作用が期待できるビタミンC。
さらに、葉酸やマグネシウムなどのミネラルを多く含みます。
また、ヤマモモの甘みは主にブドウ糖で、身体に必要なエネルギーとして活躍します。
その他に、ヤマモモの実を赤くする成分はアントシアニンなどで、抗酸化作用、そして筋肉の疲労を抑制する働きがあります。

やから始まる群馬生まれの果物「やよいひめ」

2005年に品種登録された比較的新しいいちごの品種、やよいひめ。
一般的に12月頃から収穫の時期を迎えるいちごは、3月頃には品質が低下しやすいと言われています。
しかし、このやよいひめは、3月を迎えてもおいしさや品質を維持しています。
そのため3月を意味する「弥生」がその名の由来です。

やよいひめの特徴は、明るめの赤色で、甘みが強く、酸味が少ない味です。
さらに、大粒のものが多いので、食べ応えがあります。

一般的にいちごにはビタミンCが多く含まれています。
その中でもやよいひめは他の品種よりも少し多くこのビタミンCがあります。
さらに、ポリフェノールも多く、生活習慣病の予防などが期待できます。
ちなみに、いちごを7粒食べると、1日に必要なビタミンC量を補えます。

やから始まる果物「やたか」

りんごの品種のひとつ、ふじが枝変わりした品種のやたかは、秋田県増田町で発見されたりんごです。
他の品種と比べると比較的に実が大きく、ちょうど良い硬さが人気です。
また、酸味が弱く、甘みが強いので、生食で食べるのがおすすめです。

やたかは、10月頃に収穫の時期を迎え、ふじの収穫よりも早い時期に出回ります。
カリウムが多い、やたかをはじめとしたりんごは、他にもさまざまな栄養成分が含まれます。
その栄養成分のひとつが、胃腸の働きや殺菌作用に効果のある有機酸です。
また、りんごの皮にはコレストロールの抑制に効果のあるペクチン。
そして、同じく果皮にはポリフェノールが多く含まれています。

やから始まる中国の果物「ヤーリー(鴨梨)」

やから始まる果物、中国梨の品種のひとつヤーリーは、見た目は洋梨、そして、食感はシャキシャキした和梨に近い果物です。
日本国内でヤーリーを栽培している産地は岡山県の雄神地区のみです。
また、収穫されたヤーリーは岡山県内で消費されることが多く幻の梨とも呼ばれます。

ヤーリーの1番の魅力、それは独特の香りです。
とても香りが強いので、芳香剤に使う人もいるそうで、レモンに似たすっきりとした香りがします。
また、味は甘さが控えめで果汁が多いところが特徴です。

ヤーリーなどの中国梨に分類される果物は、食物繊維やカリウムが多く含まれます。
そのため、便秘がちの方や、高血圧の方にとてもおすすめです。

やから始まる美しい花が咲く果物「山形3号」

昭和初期から栽培されている歴史のある山形3号はあんずの品種のひとつです。
主な産地はその名の通り山形県で、6月下旬に収穫時期を迎えます。

山形3号は甘みはありますが、酸味が強いので、ジャムや干しあんずで楽しむ方法がおすすめです。
また、山形3号は花が美しいことでも有名で、淡いピンクの花が咲きます。
ちなみに、あんずの花言葉は「乙女のはにかみ」や「臆病な愛」です。

あんずにはベータカロテンやカリウムが多く含まれています。
さらに、リンゴ酸やクエン産も多く、疲労回復や血流を良くする効果が期待できます。

まとめ・やから始まる果物一覧

それでは最後にやから始まる果物を一覧でおさらいしましょう。

  • ヤマブドウ
  • ヤマモモ
  • やよいひめ
  • やたか
  • ヤーリー
  • 山形3号

上記以外にも、これからの品種改良で、やから始まる果物は増える可能性があります。

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