しりとりで「す」から始まる言葉が続いて、困った経験はありませんか?
そこで今回は、「す」 から始まる果物を12種類ご紹介します。
果物にまつわる豆知識もお伝えしますので、ぜひしりとりや山手線ゲームなどで役立ててみてください。
メジャーな「す」 から始まる果物3種
最初に、「す」から始まるメジャーな果物を3つご紹介します。
スイカ
しりとりで「す」が出た時に、スイカと答える方も多いのではないでしょうか。
夏の果物を代表するスイカですが、スイカが野菜か果物かで悩む方もいるようです。
結論から言えば、実はスイカは、野菜に分類されています。
ではなぜ、一般的にスイカが果物として扱われているかというと、生産者側では栽培方法によって野菜に分類されていますが、消費者側からみた視点では果物として扱われるからです。
そのため、スイカは、果実的野菜とも言われています。
スイカは全国各地で栽培されていますが、なかでも熊本県では、大玉・中玉・小球など、多くの品種のスイカを栽培しています。
すもも
初夏〜夏にかけて作られている、すもも。
桃に比べて酸味が強いことから「すもも」と呼ばれるようになったという説もあります。
すももは大きく分けて、以下の2種類に分類されます。
- 日本すもも(プラム)
- 西洋すもも(プルーン)
一般的に、生のすもも類をプラム、生食の他、ドライフルーツやジャムなど加工品として栽培される西洋すももをプルーンと呼ぶことが多いようです。
国内では山梨県をはじめ、和歌山県、長野県、山形県などで生産されています。
プルーンの代表的な品種「スタンレイ」
40~50gほどの楕円形で、見た目は巨峰のような濃紫色です。
黄緑の果肉はジューシーで弾力性があり、程よい甘さがあります。
ストロベリー
いちごの英語名、ストロベリー。
いちごは先程ご紹介したスイカと同じく、実は野菜に分類されています。
スイカ同様、消費者側からみた視点では果物として扱われ、果物として食べられていることから、果物的野菜とも呼ばれています。
いちごは200〜300個の実が1つになった集合果で、表面のつぶつぶは種ではなく、その一つ一つが果実です。
いちごはビタミンCの他、葉酸やアントシアニンが豊富に含まれています。
「す」 から始まる果物−柑橘系4種
次に、「す」 から始まる、柑橘系の果物を4つご紹介します。
スウィーティー
スウィーティーは、「ブンタン」と「グレープフルーツ」を掛け合わせて誕生した果物で、鮮やかな緑色の果皮が特徴です。
しかし、その見た目とは異なり、甘みが強く、グレープフルーツのような苦味もありません。
スウィーティーの旬は、11月〜2月頃の冬の時期です。
スーパーでも購入できますが、取り扱わないお店も多いため、スウィーティーを購入したい場合は、コストコやネット通販で購入するといいでしょう。
すだち
そのまま果実を食べるというよりも、香りや酸味の特徴を活かして、薬味や調味料として使うことが多いすだち。
徳島県が特産で、徳島県の徳島市、神山町、佐那河内村、阿南市などで栽培されており、旬は8月上旬〜10月です。
薬味として料理を引き立ててくれるすだちは、レモンと比べてカルシウムやカリウムが2.5倍、ビタミンAも豊富に含まれています。
スタールビー
スタールビーは、グレープフルーツの品種の1つで、アメリカが原産の果物です。
日本では、愛知県の知多半島など、一部地域でも栽培されています。
しかし、そもそもスタールビーの流通は少なく、主にアメリカのカリフォルニア産や南アフリカ産のものが輸入されています。
旬は4月〜6月頃です。
一般的なグレープフルーツとは異なり、果皮は濃いオレンジ色、中の果肉部分は濃いルビー色をしています。
酸味や苦味が少なく、甘みが強いのが特徴です。
スイートスプリング
スイートスプリングは、「上田温州」に「八朔(はっさく)」を交配して作られた果物です。
栽培が難しいことから生産量が少なく、あまり見かけることがない珍しい果物です。
外皮は厚くゴツゴツしているので、手で剥くのではなく、櫛形にカットして食べるのが一般的です。
「スイートスプリング=甘い春」の名の通り、苦味や酸味はなく、爽やかな甘さと香りが魅力の果物です。
「す」 から始まる珍しい果物−スターアップル
アップルと名がついていますが、スターアップルは、りんごの品種ではありません。
中央アメリカ、フィリピン、タイなどに自生している、日本ではほとんど見かけない珍しい果物です。
直訳すると、「星のりんご」ですが、形がまん丸で見た目がりんごに似ています。
横半分にカットすると星のような形が現れることから名付けられたようです。
果皮は暗紫色と緑色の2種類あり、一般的な品種は暗紫色です。
中心の柔らかいゼラチン質のところが食べられます。
味は甘く、スプーンなどですくって食べます。
「す」 から始まる果物はブルーベリーの品種にも
次に、「す」 から始まるブルーベリーの品種をご紹介します。
スパルタン
ブルーベリーの中でも人気に品種、スパルタン。
果実は大きなもので100円玉になるほど大粒です。
見た目も美しく、さっぱりとした甘さの中にもブルーベリーらしい酸味も感じられる美味しさがあります。
その存在感から、「ブルーベリーの王様」とも呼ばれています。
栽培が非常に難しく、希少価値の高い品種の1つです。
スプリングワイド
スプリングワイドは、農林水産省登録品種及び、フロリダ大学契約品種で、許可なく販売・譲渡が禁止されている品種です。
旬は6月中旬~7月上旬です。
酸味が少なく甘みが強いことから、摘み取り園に向いている品種です。
また、輸送性・貯蔵性が良いことから、出荷にもよい品種とされています。
まだある「す」 から始まる果物
最後に、「す」 から始まる果物、ぶどうのスカッパーノンと、西洋梨の、スタークリムソンについてご紹介します。
スカッパーノン
スカッパーノンは、アメリカ原産の品種で、果実は黄緑色(または紫色等)、皮が厚く大粒なのが特徴です。
味は巨峰に近く、コクのある甘さが美味しいぶどうです。
スタークリムソン
アメリカ産生まれの西洋梨で、早生種の1つスタークリムソン。
珍しい品種で、色は濃い暗紅色でやや細長く、甘さとバランスが良い洋梨です。
なめらかでとろけるような食感と、たっぷりの甘い果汁が楽しめます。
まとめ
今回は、「す」 から始まる果物について、すぐに思い浮かぶメジャーな果物から、あまり聞いたことがない珍しい果物まで12種類ご紹介しました。
しりとりなどで、「す」の言葉で悩んだ時に役立てていただければ幸いです。
また、珍しい希少な果物もありましたので、ぜひお取り寄せして実際に味わってみてはいかがでしょうか。